BOOK

『天災と日本人』

一条真也です。今日は、2024年3月11日。能登半島地震の発生から71日目であり、東日本大震災の発生から13年目となるこの日、名著『天災と日本人』寺田寅彦著・山折哲雄編(角川ソフィア文庫)を紹介いたします。「寺田寅彦随筆選」というサブタイ…

『2020年代の想像力』

一条真也です。『2020年代の想像力』宇野常寛著(ハヤカワ新書)を読みました。主に2021年から2023年にかけて著者が執筆した小説、映画、テレビドラマ、マンガ、アニメなどの作品評を収めた評論集で、「文化時評アーカイブス2021-23」と…

『正義はどこへ行くのか』

一条真也です。『正義はどこへ行くのか』河野真太郎著(集英社新書)を読みました。「映画・アニメで読み解く『ヒーロー』」というサブタイトルがついています。著者は1974年、山口県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。…

『ハリウッド映画の終焉』

一条真也です。もうすぐ、米国アカデミー賞の発表ですね!『ハリウッド映画の終焉』宇野維正著(集英社新書)を読みました。著者は、映画・音楽ジャーナリスト。1970年、東京生まれ。「キネマ旬報」「装苑」「リアルサウンド」「MOVIE WALKER…

『猪木のためなら死ねる!』

一条真也です。『猪木のためなら死ねる』藤原喜明・佐山聡・前田日明著(宝島社)を読みました。「最も信頼された弟子が告白するアントニオ猪木の真実」というサブタイトルがついています。宝島社のプロレス本は名著揃いですが、本書も大変興味深く読むこと…

『玉袋筋太郎の闘魂伝承座談会』

一条真也です。『玉袋筋太郎の闘魂伝承座談会』玉袋筋太郎・堀江ガンツ・椎名基樹著(白夜書房)を読みました。プロレス界のレジェンド達が、闘魂の炎のもとにいざ集結!『KAMINOGE』内の大好評連載「変態座談会」が闘魂スペシャルにて単行本化した…

『プロレスラー夜明け前』

一条真也です。『プロレスラー夜明け前』瑞佐富郎著(standards)を読みました。「歴史をつくった21人の男たち、そのデビュー秘史と〈真実〉の言葉」というサブタイトルがついています。また、「ジャイアント馬場、アントニオ猪木、ケンドー・ナ…

『最後の伝言 勇者たちとの邂逅』

一条真也です。『最後の伝言 勇者たちとの邂逅』シーザー武志著(さくら舎)を読みました。格闘技の本には目のないわたしですが、本書は最高に面白かったです! 著者は1955年生まれ。山口県長門市出身。キックボクサー、シュートボクサー。初代SB世界…

『EASY FIGHT』

一条真也です。『EASY FIGHT』堀口恭司著(幻冬舎)を読みました。著者は1990年、群馬県高崎市生まれ。日本の男性総合格闘家、空手家、YouTuber。アメリカ合衆国フロリダ州ココナッツクリーク在住。アメリカン・トップチーム(ATT)…

『折れない自分をつくる 闘う心』

一条真也です。『折れない自分をつくる闘う心』村田諒太著(KADOKAWA)を読みました。著者は、日本の元プロボクサー。奈良県奈良市出身。ロンドンオリンピックミドル級金メダリスト。元WBA世界ミドル級スーパー王者。帝拳ボクシングジム所属。オ…

『「日本心霊学会」研究』

一条真也です。『「日本心霊学会」研究』栗田英彦編(人文書院)を読みました。「霊術団体から学術出版への道」というサブタイトルがついています。 本書の帯 カバー表紙には「山と積まれた日本心霊学会の会員名簿」の写真が使われ、帯には「霊術団体はいか…

『心霊スポット考』

一条真也です。『心霊スポット考』及川祥平著(アーツアンドクラフツ)を読みました。「現代における怪異譚の実態」というサブタイトルがついています。著者は1983年、北海道生まれ。成城大学文芸学部准教授。博士(文学)。専門は民俗学。 主な著作に『…

『日本最後のシャーマンたち』

一条真也です。1月1日に発生した能登半島地震について、石川県は8日午後、死者が168人になったと発表しました。亡くなられた方々の御冥福を心よりお祈りいたします。遺された方の中には、霊であってもいいから故人と会話をしたい方もおられるはずです…

『死者の告白』

一条真也です。能登半島地震で亡くなられた石川県内の犠牲者数は、8日10時の時点で161人となっています。心より御冥福をお祈りいたします。2011年3月11日に発生した東日本大震災の死者について書かれた『死者の告白』奥野修司著(講談社)を紹…

一条賞(読書篇)発表! 

