BOOK

『儒教が支えた明治維新』

一条真也です。『儒教が支えた明治維新』小島毅著(晶文社)を読みました。素晴らしい名著でした。著者は、1962年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は中国思想史。東ア…

『「孟子」の革命思想と日本』

一条真也です。『「孟子」の革命思想と日本』松本健一著(昌平黌出版会)を紹介します。「天皇家にはなぜ姓がないのか」というサブタイトルがついており、2014年6月に刊行された本です。著者は思想家。麗澤大学教授、東日本国際大学客員教授。1946…

『『論語』と孔子の生涯』

一条真也です。『『論語』と孔子の生涯』影山輝國著(中央公論社)を読みました。2016年3月に刊行された本です。著者は1949年東京生まれ。東京外国語大学外国語学部中国語学科、東京大学文学部中国哲学専修課程卒業。東京大学大学院人文科学研究科…

『論語――心の鏡』

一条真也です。『論語――心の鏡』橋本秀美著(岩波書店)を紹介します。岩波の「書物誕生 あたらしい古典入門」の1冊で、高い評価を得ているにもかかわらず長らく絶版となっており、古書価が高騰している本です。著者は、1966年福島県生まれ。1999年…

『論語入門』

一条真也です。『論語入門』加地伸行著(幻冬舎)を読みました。6月16日に刊行されたばかりの新刊で、「心の安らぎに」というサブタイトルがついています。著者は1936年生まれ、京都大学文学部卒業。高野山大学・名古屋大学・大阪大学・同志社大学・…

『孝経』

一条真也です。『孝経 全訳注』加地伸行著(講談社学術文庫)を再読。著者は1936年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。専攻は中国哲学史。大阪大学名誉教授。わが国における儒教研究の第一人者です。7月7日、わたしは著者と大阪で「儒教と日本人」をテ…

『易経入門』

一条真也です。『易経入門』氷見野良三著(文春新書)を読みました。「孔子がギリシア悲劇を読んだら」というサブタイトルがついています。著者は、1960年富山市生まれ。83年に東京大学法学部卒業、大蔵省入省。ハーバード・ビジネス・スクールMBA…

『心ゆたかな読書』

一条真也です。小倉は雨ですが、嬉しい出来事がありました。わが最新刊である『心ゆたかな読書』(現代書林)の見本が出たのです。表紙には、開いた本の中から木が生えているイラストが描かれ、「心の森」が表現されています。 『心ゆたかな読書』(現代書林…

『書き替えられた聖書』

一条真也です。 『書き替えられた聖書』秦剛平著(京都大学学術出版会)を読みました。「新しいモーセ像を求めて」というサブタイトルがついています。ブログ『異教徒ローマ人に語る聖書』で紹介した本の続編です。イエスと同時代の人物が『旧約聖書』の「創…

『異教徒ローマ人に語る聖書』

一条真也です。『異教徒ローマ人に語る聖書』秦剛平著(京都大学学術出版会)を読みました。「創世記を読む」というサブタイトルがついています。イエスと同時代の人物が『旧約聖書』の「創世記」を異教徒であるローマ人に再話した内容をもとにした興味深い…

『ノアの箱舟の真実』

一条真也です。『ノアの箱舟の真実』アーヴィング・フィンケル著、宮崎修二訳、標珠実訳(明石書店)を読みました。「『大洪水伝説』をさかのぼる」というサブタイトルがついています。わたしは、子どもの頃からノアの箱舟の物語に魅了されていますので、非…

『自由になるための技術 リベラルアーツ』

一条真也です。『自由になるための技術 リベラルアーツ』山口周著(講談社)を読みました。著者と各界の第一人者たちとの対談集ですが、非常に示唆に富んで興味深い内容ばかりでした。著者は1970年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院…

『エマニュエル・トッドの思考地図』

一条真也です。11日、金沢から小倉へ帰ります。『エマニュエル・トッドの思考地図』エマニュエル・トッド著、大野舞訳(筑摩書房)を読みました。ブログ『自由の限界』、ブログ『新しい世界』で紹介した本に著者のインタビューが掲載されており、興味を持…

『パンデミック以後』

一条真也です。『パンデミック以後』エマニュエル・トッド著、聞き手・大野博人、笠井哲也、高久潤(朝日新書)を読みました。「米中激突と日本の最終選択」というサブタイトルがついています。ブログ『自由の限界』、ブログ『新しい世界』で紹介した本に著…

『大分断』

一条真也です。6月8日になりました。8人の児童が殺害された池田小学校事件から20年目、7人が殺傷された秋葉原無差別殺傷事件から13年目の日です。犠牲者の方々の御冥福を心よりお祈りいたします。『大分断』エマニュエル・トッド著、大野舞訳(PH…

