大谷翔平が結婚発表!

一条真也です。
如月晦日となる29日夕方、衝撃ニュースに接しました。なんと、あの大谷翔平選手が結婚したというのです。

ヤフーニュースより

 

大谷翔平 電撃結婚発表にSNSが大爆発『後頭部ぶん殴られるレベルの衝撃』、『何かショック』、『何が凄いって、結婚までパパラッチされなかったこと』相手は日本人女性 関連ワードでトレンド独占」というネット記事には、「米大リーグ・ドジャース大谷翔平投手が29日、自身のインスタグラムで結婚を報告した。文書の画像を掲載し『日は皆さまに結婚いたしました事を報告します』記した。『相手は日本人女性です』も記した。キャンプ中の突然の発表にSNSは衝撃が走り、『谷翔平の結婚に地球がびっくりしすぎてる』『齢的にそうかなって感じたけど なんかショック けどおめでとうですね』『何がすごいって、結婚までパパラッチされなかったことだよな』、『後頭部ぶん殴られるレベルの衝撃』と騒然となった」と書かれています。いやあ、本当に驚きましたね。


わずか10数分でXのトレンドは「大谷翔平」、「大谷さん」、「大谷結婚」、「日本人女性」、「結婚報告」、「オオタニサン」、「大谷選手」、「デコピン」と関連ワードで独占。大谷選手が投稿した文書には、「いつも温かい応援をいただきありがとうございます。シーズンも近づいておりますが本日は皆さまに結婚いたしました事をご報告させていただきます。新たなチームと新たな環境でのスタートとなりますが2人(1匹も)で力を合わせ支え合い、そしてファンの皆さまと共に歩んでいけたらと思っております。まだまだ未熟な点も多々あるかと思いますが温かく見守っていただければ幸いです。お相手は日本人女性です。明日の囲み取材で対応をさせていただきますので今後も両親族を含め無許可での取材等はお控えいただきますよう宜しくお願い申し上げます」と書かれていました。


大谷翔平といえば、今や最も人気者の日本人です。日本中が「大谷選手はどんな女性と結婚するのだろう?」と思っていました。松本人志の性加害報道などもあり、男女の出会いに良いニュースがなかった日本ですが、今回のビッグニュースは久々の明るい話題です。大谷選手は最近も「引退するまで結婚しない」などと語り、周囲にまったく女性の影も見えなかったので、「もしかして、女嫌い?」と同性愛者の可能性なども噂されたようですが、今回の一件でそれらの噂は吹っ飛びました。松本人志のダーティーなイメージとは正反対に、大谷翔平のイメージはどこまでもどこまでも、クリーンで爽やかですね。


今は「クリーンウォッシュ」の時代に入り、大相撲も歌舞伎も宝塚もジャニーズも吉本も、そして自民党も、すべてはこれまでの時代の中で見逃されてきたダークなことが清浄化されつつあります。大谷選手こそは、そんな「クリーンウォッシュ」時代のスーパースターだと言えるでしょう。ブログ「冠婚責任者会議」にも書いたように、結婚は人類存続あるいは民族存続のための究極の道です。大谷選手の結婚をきっかけに、日本でも多くのカップルが誕生することを願っています。最後に、大谷選手には心より「おめでとうございます!」と言いたいです。

2024年2月29日  一条真也

パーパスからアンビションへ

 

一条真也です。
これまで多くの言葉を世に送り出してきましたが、この際もう一度おさらいして、その意味を定義したいと思います。今回は、「パーパスからアンビションへ」です。



わたしは会社経営者ですが、何事も陽にとらえて、他者の幸せを願う志を掲げていれば、企業は必然的に発展していくものと確信しています。数年前、志は「パーパス」という言葉でビジネス界でも流行しました。それらによると、「パーパス(=企業の社会的存在意義)」は2020年代の最重要コンセプトだそうです。SDGs、気候変動、ESG投資、サステナビリティジェンダーギャップ、テクノロジーへの反発などを視野に入れ、社会課題の解決が戦略の中心に置かれる時代の、「利益の追求」と「社会を良くする」を両立させる新しいビジネスの形を追求することが求められています。



今、なぜこれほどパーパスに注目が集まるのか。それは、社会そのものが「意義化」しているからなのかもしれません。「パーパス」はサンレー創立55周年記念出版である『アンビショナリー・カンパニー』のテーマである「アンビション」との共通点も多いと言えます。しかしながら、わたし自身は、「パーパス(志)」を超えるものが「アンビション(大志)」であると考えています。かのクラーク博士は「ボーイズ・ビー・アンビシャス」と言いましたが、わたしは「カンパニーズ・ビー・アンビシャス」と言いたい。そして、基本がソーシャルビジネスである冠婚葬祭互助会ほど大志を掲げ、かつ、それを果たせる業界はないと思います。

 

わが社は「サンレーズ・アンビション」として、「天下布礼」を進めています。具体的には「社会貢献」「有縁社会再生」「老福社会実現」「グリーフケア」の4つのカテゴリーで数多くのプロジェクトを推進しています。最近、わが社の社会貢献事業が多大な注目を集めています。わが社の大志、すなわちサンレーズ・アンビションが次々に「かたち」となっており、話題を集めているのです。

「読売新聞」2022年12月6日朝刊

 

わが社では児童養護施設に入居している新成人に晴れ着などを提供し、記念写真の撮影を行っています。2021年から始めた取り組みで、2022年は年内に北九州市内7か所の児童養護施設から計20人が参加しました。2022年12月5日、児童養護施設「双葉学園」から4~7歳の園児や児童5人が小倉の松柏園ホテルで撮影に臨みました。着付けなどは無償で行われ、子どもたちは晴れ着を身にまとい、笑顔で写真に納まりましたた。同施設ケアワーカー室の籾井真由美担当係長は「今日の撮影が決まった時から、子どもたちはわくわくしてカウントダウンするなどしていた。記念に残ってありがたいし、子どもの成長にも感動できた」と話していました。