一条真也です。わたしは日々、さまざまな本を読んでいます。今年も「一条賞(読書篇)」として、ベストテンを発表いたします。選考対象となるのは、刊行年やジャンルに関わらず、今年(2023年)に読んだすべての本です。それでは、第10位から発表して…

『馬場・猪木をもっと語ろう!』

一条真也です。『馬場・猪木をもっと語ろう!』小佐野景浩・二宮清純著(廣済堂新書)をよみました。ブログ『昭和プロレスを語ろう!』で紹介した本の続編です。元・週刊ゴングの名編集長・小佐野氏とプロレスファンとしても知られるスポーツジャーナリスト…

『ジャイアント馬場 16文キックの伝説』

一条真也です。『ジャイアント馬場 16文キックの伝説』ジャイアント馬場著(東京新聞出版)を読みました。著者は、本名・馬場正平で、昭和13年1月23日、新潟県三条市生まれ。昭和30年1月、高校中退して 巨人軍に入団。32年シーズン後半公式戦初…

『教養としてのアントニオ猪木』

一条真也です。12月24日はクリスマス・イブですね。非常に寒いので、わたしは自宅で過ごします。『教養としてのアントニオ猪木』プチ鹿島著(双葉社)を読みました。著者は、1970年、長野県生まれ。新聞14紙を読み比べ、スポーツ、文化、政治と幅…

『格闘家アントニオ猪木』

一条真也です。『格闘家アントニオ猪木』木村光一編・著(金風舎)を読みました。「ファイティングアーツを極めた男」のサブタイトルがついています。著者は、1962 年、福島県生まれ。東京造形大学デザイン学科卒。広告企画制作会社勤務を経て、1995…

『資本主義の次に来る世界』

一条真也です。『資本主義の次に来る世界』ジェイソン・ヒッケル著、野中香方子訳(東洋経済新報社)を読みました。「サロンの達人」こと佐藤修さんに紹介された本です。著者は、経済人類学者。英国王立芸術家協会のフェローで、フルブライト・ヘイズ・プロ…

『悲しみの力』

一条真也です。『悲しみの力』スーザン・ケイン著、坂東智子訳(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を読みました。著者は、プリンストン大学、ハーバード大学ロー・スクール卒業。ウォール街の弁護士を経て、ライターに転身。『ニューヨーク・タイムズ』紙…

『世界文学をケアで読み解く』

一条真也です。『世界文学をケアで読み解く』小川公代著(朝日新聞出版)を読みました。「小説トリッパー」2021年冬季号から2022年冬季号まで連載した内容を、書籍化にあたって加筆訂正しています。著者は1972年、和歌山県生まれ。上智大学外国…

『死生観を問う』

一条真也です。『死生観を問う』島薗進著(朝日新聞出版)を読みました。著者から献本されたもので、「万葉集から金子みすゞへ」というサブタイトルがついています。著者は日本を代表する宗教学者です。1948年、東京都生まれ。東京大学文学部宗教学・宗…

『アントニオ猪木とは何だったのか』

一条真也です。『アントニオ猪木とは何だったのか』入不二基義・香山リカ・水道橋博士・ターザン山本・松原隆一郎・夢枕獏・吉田豪共著(集英社新書)を読みました。本書の帯には、リング上で対戦相手にインディアン・デスロックを掛ける猪木の写真とともに…

『証言 橋本真也』

一条真也です。『証言 橋本真也』長州力+佐山聡+前田日明+藤波辰爾ほか著(宝島SUGOI文庫)を紹介します。「破壊王とアントニオ猪木『相克』の真相」というサブタイトルがついています。 ブログ『長州力 最後の告白』 ブログ『証言1・4橋本vs.…

『プロレス熱写時代』

一条真也です。『プロレス熱写時代』大川昇著(彩図社)を紹介します。「プロレスカメラマンが撮った日本プロレス黄金期」というサブタイトルがついています。著者は、1967年、東京都出身。東京写真専門学校を中退し、『週刊ファイト』へ入社。その後、…

『怪物に出会った日』

一条真也です。『怪物に出会った日』森合正範著(講談社)を読みました。「井上尚弥と闘うということ」のサブタイトルがついています。プロボクシング界のスーパースターで、現WBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥選手が「楽しみにして…

『ジャニーズ61年の暗黒史』

一条真也です。『ジャニーズ61年の暗黒史』小菅宏著(青志社)を読みました。「新ドキュメントファイル」のサブタイトルがついています。著者は、著者は、作家。東京都出身。立教大学卒、集英社入社。週刊・月刊誌歴任後に独立。徹底した現場主義で社会と…

『ジャニーズ帝国60年の興亡』

一条真也です。『ジャニーズ帝国60年の興亡』鹿砦社編集部編(鹿砦社)を読みました。長年、ジャニーズ事務所関係の出版物を刊行してきた出版社の総決算的な本で、資料的価値が抜群にありました。ジャニーズ事務所設立から現在までの流れがすべてわかるの…

『裸のジャニーズ』 

一条真也です。『裸のジャニーズ』山瀬浩著(太陽出版)を読みました。サブタイトルは、「誰も語らなかった“ジャニーズの真実”」。知らなかったことが多く書かれていて、非常に興味深かったです。著者は、元テレビ朝日音楽番組プロデューサー。旧社屋に存在…