BOOK

『教養としての日本酒』

一条真也です。『ビジネスエリートが知っている 教養としての日本酒』友田晶子著(あさ出版)を読みました。著者は、ソムリエ、トータル飲料コンサルタント、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)理事、一般社団法人 日本のSAKEとWINE…

『教養としての着物』

一条真也です。『世界のビジネスエリートを魅了する教養としての着物』上杉恵理子著(自由国民社)を読みました。著者は、和装イメージコンサルタント。着物を着こなすための「和創塾 ~きもので魅せる もうひとりの自分~」主宰。東京下町出身で江戸っ子気質…

『教養としての歴史学入門』

一条真也です。『教養としての歴史学入門』加来耕三著(ビジネス社)を読みました。「ビジネスと人生に役立つ!」というサブタイトルがついています。著者は、1958年、大阪府生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、学究生活を経て、歴史家・作家として…

『ホラーの哲学』

一条真也です。ここ数日で、ブログ「Pearl パール」、ブログ「ヒッチハイク」、ブログ「ヴァチカンのエクソシスト」、ブログ「オールドマン」で紹介したホラー映画を立て続けに観ましたが、『ホラーの哲学』ノエル・キャロル著、髙田敦史訳(フィルムアート…

『猛き黄金の国 二宮金次郎』

一条真也です。『猛き黄金の国 二宮金次郎』上下巻、本宮ひろ志著(集英社)を読みました。上巻は「グランドジャンプ」(集英社)の2021年22号~22年4号、下巻は22年5号~11号まで連載されたものが収録されています。コミックを読んだのは、ブ…

『老害の人』

一条真也です。『老害の人』内館牧子著(講談社)を読みました。大変面白い小説でした。『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く著者「高齢者小説」第4弾です。第1弾の『終わった人』は ブログ「終わった人」で紹介した映画の原作小説…

『コンパッション』

一条真也です。『コンパッション』トゥプテン・ジンパ博士著、東川恭子訳(めるくまーる)を読みました。「慈悲心を持つ勇気が人生を変える」というサブタイトルがついています。版元は精神世界関連書を多く刊行している出版社で、わたしも若い頃に同社の本…

『カルト・オカルト』

一条真也です。『カルト・オカルト』左巻健男・鈴木エイト・藤倉善郎/編(あけび書房)をご紹介します。「忍びよるトンデモの正体」というサブタイトルがついています。 本書の帯 本書のカバー下部には「豪華執筆陣でカルト・オカルト、ニセ科学を徹底的に…

『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』

一条真也です。『嘘みたいな本当の話はだいたい嘘』ロマン優光著(コア新書)を読みました。陰謀論についての本ですが、何はさておいてもタイトルが抜群に良いですね。著者は、1972年高知県生まれ。早稲田大学第一文学部中退。ソロパンクユニット「プン…

『デマ・陰謀論・カルト』

一条真也です。『デマ・陰謀論・カルト』物江潤著(新潮新書)を読みました。「スマホ教という宗教」のサブタイトルがついています。著者は、1985年福島県喜多方市生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒。東北電力、松下政経塾を経て、現在は地元…

『謎解き「都市伝説」』

一条真也です。『謎解き「都市伝説」』ASIOS+廣田龍平著(彩図社)を読みました。「超常現象の懐疑的調査のための会」と説明が付けられたASIOSの名称は、「Association for Skeptical Investigation of S…

『コンパッション!』

『コンパッション!』(オリーブの木) 一条真也です。6月18日は「父の日」ですね。みなさん、お父さんに感謝の想いを伝えましょう!113冊目の一条本となる『コンパッション!』(オリーブの木)の見本がついに出ました。「老い・病・死・死別を支える…

『ウェルビーイング?』

『ウェルビーイング?』(オリーブの木) 一条真也です。112冊目の一条本となる『ウェルビーイング?』(オリーブの木)の見本がついに出ました。「個人・企業・社会が求める『幸せ』とは」というサブタイトルがついています。著者名ですが、「一条真也」…

『死者と霊性の哲学』

一条真也です。『死者と霊性の哲学』末木文美士著(朝日新書)を読みました。「ポスト近代を生き抜く仏教と神智学の智慧」というサブタイトルがついています。著者は、1949年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。現…

『死者と霊性』

一条真也です。『死者と霊性』末木文美士編(岩波新書)を読みました。「近代を問い直す」というサブタイトルがついています。わたしが日頃から愛読している気鋭の学者や評論家たちの座談会を収録した本で、非常に興味深く読みました。多くの学びと気づきを…