西日本新聞」2021年12月8日朝刊

 

さらに、わが社が指定管理者を務める天然温泉「ふるさと交流館 日王の湯」(田川郡福智町神崎)で「子ども食堂」を開催し、小中学生を無料招待しています。これらの活動は大きな話題となり、全国紙をはじめとしたマスコミ各社からも取材の申し込みが相次ぎました。取材ではよく、「なぜ、このような社会貢献事業をされるのですか?」という質問があります。わたしは、「わが社の本業である冠婚葬祭互助会はソーシャルビジネスだからです」とお答えしています。ソーシャルビジネスとは、高齢者や障がい者の介護・福祉、子育て支援、まちづくり、環境保護地域活性化など、地域や社会が抱える課題の解決をミッション(使命)として、ビジネスの手法を用いて取り組むもの。「人間尊重」としての礼の精神を世に広める「天下布礼」の実践です。

アンビショナリー・カンパニー』(現代書林)

 

晴れ着の無料レンタルは、儀式というわが社の本業というべきものの意味と価値を世に広く問うものです。七五三は不安定な存在である子どもが次第に社会の一員として受け容れられていくための大切な通過儀礼です。成人式はさらに「あなたは社会人になった」というメッセージを伝える場であり、新成人はここまで育ててくれた親や地域社会の人々へ感謝をする場です。長寿祝いも含めて、すべての通過儀礼は「あなたが生まれたことは正しい」「あなたの存在と成長をこの世界は祝福している」という存在肯定のセレモニーです。万物に光を降り注ぐ太陽のように、サンレーはすべての人に儀式を提供する志を抱いています。

 

2024年2月29日 一条真也

死を乗り越えるボブ・ディランの言葉

 

人生に後退は無い。
あなたの人生で起こること全てが、
あなたをゴールへと進ませている。
ボブ・ディラン

 

一条真也です。
言葉は、人生をも変えうる力を持っています。今回の名言は、ボブ・ディラン(1941年~)の言葉です。彼は、アメリカのミュージシャン、シンガーソングライター、詩人。グラミー賞アカデミー賞をはじめ数々を受賞し、ロックの殿堂入りも果たしました。2016年には、ノーベル文学賞を受賞。大きな話題となりました。



ボブ・ディランノーベル文学賞受賞は、歌詞が文学として評価された初めてのケースです。彼の代表作「風に吹かれて」に描かれた人生観に、世界は称賛を贈ったわけです。この曲で問われているのは人間の尊厳や反戦平和の願いにまつわる重要な疑問です。たとえば最初に出てくる「どれだけの道を歩けば、彼は人間と呼ばれるようになるのだろう」という一節は、人が置かれた不条理な状況全般についての疑問です。あるいは、道は旅や人生や練達という意味にとることもできるので、その場合は人間の成長をめぐる一般的な感懐がうたわれていると解釈できます。



1962年のレコードデビュー以来半世紀以上にわたり多大なる影響を人々に与えてきた彼は、今でも現役。「ネヴァー・エンディング・ツアー」と呼ばれる年間100公演ほどのライブ活動を中心にして活躍しています。「人生に後退はない」と言われれば、あるがままに存在する彼の生き方にシンクロしてきます。彼が言うゴールとは「死」のことでしょう。決して成功や栄誉ではないと思います。ましてや単に富を手にすることなどではないでしょう。



人間はいつかはゴールを迎えて、「天国の扉」を開きます。ノーベル賞を受賞した彼は、一時、消息不明でした。辞退か受賞が話題になったのはいかにも彼らしいエピソードです。実際、彼は授賞式にも姿を見せず、「どこ吹く風」でしたが・・・・・・。なお、このボブ・ディランの名言は、死を乗り越える名言ガイド(現代書林)に掲載されています。

 

 

2024年2月28日  一条真也

 

一条真也です。
たった一字に深い意味を秘めている文字は、世界でも漢字だけです。そこには、人のこころを豊かにする言霊が宿っています。その意味を知れば、さらに、こころは豊かになるでしょう。今回の「こころの一字」は、「贈」です。



異性・同性にかかわらず多くの人の心をつかむ者には、いわゆるプレゼント魔が多いようです。よく知られているのは、かのユリウス・カエサル。彼は多くの愛人がいましたが、借金をしてまで、自ら選んだ高価な品を彼女たちに贈るので、評判でした。名家出身という肩書きも、輝かしいキャリアも、特別な美貌もなかった若き日のカエサルですが、すらりと背は高く均整のとれた肉体と、生き生きとした黒い眼と、立居振舞いの争えない品位は、彼を、同年輩の若者たちの中でもひときわ目立つ存在にしたでしょう。

 

 

それに加えて、アイロニーとユーモアをふくんでの彼の会話も愉しいものでした。高価な物など贈らなくても、女たちにモテたでしょう。しかし、贈物をもらえば、女性は嬉しく思います。カエサルは、モテるために贈物をしたのではなく、純粋に喜んでもらいたいがために贈ったのです。 作家の塩野七生氏は、著書ローマ人の物語 ユリウス・カエサルに、「女とはモテたいがために贈物をする男と、喜んでもらいたいたい一念で贈物をする男のちがいを、敏感に察するものである」と書いています。



