ムーンウォッチ

一条真也です。
5月5日は「こどもの日」ですね。
わたしが6歳のときに忘れられない出来事がありました。1969年7月16日、アメリカの宇宙船アポロ11号がフロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられました。そして、20日に月面着陸を果たしたのです。


それは人類が初めて月に降り立ち、月の石を地球に持ち帰ることに成功した歴史に残る大プロジェクトの始まりでした。宇宙船に乗り込んだのは、ニール・アームストロング船長と、月着陸船の操縦士バズ・オルドリン、司令船操縦士のマイケル・コリンズの3人です。アームストロング船長は後に、「人類で初めて月面に降り立った人物」として歴史に名前を刻みます。日米両政府は、米国が主導する有人月探査「アルテミス計画」で、日本人宇宙飛行士2人を月面着陸させることで合意する方針を固めました。日本人の月面着陸は初めてで、実現時期は2028年以降が想定されています。そんな折、1969年のアポロ11号の偉業が改めて思い出されますね。

コスモアイル羽咋」に展示された時計の模型

 

YouTubeで「アポロ11号」「月面着陸」などと検索してみると、「アポロは本当に月に行ったのか?」「人類は本当は月に行っていない!」といったトンデモ動画がたくさんアップされています。月の石をはじめとする数々の証拠から、アポロ11号が月面着陸したのは紛れもない事実です。当時のアポロ計画には約40万人もの人々が関わっており、彼ら全員を情報隠蔽の共犯にすることは不可能です。ブログ「コスモアイル羽咋」で紹介したように、2014年8月31日に石川県羽咋市の宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」を訪れましたが、その宇宙科学展示室にはオメガの腕時計の巨大模型が展示されていました。


そう、アポロ11号が月面着陸したとき、宇宙飛行士たちが使った腕時計は、オメガの「スピードマスター ムーンウォッチ」です。地球上のみならず宇宙飛行においても歴史を刻んだ「スピードマスター ムーンウォッチ」はウォッチメイキングの世界を象徴する真のアイコンです。この伝説なクロノグラフが、歴史ある自らのデザインに着想を得て、新たにアップデートされました。先日、わたしは那覇のショップで購入しました。


じつは、わたしは四半世紀前にオメガのスピードマスターを入手し、愛用していたのですが、完全な「スピードマスター ムーンウォッチ」ではありませんでした。今回求めたものは、ステンレススティール製のアシンメトリーな42㎜ケースを特徴で、アポロ11号の宇宙飛行士が人類史上初めて月面着陸した際に着用していたクラシックな第4世代のスタイルを採用しています。「この時計を着けて、彼らは月に立ったのか!」と思うと、感慨もひとしおです。


重厚な箱入りです


ついに月面着陸モデルを入手!

 

現在、超円安です。なので、オメガの時計を買うのに少しだけ迷いましたが、なかなか市場に出ないレアな商品なので、見つけた瞬間に購入を決めました。昨年5月10日に還暦を迎えたとき、「還暦記念に何か時計を買おうかな」と思っていたのと、月をテーマにしたロマンティック・デスオリーブの木)を三度世に送り出したので、その記念にもなると思いました。月の腕時計といえば、ゼニスのムーンフェイズも愛用しています。ムーンウォッチ&ムーンフェイズを着けて、夜空の月を見上げたいです。

ロマンティック・デス』とムーンウォッチ


ムーンウォッチ&ムーンフェイズ

 

2024年5月5日  一条真也