『神智学とアジア』

一条真也です。『神智学とアジア』吉永進一/岡本佳子/莊千慧編著(青弓社)を読みました。「西からきた〈東洋〉」というサブタイトルがついています。カバー表紙には、「オカルティズムからニューエイジ、現代のスピリチュアリティへと続く霊的な思想の要…

『神智学と仏教』

一条真也です。『神智学と仏教』吉永進一著(法蔵館)を読みました。著者は1957年生まれ。京都大学理学部生物学科卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は近代宗教史・秘教思想史。舞鶴工業高等専門学校人文科学部門教授を退任後、龍谷大学…

『新仏教とは何であったのか』

一条真也です。『新仏教とは何であったか』中西直樹著(法蔵館)を読みました。「近代仏教改革のゆくえ」というサブタイトルがついています。著者は1961年、三重県生まれ。88年龍谷大学大学院修士課程修了。京都女子大学事務職員・筑紫女学園大学人間…

『日本仏教の社会倫理』

一条真也です。『日本仏教の社会倫理』島薗進著(岩波現代文庫)を読みました。「正法を生きる」というサブタイトルがついています。著者から献本していただいた本です。著者は、宗教学者。東京大学名誉教授。日本宗教学会元会長。1948年、東京都生まれ…

『なぜ「救い」を求めるのか』

一条真也です。『なぜ「救い」を求めるのか』島薗進著(NHK出版)を読みました。著者から献本された一冊ですが、非常に面白くて出張中の飛行機の中で一気に読了しました。 本書の帯 帯には「『救い』を手がかりに、『宗教とは何か』を考えよう。」「キリ…

『悲嘆とケアの神話論』

一条真也です。献本いただいた『悲嘆とケアの神話論』鎌田東二著(春秋社)を読みました。サブタイトルは「須佐之男と大国主」です。著者は、1951年、徳島県生れ。宗教学・哲学。京都造形芸術大学教授、京都大学こころの未来研究センター教授、上智大学…

『死の海』

一条真也です。山も怖いが、海も怖い。ブログ『死に山』で紹介したノンフィクションに続いて、日本人が書いたノンフィクションの名作『死の海』後藤宏行著(洋泉社)を紹介します。「『中河原海岸水難事故』の真相と漂白の亡霊たち」を読みました。著者は、…

『死に山』

一条真也です。ゴールデンウィークが明けた5月8日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、これまでの「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。大きな区切りを感じますね。『死に山』ドニー・アイガー著、安原和見訳(…

『街とその不確かな壁』

一条真也です。『街とその不確かな壁』村上春樹著(新潮社)を読みました。発売日が拙著『供養には意味がある』(産経新聞出版)と同じ4月13日で、その日にアマゾンから届いたのですが、忙しかったのと672ページものハードカバーゆえに出張に持参する…

『少年タイムカプセル』

一条真也です。故ジャニー喜多川氏の性加害問題でジャニーズ事務所が大揺れです。そんな中、「ジャニー喜多川の最高傑作」と呼ばれた少年隊の錦織一清著『少年タイムカプセル』(新潮社)を読みました。現在は演出家・俳優である著者は、1965年東京都生…

『女帝 メリー喜多川』

一条真也です。『女帝 メリー喜多川』小菅宏著(青志社)を読みました。ブログ『異能の男 ジャニー喜多川』で紹介した本の続編です。メリー喜多川は、ジャニー喜多川の実姉です。本書はメリー死去後の2022年に刊行されました。著者は、作家。東京都出身…

『異能の男 ジャニー喜多川』

一条真也です。大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年に死去)から所属していたタレントが性被害を受けた疑いが浮上している問題が大きな波紋を呼んでいます。発端は、イギリスの大手メディアであるBBCが今…

『証言 武藤敬司』

一条真也です。『証言 武藤敬司』宝島プロレス取材班(宝島社)を読みました。「平成プロレスを支配した『天才レスラー』の光と影」というサブタイトルがついています。宝島社のプロレス証言シリーズの最新刊です。 本書の帯 本書の帯には、「ガチンコ最強説…

『骨の髄まで』

一条真也です。『骨の髄まで』武藤敬司著(ベースボール・マガジン社)を読みました。「武藤敬司のラストメッセージ」というサブタイトルがついています。本書は「週刊プロレス」に2021年4月28日号から連載された「武藤敬司の骨の髄まで」をもとに、…

『平成マット界 プロレス団体の終焉』

一条真也です。『平成マット界 プロレス団体の終焉』高崎計三著(双葉社)を読みました。著者は1970年、福岡生まれ。ライター、編集者。大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。まんだらけを経て、2002年より有限会社ソリタリオ代表。プロレス…