日本人に絶大な人気を持つ坂本龍馬も、贈物をするのが好きだったようです。彼はいつもよれよれの紋服を着て、鼻水、鼻くそを袖にこびりつけても平気だった男でしたが、旅が好きで全国各地に赴き、郷里の姉をはじめとした家族や周囲の人々にさまざまな品を送っています。ときには、京で大変高価な品を求め、女性たちにプレゼントしたようです。また贈物ではありませんが、龍馬は旅館や料理屋などで働く下働きの人々にもよくチップを渡しました。これは龍馬と並ぶ維新の人気者・西郷隆盛も同様で、チップをくれるから料理屋などでも大人気で、道行く小さな子どもの手にも小遣いを握らせたといいます。



わたしは、贈物やチップなどは心のあらわれですから、高価なものでなくとも良いし、低額でも構わないから、なるべく心がけるようにしています。金沢や沖縄には毎月出張で出かけますが、空港で金沢名物の餡ころ餅や沖縄名物のチンスコーを山ほど買い、会社に戻ったらみんなに配ります。社員の子どもに会ったら、必ずお小遣いを渡します。別に金品でなくともよいのです。以前は出張先から、よく絵葉書をいろんな人に出しました。誕生日を迎えた社員や仕事で成果をあげた社員などにメッセージを書いて絵葉書を出すと、こちらが恐縮するくらい本当に喜んでくれましたね。なお、「贈」については、拙著『龍馬とカエサル』(三五館)に詳しく書きました。

 

龍馬とカエサル

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2024年2月28日 一条真也

 

一条真也です。
たった一字に深い意味を秘めている文字は、世界でも漢字だけです。そこには、人のこころを豊かにする言霊が宿っています。その意味を知れば、さらに、こころは豊かになるでしょう。今回の「こころの一字」は、「与」です。



「他人に与えるものの多い人が、より多くを得る」というのは、人生の法則の1つです。ここで注目すべきは、「多くを得る」という点です。これは、何も金銭的な報酬を売ることに限りません。むしろ、多くの人々に感謝される場合だとか、自分ではなくて家族や子孫が恩恵を受ける場合もあります。

 

 

よく「ギブ・アンド・テイク」という言葉が使われます。これは一見すると、「多くを与える者は、多くを得る」という法則と同じようです。しかし、実は2つの考えは対極に位置しています。ギブ・アンド・テイクの方は「〜が欲しいから」という前提があっての「〜を提供しよう」、つまり「与えよう」です。一方、「多くを与える者は、多くを得る」という方は、「〜を得よう」という前提から出発してはいません。その人は、ただただ提供する人です。見返りや報酬を期待しながら、与えてはいない人です。

 

 

評論家の福田和也氏は「どうすれば、モテるか」ということを考え抜いた結果、「与える」という行為が重要な意味を持つことを悟ったといいます。モテる人間は実在します。彼らは、なぜモテるのでしょうか。それは、彼らが贈与関係を巧みに利用しているからだと福田氏は言います。多くの人は認めたくないかもしれないが、若い人を見回してみても、男女を問わず、お金を持っている、あるいは、お金を持っていると思わせることに長けた人たちが、ある意味モテていることは確かです。彼らは、より多くを与えうるという期待を周囲に抱かせるのです。



これは、金銭だけではなく、性についても同様です。例えば、若い頃は、デートに気軽に応じてくれる、簡単に体を許してくれる、そういう期待を抱かせる女性がモテていたことは事実です。これもひとつの贈与関係だからです。知性というのも武器になりえます。この人とつきあうと、自分も頭が良くなるんじゃないか、それは無理でも、つきあっているという事実だけで、自分まで知的に見えるような満足感を得ることができます。



強い男や優しい女に魅力を感じる人も多いでしょう。この場合は、安心感を与えるわけです。要するに、あげるものがなければモテないのです。「持てる」人が「モテる」ということなのです。そして、これは精神論のみならず、物理的な意味でも真理です。つまり、プレゼントのことですね。ケチよりもプレゼント魔に人気者が多いというのも人類普遍の法則なのです。なお、「与」については、拙著『龍馬とカエサル』(三五館)に詳しく書きました。

 

龍馬とカエサル

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2024年2月28日 一条真也

冠婚責任者会議 

一条真也です。
27日の17時から、松柏園ホテルの「ザ・ジュエル・ボックス」でサンレーグループの冠婚責任者会議が行われました。コロナ禍を超えて、4年ぶりのリアル開催となった昨年7月24日以来の冠婚責任者会議です。

最初は、もちろん一同礼!


最初はピンクの不織布マスク

 

社長訓示は、ピンクの不織布マスク姿で登壇。というのも、直前までサンレー本社で関連会社の決算報告があったのですが、みんなマスクを着けていたからです。わたしは新型コロナウイルスの感染拡大は落ち着いたものと思っていたのですが、現在はまたまた拡大しつつあるようです。また、それに加えて、インフルエンザも流行しているとのことで、やむをえずマスクを着けた次第です。しかしながら、冠婚責任者会議の会場に入ると、みんなマスクは着けていなかったので、わたしも外すことにしました。


マスクを外しました


社長訓示を行いました

 

社長訓示では、わたしは冒頭にブログ「挨拶は身を守る鎧」で紹介した話題について話しました。このたび解散を宣言したお笑いコンビ「プラス・マイナス」の岩橋良昌の「挨拶無視」についてのXのポストを受けて、お笑いタレントの水道橋博士がやはりXで言及しました。水道橋博士は、「挨拶は身を守る鎧」という三島由紀夫の言葉を座右の銘にしているそうです。「挨拶は身を守る鎧」の出典は、たしか『若きサムライのために』だったと思います。三島は剣道をやっていましたが、武道である剣道は「礼に始まり礼に終わる」という絶対の掟があります。

礼儀について語りました

 

