一条真也です。
29日の午後、「バク転神道ソングライター」こと京都大学名誉教授で宗教哲学者の鎌田東二先生が小倉に来られました。あいにくわたしは東京出張中でしたが、サンレーグループの佐久間進会長が 松柏園ホテルで面談しました。
佐久間会長と鎌田先生
大いに語り合う二人
鎌田先生と佐久間会長は、ブログ「鎌田東二先生、小倉へ!」で紹介した今年3月8日以来の再会でした。國學院大學の同窓である二人の懇談は多いに盛り上がったようです。佐久間会長が大学生時代に「宇宙一元神霊教」の教祖に見込まれたエピソードなども飛び出し、鎌田先生は「教祖は、佐久間青年の将来を予見されていたのだと思います」と語られました。父は喜んだことでしょう。
神事で龍笛を奉奏される鎌田先生
神事後に語り合う二人
佐久間会長は高齢ということもあってなかなか健康が優れないこともありますが、鎌田先生の発案で、急遽、松柏園内の神殿「讃礼殿」で健康祈願の神事を執り行って下さいました。鎌田先生は神主の資格をお持ちなのです。鎌田先生が神前に礼をされた後、石笛の奉奏、お祈りの言葉、龍笛の奉奏、歌の披露、法螺貝の奉奏が行われました。ご自身がステージ4のガン患者であるにも関わらず、父の健康のために心からの祈りを捧げて下さった鎌田先生には感謝の言葉もありません。
「日本経済新聞」2023年8月26日夕刊
鎌田先生は、「日本経済新聞」2023年8月26日夕刊の記事でも紹介されているように、最近は著書の刊行が相次ぎ、怒涛の活躍ぶりを見せられています。また、死生観に関するご発言も多く、ガン患者をはじめとした多くの方々に勇気を与えておられます。拙著『ウェルビーイング?』(オリーブの木)に寄稿して下さった「父子で取り組んできだウェルビーイング」という一文で、鎌田先生はわたしたち父子について「日本最強の父子」と過分なお言葉をお寄せいただきました。まことに恐縮の至りですが、これからも父の使命を揺るがずに継承し、「天下布礼」の道を突き進んでいきたいと思います。鎌田先生、このたびは心より感謝申し上げます。ありがとうございました!
久留米市美術館で鎌田先生と
わたしは、ブログ「久留米市美術館で鎌田先生に再会す」で紹介したように、4日前の25日に久留米市美術館で開催された「顕神の夢―幻視の表現者―」展で鎌田先生にお会いしました。なお、30日の朝、赤坂エクセルホテル東急で「出版寅さん」こと内海準二さんと朝食ミーティングしました。内海さんは鎌田先生と小生の対談本の編集を担当されていますが、今朝の打ち合わせで正式な書名が『古事記と冠婚葬祭~神道と日本人』と決まりました。同書は11月に現代書林から刊行されます。わたしたち「魂の義兄弟」の総決算となる一冊です。明後日は満月ですので、「ムーンサルトレター」第222信を投稿します。31日21時にUPされますので、ぜひ、ご一読下さい!
2023年8月29日 一条真也拝