BOOK

『少年タイムカプセル』

一条真也です。故ジャニー喜多川氏の性加害問題でジャニーズ事務所が大揺れです。そんな中、「ジャニー喜多川の最高傑作」と呼ばれた少年隊の錦織一清著『少年タイムカプセル』(新潮社)を読みました。現在は演出家・俳優である著者は、1965年東京都生…

『女帝 メリー喜多川』

一条真也です。『女帝 メリー喜多川』小菅宏著(青志社)を読みました。ブログ『異能の男 ジャニー喜多川』で紹介した本の続編です。メリー喜多川は、ジャニー喜多川の実姉です。本書はメリー死去後の2022年に刊行されました。著者は、作家。東京都出身…

『異能の男 ジャニー喜多川』

一条真也です。大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年に死去)から所属していたタレントが性被害を受けた疑いが浮上している問題が大きな波紋を呼んでいます。発端は、イギリスの大手メディアであるBBCが今…

『証言 武藤敬司』

一条真也です。『証言 武藤敬司』宝島プロレス取材班(宝島社)を読みました。「平成プロレスを支配した『天才レスラー』の光と影」というサブタイトルがついています。宝島社のプロレス証言シリーズの最新刊です。 本書の帯 本書の帯には、「ガチンコ最強説…

『骨の髄まで』

一条真也です。『骨の髄まで』武藤敬司著(ベースボール・マガジン社)を読みました。「武藤敬司のラストメッセージ」というサブタイトルがついています。本書は「週刊プロレス」に2021年4月28日号から連載された「武藤敬司の骨の髄まで」をもとに、…

『平成マット界 プロレス団体の終焉』

一条真也です。『平成マット界 プロレス団体の終焉』高崎計三著(双葉社)を読みました。著者は1970年、福岡生まれ。ライター、編集者。大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。まんだらけを経て、2002年より有限会社ソリタリオ代表。プロレス…

『老害の壁』

一条真也です。『老害の壁』和田秀樹著(x‐knowledge)を読みました。著者は1960年、大阪府生まれ。精神科医。老年医学の専門家。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現…

『老人入門』

一条真也です。『老人入門』和田秀樹著(ワニブックス)を読みました。「いまさら聞けない必須知識20講」というサブタイトルがついています。著者は1960年、大阪府生まれ。精神科医。老年医学の専門家。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院…

『ソーシャルイノベーション』

一条真也です。『ソーシャルイノベーション』雄谷良成監修、竹本鉄雄編著(ダイヤモンド社)を読みました。「社会福祉法人佛子園が『ごちゃまぜ』で挑む地方創生!」のサブタイトルがついています。 ブログ「Share金沢」、ブログ「Share金沢ツアー…

『供養には意味がある』

一条真也です。111冊目の一条本となる『供養には意味がある』(産経新聞出版)の見本が届きました。「日本人が失いつつある大切なもの」というサブタイトルがついています。 『供養には意味がある』(産経新聞出版) 本書の帯 本書の帯には、昨年にお亡く…

『真の安らぎはこの世になく』1

一条真也です。金沢に来ています。『真の安らぎはこの世になく―シン・仮面ライダー ―SHOCKER SIDE―』第1巻(集英社ヤングジャンプコミックス)を読みました。藤村緋二(著)、山田胡瓜(著)、庵野秀明(著)、石ノ森章太郎(原著)、八手三郎(…

『アウターQ』

一条真也です。『アウターQ』澤村伊智著(祥伝社)を読みました。「弱小Webマガジンの事件簿」がサブタイトルです。 本書の帯 本書の表紙カバーには、夜の公園にいる2人の人物が描かれており、帯には「駆け出しの貧乏ライター湾沢陸男―この男の行くとこ…

『怪談小説という名の小説怪談』

一条真也です。『怪奇小説という名の小説怪談』澤村伊智著(新潮社)を読みました。ホラー短編集ですが、全7編のうちの5篇は非常に怖かったです。一連の著者のホラー作品を読むうちに「この人は、長編よりも短編向きではないか」と思ってきましたが、本書…

『怖ガラセ屋サン』

一条真也です。『怖ガラセ屋サン』澤村伊智著(幻冬舎)を読みました。著者には、ブログ『ぼぎわんが、来る』、ブログ『ずうのめ人形』、ブログ『ししりばの家』、ブログ『恐怖小説 キリカ』、ブログ『ひとんち 澤村伊智短編集』、ブログ『予言の島』、ブロ…

『邪教の子』

一条真也です。『邪教の子』澤村伊智著(文藝春秋)を読みました。現代日本において社会問題になっているカルト宗教をテーマにした小説ということで楽しみにしていましたが、面白くなくことはないのですが、どんでん返しで読者を驚かせようという著者の想い…