三島由紀夫は次のように言いました。作法というものが第一関門であるのにも関わらず、この作法がないむき出しの人間性が相手の心に通用するという迷信がある、と。つまり相手の心を通用させるにはまず礼儀が必要なのに、礼儀がない野蛮な状態でも相手の心に通用できるという間違った考え方があるというのです。もちろん礼儀のない野蛮な人間は忌み嫌われ、誰も関わろうとは思いません。人間関係において礼儀を守っている人こそ、お酒が入ってハメを外しても、少々生意気なことを言っても、周りの人から可愛がられるのです。むしろ礼儀を守っているからこそ、ハメを外したり、ふざけたりしても、相手からの信用を勝ち取れるのです。

松本人志について

 

「挨拶無視」の芸人といえば、何を隠そう、渦中の松本人志がそうです。水道橋博士が言うように、芸能界というところは基本的に礼儀に厳しく、それは吉本興業であっても同じ。しかし、まだ無名だった頃の松本が、あるときオール巨人の楽屋前の廊下を素通りしたそうです。それを目にした巨人が教育の意味も込めて松本を呼び止め、「おい君。挨拶は? やり直せ」と諭しました。すると松本は「あ、すいません」と謝りながら来た道を引き返し、もう一度楽屋の前を素通りしたというのです。この逸話が披露された昨年1月放送の「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)では、松本の後輩芸人たちが「しびれるわあ」などと感動した様子が映りましたが、何がしびれるのか? 何がカッコ良くて感動するのか? わたしは、まったく理解できません。中学生が反抗的な態度をイキって話をしているようです。大人になれなかった松本と、そんな彼を称賛する取り巻き連中は情けない限りですね。


芸能界にも礼儀は必要!


熱心に聴く人びと

 

もともと、松本は若手時代からきちんとした挨拶というものが苦手だったらしく、先輩芸人の前でも「ちーす!」とかしか言わないため、明石家さんまタモリといった大御所からも怒りを買っていたといいます。吉本興業の大先輩だった故・横山やすしは傍若無人ダウンタウンの2人の芸風や態度をずっと認めませんでした。1995年12月には、横山はダウンタウンに対して「芸人には礼儀が必要や。挨拶ぐらいせい!」と怒ったこともあります。放送コラムニストの高堀冬彦氏は、デイリー新潮のコラムで「やすしさんも決して礼儀正しい人とは言えなかったが、ダウンタウンには手厳しかった。漫才も酷評し続けた」と述べています。やすしは、ダウンタウンの行き過ぎた毒を危険視していたのでしょう。

ビートたけしは「礼」を重んじる

 

横山やすし明石家さんまタモリはみなお笑いの天才ですが、もう1人、ビートたけしの名前を挙げなければいけないでしょう。ブログ「被災地での犯罪に厳罰を!」でも紹介したように、かつて、熊本地震の被災地で発生している空き巣について、ビートたけしは「あいつら射殺しろよ」と怒りをあらわにしました。彼は、自身のTV番組で「こういうときにそういう犯罪すんのは特別に罰しなきゃおかしいだろ」と自身の考えを示しましたが、わたしは深く共感しました。その他にも、まさに儒教の徒といってもおかしくないほど、北野氏は「礼」というものを重んじています。だからこそ、生き馬の目を抜くような芸能界でトップの座にあり続けているのでしょう。ちなみに、挨拶を重んじる水道橋博士の師匠もビートたけしです。


ビートたけしを見直した!

 

そういえば、昔、わが社がお笑いイベントを開催して北九州に「ツービート」や「ゆーとぴあ」などの若手芸人をたくさん呼んだことがあります。イベント終了後、当時の佐久間進社長(現、名誉会長)は彼らを小倉の夜の街に連れ出し、伝説的おかまバー「ストーク」などで飲んだそうです。自身が実践礼道・新小笠原流を立ち上げ、礼儀については人一倍厳しい佐久間名誉会長ですが、そのときの「ビートたけし」こと著者の礼儀正しさには感嘆したそうです。「あんなに礼儀正しいタレントさんは初めて見た」と言っていました。わたしは父から「礼」について徹底的に叩き込まれた人間ですが、その父の言葉を聴いて、それまでは単なる毒舌芸人としか思っていなかったビートたけしへの見方を根本から改めた記憶があります。

礼法は最強の護身術!

三島由紀夫は「挨拶は身を守る鎧」と言いましたが、わたしは「礼法は最強の護身術」であると拙著人間関係を良くする17の魔法致知出版社)の中で述べました。わたしのマナー観は、小笠原流礼法に基づいています。「思いやりの心」「うやまいの心」「つつしみの心」という三つの心を大切にする小笠原流は、日本の礼法の基本です。特に、冠婚葬祭に関わる礼法のほとんどすべては小笠原流に基づいています。そもそも礼法とは何でしょうか。原始時代、わたしたちの先祖は人と人との対人関係を良好なものにすることが自分を守る生き方であることに気づきました。 自分を守るために、弓や刀剣などの武器を携帯していたのですが、突然、見知らぬ人に会ったとき、相手が自分に敵意がないとわかれば、武器を持たないときは右手を高く上げたり、武器を捨てて両手をさし上げたりしてこちらも敵意のないことを示しました。


礼法の起源について


熱心に聴く人びと

 

相手が自分よりも強ければ、地にひれ伏して服従の意思を表明し、また、仲間だとわかったら、走りよって抱き合いました。このような行為が礼儀作法、すなわち礼法の起源でした。身ぶり、手ぶりから始まった礼儀作法は社会や国家が構築されてゆくにつれて変化し、発展して、今日の礼法として確立されてきたのです。ですから、礼法とはある意味で護身術なのです。剣道、柔道、空手、合気道などなど、護身術にはさまざまなものがあります。しかし、もともと相手の敵意を誘わず、当然ながら戦いにならず、逆に好印象さえ与えてしまう礼法の方がずっと上ではないでしょうか。まさしく、礼法こそは最強の護身術なのです!