『新しい世界』

一条真也です。東京五輪まであと50日となりましたが、強行開催の方向で進んでいることに絶望的な気分になります。一度踏み出したら引き返せないのがこの国なのでしょうか。菅首相はG7出席のため、6月10日発・14日帰国の日程で英国南西部のコーンウ…

『自由の限界』

一条真也です。『自由の限界』エマニュエル・トッド、ジャック・アタリ、マルクス・ガブリエル、ユヴァル・ハラリほか著、聞き手・編 鶴原徹也(中公新書ラクレ)を読みました。「世界の知性21人が問う国家と民主主義」というサブタイトルがついています。…

『人類とイノベーション』

一条真也です。28日、東京から北九州に戻ります。どちらも緊急事態宣言下にありますが、来月20日までの延長が本日決まるようです。まったく困ったものですね。『人類とイノベーション』マット・リドレー著、大田直子訳(PUBLISHING)を紹介し…

『ブルシット・ジョブ』

一条真也です。3度目の緊急事態宣言下の東京に来ています。27日は、社外監査役を務める互助会保証の監査役会および取締役会に参加します。『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』デヴィッド・グレーバー著、酒井隆史&芳賀達彦&森田和樹訳…

『聖書、コーラン、仏典』  

一条真也です。『聖書、コーラン、仏典』中村圭志著(中公新書)を再読しました。「原典から宗教の本質をさぐる」というサブタイトルがついています。著者は1958年、北海道生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学(宗教学・宗教史学)。…

『教養としてよむ世界の教典』  

一条真也です。『教養としてよむ世界の教典』中村圭志著(三省堂)を再読しました。仏典、聖書、コーランなど、世界の主な宗教の「教典」を概観する一冊です。教典をニュートラルな視点で眺め、現代人に必須な「教養」として読み解いています。著者は195…

『大乗経典の誕生』

一条真也です。『大乗経典の誕生』平岡聡著(筑摩書房)を読みました。「仏伝の再解釈でよみがえるブッダ」というサブタイトルがついています。著者は1960年京都市生まれ。佛教大学文学部仏教学科卒業。ミシガン大学アジア言語文学科留学。佛教大学大学…

『別冊NHK「100分de名著」集中講義 大乗仏教』

一条真也です。俳優の田村正和さんが心不全のため77歳で亡くなられていたことをネットニュースで知りました。亡くなられた日が1ヵ月半も前の4月3日で、告別式は近親者のみで行われたというのが寂しいですが、気品があって大好きな俳優さんでした。心よ…

『科学するブッダ 犀の角たち』

一条真也です。『科学するブッダ 犀の角たち』佐々木閑著(角川ソフィア文庫)を読みました。わたしがリスペクトする仏教学者の著書ですが、『犀の角たち』の題名で2006年に大蔵出版から刊行された単行本を加筆修正の上、文庫化したものです。この本、本…

『お探し物は図書室まで』

一条真也です。ゴールデンウィークに『お探し物は図書室まで』青山美智子著(ポプラ社)を読みました。ブログ『52ヘルツのクジラたち』、ブログ『自転しながら公転する』で紹介した小説と同じく、2021年本屋大賞のノミネート作品です(惜しくも、受賞…

『自転しながら公転する』

一条真也です。7日から、福岡県にも緊急事態宣言が発出されます。ゴールデンウィークに『自転しながら公転する』山本文緒著(新潮社)を読みました。ブログ『52ヘルツのクジラたち』で紹介した小説と同じく、2021年本屋大賞のノミネート作品(惜しく…

『52ヘルツのクジラたち』

一条真也です。今年のゴールデンウィークも終わりです。例年はこの時期に公開される話題の映画をたくさん観るのですが、昨年に続いて今年もコロナ禍で多くの作品が公開延期されました。その代わりといっては何ですが、次回作『心ゆたかな読書』(現代書林)…

『老後レス社会』 

一条真也です。『老後レス社会』朝日新聞特別取材班(祥伝社新書)を読みました。サブタイトルは、「死ぬまで働かないと生活できない時代」です。朝日新聞特別取材班は、格差と超高齢化によって、人生後半の生き方、そして働き方が大きく変わろうとしている…

『2016年の週刊文春』

一条真也です。『2016年の週刊文春』柳澤健著(光文社)を読みました。著者は1960年東京都生まれ。ノンフィクションライター。慶應義塾大学法学部卒業後、空調機メーカーを経て株式会社文藝春秋に入社。花田紀凱編集長体制の『週刊文春』や設楽敦生…

『純情 梶原一騎正伝』

一条真也です。『純情 梶原一騎正伝』小島一志著(新潮社)を読みました。著者は栃木県生まれ。早稲田大学商学部卒業。株式会社夢現舎(オフィス Mugen)代表取締役。「月刊空手道」「月刊武道空手」元編集長。講道館柔道、極真会館空手道などの有段者…