『ウェルビーイング・マネジメント』

一条真也です。『ウェルビーイング・マネジメント』加藤守和著(日本経済新聞出版)を読みました。著者は、一橋大学経済学部卒。シチズン時計人事部を経て、デロイトトーマツコンサルティング、コーン・フェリー等に在籍。人事領域における豊富な経験をもと…

『むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました』

一条真也です。『むかしむかし あるところに ウェルビーイングがありました』石川善樹×吉田尚記著(KADOKAWA)を読みました。「日本文化から読み解く幸せのカタチ」というサブタイトルがついています。人気ポッドキャスト番組「ウェルビーイング ~旅…

『ウェルビーイング』

一条真也です。『ウェルビーイング』前野隆司・前野マドカ著(日経文庫)を読みました。共著者の2人は夫婦で、前野隆司氏は慶應義塾大学SDM研究科教授でウェルビーイングリサーチセンター長、一般社団法人ウェルビーイングデザイン代表理事、ウェルビー…

『現代スピリチュアリティ文化論』

一条真也です。『現代スピリチュアリティ文化論』伊藤雅之著(明石書店)を読みました。「ヨーガ、マインドフルネスからポジティブ心理学まで」というサブタイトルがついています。著者は、1964年名古屋市生まれ。1998年、米国ペンシルバニア大学大…

『開』

一条真也です。詩集『開』鎌田東二著(土曜美術社出版販売)を読みました。著者から献本していただきました。 ブログ『常世の時軸』で紹介した著者の第一詩集、ブログ『夢通分娩』で紹介した第二詩集、 ブログ『狂天慟地』で紹介した第三詩集から成る「神話…

『ファミリーランド』

一条真也です。『ファミリーランド』澤村伊智著(角川ホラー文庫)を読みました。「SFマガジン」に掲載された短篇に書き下ろしを加えた第19回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞受賞作ですが、ものすごく面白かったです! 著者は、ブログ『ぼぎわんが、来…

『予言の島』

一条真也です。『予言の島』澤村伊智著(角川ホラー文庫)を読みました。著者は、ブログ『ぼぎわんが、来る』、ブログ『ずうのめ人形』、ブログ『ししりばの家』、ブログ『恐怖小説 キリカ』、ブログ『ひとんち 澤村伊智短編集』で紹介した本の著者によるミ…

『ひとんち 澤村伊智短編集』

一条真也です。『ひとんち 澤村伊智短編集』澤村伊智著(光文社文庫)を読みました。著者は、ブログ『ぼぎわんが、来る』、ブログ『ずうのめ人形』、ブログ『ししりばの家』、ブログ『恐怖小説 キリカ』などで紹介した本を書いたホラー小説界の新鋭による短…

『とらすの子』

一条真也です。『とらすの子』芦花公園著(東京創元社)を読みました。ブログ『ほねがらみ』、ブログ『異端の祝祭』、ブログ『漆黒の慕情』などで紹介した小説を次々に発表し、ホラー界の新星となった著者の最新作です。著者は、東京都生まれ。2020年、…

『漆黒の慕情』

一条真也です。『漆黒の慕情』芦花公園著(角川ホラー文庫)を読みました。ブログ『異端の祝祭』で紹介したホラー小説の続編です。前作同様に、面白かったです。著者は、東京都生まれ。2020年、カクヨムにて発表した中編「ほねがらみ―某所怪談レポートー…

『異端の祝祭』

一条真也です。『異端の祝祭』芦花公園著(角川ホラー文庫)を読みました。民俗学カルトホラーとして話題の作品で、面白かったです。著者は、東京都生まれ。2020年、カクヨムにて発表した中編「ほねがらみ―某所怪談レポートー」がTwitterで話題と…

『ほねがらみ』

一条真也です。『ほねがらみ』芦花公園著(幻冬舎文庫)を読みました。数カ月前、小倉の大型書店クエストを久々に訪れたところ、店頭で『異端の祝祭』というホラー小説を見つけました。民俗学カルトホラーとのことで興味を引かれて購入しました。その作家の…

『#真相をお話しします』

一条真也です。早いもので今年も1月が終わり、2月になりました。『#真相をお話しします』結城真一郎著(新潮社)を読みました。話題になっている短編小説集ですが、びっくりするほど面白かったです。最近のホラー・ミステリー・SFといった分野の作家の…

『アントニオ猪木 闘魂の遺伝子』

一条真也です。『アントニオ猪木 闘魂の遺伝子』門馬忠雄著(文春新書)を読みました。著者は、1938年(昭和13年)、福島県相馬市生まれ。62年、東京スポーツ新聞社に入社。入社3年目からプロレス担当となり、年間200日は出張取材に赴いていたと…

『永遠の闘魂』 

一条真也です。『永遠の闘魂』瑞佐富郎著(standrds)を読みました。2022年10月1日、長い闘病生活の果てに遂に旅立った「燃える闘魂」アントニオ猪木の最後の日々について、本人と関係者の証言で綴った渾身のプロレス・ノンフィクションで、…