ハラスメントとは「礼」の問題である!

 

松本氏の性加害報道に接するたびに、娘を持つ親として怒りを感じるとともに、「俺と同い年なのに、ここまで性欲が強いとは!」と驚愕することもしばしばです。一見、これ以上ないぐらい下世話なスキャンダルとも思える松本問題に、なぜ、わたしはこだわるのか? それは、松本氏がわたしと同い年の還暦者ということもありますが、何よりもこの問題が、わたしの最大のテーマである「礼」と深く関わっているからです。現在、松本氏は女性へのセクシャルハラスメントとともに、後輩芸人へのパワーハラスメントの疑惑を持たれています。セクシャルハラスメントパワーハラスメントの両方を合わせて「セ・パ両リーグ」などと呼ぶようですが、わたしは、ハラスメントの問題とは結局は「礼」の問題であると考えています。


ハートレス・キーワードを生んだ松本人志

 

「礼」とは「人間尊重」の精神ですが、松本氏には人間尊重どころか、その正反対の精神を感じます。ブログ「ハートレス・キーワード」で紹介したように、今では当たり前のように使用される「空気を読む」という言葉は松本人志が作ったもので、彼が大衆化したそうです。「空気を読む」以外では、「イタイ」「サムイ」「かぶってる」「噛む」「絡みにくい」「KY」「すべる」「ドン引き」「グダグダ」といった言葉も松本人志が発祥だとされているそうです。この事実には驚愕しました。人が感じる印象や感情をうまく言葉にすることが松本氏の才能なのかもしれませんが、彼が作ったとされる言葉は1人1人の気持ちを一言にまとめてしまい、しかもそれは同調圧力と価値観の押し付けにほかなりません。まさに、人の心を無視したハートレス・キーワードであると言えるでしょう。


その後、ブログ「マッチング」で紹介した日本映画を題材にして、マッチングアプリについて話しました。映画の冒頭、「マッチングアプリの市場規模は現在1000億円を超え、さらに拡大している」というテロップが流れます。実際の結婚披露宴でも、新郎新婦が「わたしたちは、マッチングアプリで出会いました」と堂々と宣言していますね。昔だと結婚相談所や結婚紹介サービスで知り合ったなどとカミングアウトすることは少なかったように思いますが、マッチングアプリはすっかり市民権を得たようです。相手に求める条件だけでなく、過去のデータや行動履歴から相性の良さそうな相手をレコメンドしてくれるサービスなので便利ですね。


恋人や結婚相手との出会いのパターン

 

数日前に読んだ『「今どきの若者」のリアル』(PHP新書)という本の第三章「マッチングアプリと恋愛コスパ主義」で、同書の編著者で中央大学文学部教授(家族社会学)の山田昌弘氏は、恋人や結婚相手との出会いのパターンを大きく、①「自然な出会い」、②「偶然の出会い」、③「積極的な出会い」の3つに分けています。①「自然な出会い」とは、幼なじみ、学校、職場、趣味のサークルなど、身近にいる人を好きになり、交際を始めるというもの。②「偶然の出会い」とは、旅先や街中、バーなどで、素性をよく知らない人とたまたま出会って好きになり、交際が始まるというもの。③「積極的な出会い」とは、自分から交際相手、結婚相手を積極的に見つけにいくもの。以上が、山田氏のいう「婚活」(もしくは恋活)です。

「積極的出会い」について

 

見合いでも、友人の紹介でも、合コンでも、結婚相談所でも、そしてマッチングアプリであっても、最初からお互いに交際(恋人、結婚)相手候補として相手と会うので、「積極的出会い」に含まれるそうです。マッチングアプリが含まれる「積極的な出会い」は、リスクに関して「自然な出会い」と「偶然の出会い」との中間といえます。山田氏は、「会う前から、釣書(自己紹介書)やネット上のプロフィールで相手のある程度の情報を知ることはできる。親戚の紹介での釣書にはウソはないかもしれないが、いわゆる仲人口で実際よりも誇張されて伝えられるかもしれない。一方、出会い系では職業や年齢でもウソが書かれている可能性がある」と述べています。


映画「マッチング」の主人公の輪花は、結婚式場のウエディングプランナーです。さまざまなお客様の結婚式のお世話をし、人生で最も幸せな瞬間をプロデュースするのが仕事です。でも、輪花自身は少しも幸せではありません。恋愛に臆病で結婚相手も見つからず、好きだった高校時代の男性教師の結婚式を担当して落ち込んだりもします。なんだかウエディングプランナーという仕事には夢も希望もないように思えますが、そんな人はぜひ、ブログ「ウェディング・ハイ」で紹介した2022年の日本映画を観ていただきたいです。お笑い芸人・バカリズムのオリジナル脚本を、大九明子監督が映画化。くせ者ぞろいの参列者たちによって混乱する結婚式を舞台に、篠原涼子演じる敏腕ウエディングプランナーが数々のトラブルを解決すべく奔走する抱腹絶倒の物語です。わたしも、大笑いしました。



「ウェディング・ハイ」にはお客様に寄りそう結婚式場のスタッフたちの奮闘が描かれていて参考になりましたが、最近も接客業にとって大いに参考になる映画を観ました。ブログ「レディ加賀」で紹介した作品です。石川県の加賀温泉を盛り上げるために旅館の女将たちが結成したプロジェクト『レディー・カガ』を題材に描く人間ドラマですが、女将たちのタップダンスのイベントがハイライトです。いよいよイベントが開催された日、ステッキ・ダンスの本番直前に出演者の1人がステッキを折ってしまいます。しかし、小芝風花演じる主人公の由香は女将修行で風呂掃除したときを思い出して、「そうだ、ステッキの代わりにデッキブラシを使えばいい!」と思いつくのです。

CEREMONY MUST GO ON!!

 

その他にも、さまざまなトラブルが「これでもか、これでもか」と波状攻撃で襲いかかってくるのですが、由香をはじめとしたレディ加賀のメンバーたちは次々に奇想天外な方法で乗り切っていきます。わたしは、ここに一番感銘を受けました。「SHOW MUST GO ON」という言葉があります。かのジャニー喜多川も好んだ言葉でしたが、意味は「始めたショーは必ず最後までやらなければならない」というショービジネスの掟です。「レディ加賀」のダンスイベントにはまさにこの精神が溢れていました。どんなトラブルが起こっても「なんとかする」という姿勢は、イベントのみならず、結婚式や葬儀でも必要とされます。ここから、わたしは「CEREMONY MUST GO ON!!」というキーワードを思いつきました。

ハートフル・サイクルを起こせ!!

これは、「CSHW」のハートフル・サイクルを起こす力となります。Compassion(思いやり)→  Smile(笑顔)→  Happiness(幸せ)→  Well‐being(持続的幸福)のハートフル・サイクルです。このハートフル・サイクルが、今後わが社がウェルビーング経営によるコンパッション企業になるための具体的施策と考えています。コンパッションは、わが社が提供するケアやサービスに必要不可欠なものです。真の思いやりをもったケアやサービスは、必ずお客様を笑顔にしていきます。そして、笑顔となったお客様は当然、幸せな気持ちになります。同時にお客様を笑顔にすることができた社員自身も幸せを享受することができるのです。コンパッション・ケア、コンパッション・サービスはお客様にも提供者にも笑顔と幸せを広げていくことができます。人は「幸せ」を求め、そのためには「思いやり」が欠かせません。

最後は、もちろん一同礼!

 

最後に、わたしは「『幸せ』と『思いやり』を両立できるのがみなさんの仕事です。二宮尊徳が農業に誇りを持ったように、トム・クルーズが俳優業に誇りを持っているように、みなさんも冠婚葬祭業という礼業に誇りを持って下さい。そこから、みなさんのウェルビーイングが始まります!」と言って訓示を終えました。終了後は、久しぶりに懇親会も開かれました。

懇親会の冒頭で挨拶しました


乾杯の挨拶をする山下取締役

カンパ~イ!


懇親会のようす

 

懇親会は松柏園の大広間で開けれました。冒頭、社長であるわたしが挨拶をしました。わたしは、「コロナも落ち着いてきて、冠婚責任者会議の懇親会が開けることを嬉しく思います。やはり、人間、オンラインだけではダメ。実際に顔を合わせて、酒を飲みながら語り合うのが一番です。今夜は大いに飲んで、意見交換して、有意義な夜になることを願っています!」と言いました。冠婚副本部長の山下取締役が「われわれは、CSHW=ハートフル・サイクルの起点です。情熱で火をつけて盛大に炎を燃やしましょう!」と言ってから乾杯の発声をしました。


桜が飾られていました🌸


食事の最後は、桜海老のご飯🌸

 

松柏園の料理もいつもに増して美味しく、最後は桜海老のご飯をいただきました。懇親会は非常に盛り上がりました。コロナ禍後の冠婚葬祭互助会各社の業績はとても良いです。しかし、それは各社が結婚式場を閉鎖するなどの冠婚部門の積極的縮小があってこそというのも事実です。わが社は冠婚部門を単なる商売としてだけでなく、社会が健全に持続するウェルビーイング装置であるととらえ、新しい冠婚部門のあり方を追求しています。幹部やスタッフのみなさんに対して、わたしは何よりも「この仕事に誇りを持て!」と言い続けています。

締めの挨拶をする井口部長

最後は「末広がりの五本締め」で!

 

懇親会も終わりに近づき、松柏園ホテルの総支配人である井口部長が締めの挨拶をしました。久々に酔って顔を真っ赤にした井口部長でしたが、ニコニコしながらユーモアたっぷりに挨拶しました。山下取締役にしろ、井口部長にしろ、冠婚責任者会議のメンバーも本当に若返りました。彼らの下には、さらに若いメンバーが控えています。この素晴らしい仲間たちとともに、なんとか「冠婚ルネサンス」を実現させたいものです。最後は、井口部長による「末広がりの五本締め」で楽しい時間は終わりました。


二次会で乾杯を音頭を取る山岸支配人


5年ぶりの二次会にカンパイ!

 

その後、松柏園のラウンジで、じつに5年ぶりとなる二次会も開かれました。二次会では、「熱い男」として知られる金沢の山岸支配人が熱い乾杯の音頭をしてくれました。山岸支配人は涙もろいのですが、今日も「こうやって、みんなが無事に集まって、楽しくお酒が飲めて、社長は春らしいピンクのネクタイをしてきてくれて・・・」と、なんだかよくわからない理由で涙ぐんでいました。いずれにせよ、この日は、みんなの「こころ」が1つになりました。これからも、一緒に頑張ろう!

 

2024年2月27日 一条真也

『心ゆたかな読書』

一条真也です。
105冊目の「一条真也による一条本紹介」をお届けいたします。『心ゆたかな読書』(現代書林)です。表紙には、開いた本の中から木が生えているイラストが描かれ、「心の森」が表現されています。

f:id:shins2m:20210703081752j:plain心ゆたかな読書』(現代書林)

 

また、 「ハートフル・ブックス」というサブタイトルがついています。そう、本書は125万部の発行部数を誇る「サンデー新聞」に連載中の「ハートフル・ブックス」で取り上げた150冊を紹介したブックガイドなのです。

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本書の帯

 

帯には、「『論語』から『鬼滅の刃』まで」「万巻の書を読み解いてきた当代一の読み手が、古今東西の150冊を厳選! 心をゆたかにする本たちとの至高の出合いがここにある!!」「『サンデー新聞』好評連載『ハートフル・ブックス』待望の書籍化!!」と書かれています。

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本書の帯の裏

 

帯の裏には、「『論語』『星の王子さま』『娘よ、ここが長崎です』『ハリー・ポッターと死の秘密』『サンタクロースっているんでしょうか?』『隣人祭り』『悼む人』『納棺夫日記』『おかあさんのばか』『街場の教育論』『トムは真夜中の庭で』『センス・オブ・ワンダー』『ネクスト・ソサエティ』『超訳古事記』『マッチ売りの少女』『木を植えた男』『卒業』『小暮写眞館』『夜行観覧車』『クォンタム・ファミリーズ』『さよならもいわずに』『銀河鉄道の夜』『老人クラブカーネギーで歌う』『祖父が語る「こころざしの物語」』『傷ついた日本人へ』『僕の死に方』『かもめのジョナサン完成版』『解放老人』『深い河』『論語と算盤』『葬送のフリーレン』『52ヘルツのクジラたち』『鬼滅の刃』」とあります。

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サンデー新聞」2008年3月15日号

 

本書の「目次」は、以下のようになっています。
まえがき「本を読んで心を太らせよう!
論語
星の王子さまサン=テグジュペリ
中村久子自伝 こころの手足』中村久子
おとなになれなかった弟たちに・・・米倉斉加年
娘よ、ここが長崎です』(新装版)筒井茅乃
ハリー・ポッターと死の秘宝』(上・下)
 J・K・ローリング松岡佑子
良寛さんの愛語』自由訳:新井満
サンタクロースっているんでしょうか?
ニューヨーク・サン新聞「社説」/中村妙子訳
隣人祭り』 アタナーズ・ペリファン&南谷佳子
悼む人天童荒太
納棺夫日記青木新門
おかあさんのばか細江英公 写真古田幸 被写体と詩
街場の教育論内田樹
トムは真夜中の庭で
 フィリパ・ピアス高杉一郎
センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン/上遠恵子訳
ゆうきくんの海山元加津子
ネクスト・ソサエティ
 P・F・ドラッカー/上田惇生訳
超訳古事記鎌田東二
マッチ売りの少女アンデルセン/矢崎源九郎訳
木を植えた男
 ジャンジオノ/フレデリックバック絵/寺岡襄訳
ほかならぬ人へ白石一文
卒業重松清
日本がもし100人の村だったら
 池上彰池田香代子協力
生きるって人とつながることだ!福島智
負けてたまるか!若者のための仕事論丹羽宇一郎
生きる意味上田紀行
世界一幸福な国デンマークの暮らし方』千葉忠夫
小暮写眞館宮部みゆき
夜行観覧車湊かなえ
クォンタム・ファミリーズ東浩紀
さよならもいわずに上野顕太郎
KAGEROU』齋藤智裕
あなたにあえてよかった大浦静子
泣いて生まれて笑って死のう昇幹夫
銀河鉄道の夜宮沢賢治
祈りと希望』「祈りと希望」実行委員会編
超思考北野武
もう、ひとりにさせない』奥田知志
困ってるひと大野更紗
悲しんでいい』髙木慶子
遺品あなたを失った代わりに柳原三佳
老人クラブ、カーネギーで歌う』小島修
祖父が語る「こころざしの物語」加地伸行
女性のための般若心経家田荘子
相性三浦友和
聞く 笑う、ツナグ。高島彩
釈迦の教えは「感謝」だった小林正観
ナミヤ雑貨店の奇蹟東野圭吾
人質の朗読会小川洋子
乱反射貫井徳郎
傷ついた日本人へダライ・ラマ14世
すべては今日から児玉清
幸せな小国オランダの智慧』紺野登
ツナグ辻村深月
僕の死に方金子哲雄
永遠のゼロ百田尚樹
パイの物語(上・下巻)
 ヤン・マーテル唐沢則幸
背負い続ける力山下泰裕
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年村上春樹
楽園のカンヴァス原田マハ
ぼくがいま、死について思うこと椎名誠
ミャンマーで尼になりました』天野和公
七帝柔道記増田俊也
負けかたの極意野村克也
トラウマ恋愛映画入門町山智浩
小さいおうち中島京子
ウォルト・ディズニー夢を叶える言葉
 ウォルト・ディズニー・ジャパン監修
トム・クルーズキャリア、人生、学ぶ力』南波克行編著
心との戦い方ヒクソン・グレイシー
花のベッドでひるねしてよしもとばなな
かもめのジョナサン完成版
 リチャード・バック五木寛之創訳
人間尊重の「かたち」』佐久間進
希望の格闘技中井祐樹
生涯現役の知的生活術渡部昇一ほか
裏山の奇人』小松貴
殉愛 原節子と小津安二郎西村雄一
あなたに褒められたくて高倉健
こころのふしぎなぜ?どうして?』村山哲哉監修
33年後のなんとなく、クリスタル田中康夫
お客様満足を求めて』福地茂雄
神さまってホントにいるの?』石井研士
火花又吉直樹
解放老人野村進
日本の心は銅像にあった』丸岡慎弥
ホンのひととき終わらない読書中江有里
岸辺の旅湯本香樹実
自閉症の僕が跳びはねる理由』東田直樹
戦争と読書   水木しげる出征前手記
 水木しげる荒俣宏
東京物語滝沢聖峰
深い河遠藤周作
羊と鋼の森』宮下奈都
日本人とはなにか柳田国男
死者の書(上下)近藤ようこ
幸せになる勇気』岸見一郎・古賀史健
絶望読書頭木弘樹
悔いのない人生齋藤孝
百歳までの読書術津野海太郎
この世界の片隅にこうの史代
ノッポさんの「小さい人」となかよくできるかな?
 高見のっぽ
宗教を物語でほどく島薗進
人生と勉強に効く 学べるマンガ100冊
 佐渡島庸平里中満智子ほか
魂でもいいから、そばにいて奥野修司
実践・快老生活渡部昇一
知的な老い方外山滋比古
日本人は死んだらどこへ行くのか鎌田東二
月の満ち欠け佐藤正午
どんな時でも人は笑顔になれる』渡辺和子
いくつになっても、今日がいちばん新しい日
 日野原重明
銀河鉄道の父』門井慶喜
昭和と師弟愛小松政夫
病室の「シャボン玉ホリデー」なべおさみ
苦海浄土 わが水俣病石牟礼道子
おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子
いのちを呼びさますもの』稲葉俊郎
妻に捧げた1778話眉村卓
重助菩薩』筧次郎
いざなうもの谷口ジロー
人生はあなたに絶望していない』永田勝太郎
出会いなおし森絵都
日日是好日森下典子
やめるときも、すこやかなるときも窪美澄
永遠のおでかけ益田ミリ
没イチ』小谷みどり
セゾン 堤清二が見た未来』鈴木哲也
一切なりゆき~樹木希林のことば~樹木希林
震災と向き合う子どもたち』徳水博志
天皇陛下のプロポーズ』織田和雄
そして、バトンは渡された瀬尾まいこ
すぐ死ぬんだから内館牧子
さよならムーンサルトプレス』福留祟広
孤独の意味も、女であることの味わいも』三浦瑠璃
イノセント島本理生
こども六法』山崎聡一郎/伊藤ハムスター絵
ストーナージョン・ウィリアムズ東江一紀
この地上において私たちを満足させるもの乙川優三郎
サメに襲われたら鼻の頭を叩け』鉄人社編集部編
フランス人は「老い」を愛する』賀来弓月
ものの見方が変わる座右の寓話』戸田智弘
死ねない時代の哲学村上陽一郎
コロナの時代の僕ら
 パオロ・ジョルダーノ/飯田亮介訳
世界史を変えた13の病
 ジェニファー・ライト/鈴木涼子
MISSING失われているもの村上龍
結局うまくいくのは、礼儀正しい人である
 P・M・フォルニ/上原裕美子
コロナ時代を生きるヒント』鎌田實
論語と算盤渋沢栄一
勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書
 中田敦彦
悲しみとともにどう生きるか
 柳田邦男&若松英輔星野智幸&東畑開人&平野啓一郎島薗進著、入江杏編著
葬送のフリーレン』山田鐘人原作、アベツカサ作画
52ヘルツのクジラたち』町田そのこ
鬼滅の刃』全23巻 吾峠呼世晴

f:id:shins2m:20210105183919j:plainサンデー新聞」2021年1月9日号

 

わたしは、本が好きで、とにかく毎日読んでいます。会社を経営しているので、もちろんビジネス書も読みますが、その他にも歴史や哲学や科学の本、それに小説など、とにかく何でも読みます。本好きが高じて、自分でも本を書きますし、最近は大学の客員教授として学生さんたちに読書指導も行っています。経営者としてのわたしは、『論語』やドラッカーの経営書などを繰り返し読み、その教えを活かしています。よく「読書が大事なことはわかっているけれど、忙しくて読むヒマがない」と言う人がいます。しかし、逆だと思います。本当は、「本を読まないから時間がない」のではないでしょうか。

f:id:shins2m:20210704003225j:plainサンデー新聞」2009年10月17日号

 

ビジネス書には、努力の末に成功した人の知識や経験やノウハウがたくさん書かれています。その人が何年も何十年もかけて体得した奥義を、わずか一冊の本を読むだけで得ることができるのです。人間は経験のみでは、一つの方法論を体得するのに数十年もかかります。でも、他人の経験を借りて、それを一日で可能にする読書ならば、最短の時間と最小の労力で成功にたどり着けるわけです。そのうえで自分なりの工夫を加えればよいのです。つまり読書とは、時間を短縮するタイム・ワープの方法なのです。

f:id:shins2m:20210704002947j:plainサンデー新聞」2020年10月31日号

 

プロイセンの鉄血宰相(さいしょう)ビスマルクに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という有名な言葉があります。西欧の人々は主にローマ帝国の衰亡史などを参考に人間理解をしてきました。日本人は『十八史略』や『三国志』などの中国の歴史書によって人間研究をしてきました。歴史を知れば、「驕る平家は久しからず」の言葉のように、傲慢になることを防ぎ、非常識な行為や馬鹿な真似をすることもありません。つまり、知恵がつくのです。

f:id:shins2m:20210704002844j:plainサンデー新聞」2021年2月6日号

 

そして、読書の最大の目的とは、心をゆたかにすることにあります。よい本は心のごちそうです。体はスリムな方が健康によいですが、心には栄養をたっぷり与えましょう。これからはどんどん、本を読んで心を太らせてみませんか?

f:id:shins2m:20210703120337j:plain心ゆたかな社会』と『心ゆたかな読書

 

なお、『心ゆたかな読書』は、記念すべき100冊目の「一条本」となった『心ゆたかな社会』(現代書林)の続編です。ちなみに第3弾が『心ゆたかな映画』(現代書林)ですね。わが「心ゆたかな」シリーズです!

毎日新聞」2021年8月28日朝刊 

 

2024年2月27日 一条真也