横浜のグリーフケア式典 

一条真也です。
横浜に来ています。昨日11日の夜はちょっと飲み過ぎ、二次会ではカラオケを10曲ぐらい歌ってしまいました。朝食を取ってから、ホテルをチェックアウトしました。


ソシア21の前で


全国紙の取材を受けました

チェックアウト後はそのまま、冠婚葬祭互助会メモワールさんの結婚式場「ソシア21」へ。まずは、某全国紙の取材を受けました。「なぜ、いま、グリーフケアなのか?」「多死社会とグリーフケア」「葬儀とグリーフケア」「グリーフケア士の資質」など、さまざまな質問について真摯にお答えしました。11時30分からは、わたしが座長を務める「グリーフケアPT」の会議が11時30分から開かれました。さまざまな案件について議論しましたが、美味しい昼食もいただきました。


冒頭、挨拶する全互協の渡邊会長

グリーフケア式典のようす

 

その後、13時から、第2期ファシリテーター修了式が行われました。冒頭、全互協の渡邊会長(メモワール社長)が挨拶をされました。思えば、ブログ「グリーフケア発会式」で紹介したように、2020年11月4日、小倉紫雲閣の大ホールで、「グリーフケア資格研修発会式」(グリーフケア資格研修ファシリテーター養成課程・開会ガイダンス)が行われました。全国の互助会から選び抜かれた10名のファシリテーターのみなさんも集まっていました。そのみなさんはブログ「姫路のグリーフケア式典」で紹介したセレモニーで晴れて修了の日を迎え、上級グリーフケア士の資格を得られました。今日は、彼らも全国各地から参集していました。

心からお祝いの言葉を述べました

グリーフケア委員長として挨拶しました

 

冒頭、グリーフケアPTの座長として、わたしが挨拶しました。わたしは、「みなさん、本日はおめでとうございます。2020年11月4日、小倉で「グリーフケア資格研修発会式」が行われました。そのとき、全国の互助会から選び抜かれた10名のファシリテーターのみなさんに対して、わたしは「選ばれし者の恍惚と不安、二つ我にありという言葉を紹介しました。フランスの詩人ポール・ヴェルレーヌの言葉ですが、太宰治が「葉」という小説で使い、前田日明も新生UWFの旗揚げの挨拶で使いました。あの日、第1期ファシリテーターのみなさんも、同じ思いだったと思います。そして、本日、第2期ファシリテーターの方々が晴れて修了式を迎え、第3期の方々が開講式を迎えます。みなさんは、グリーフケアの時代を拓くパイオニアです。どうか、自身の大いなるミッションを果たされて下さい」と言いました。


プーチン大統領グリーフケアを学ばせたい!


グリーフケアは平和への祈りです!

 

続けて、わたしは「いま一番、グリーフケアを学んでほしいのは世界で戦争を起こしている政治家たちです。彼らが起こした戦争で、いかに多くの悲嘆が生まれているのかを知ってほしいです。グリーフケアは人間愛の発露であり、幸福へのサポートであり、平和への祈りです。グリーフケアという考え方が広まれば、この世から戦争がなくなるかもしれません。どうか、みなさんのこれからの人生が愛に満ちた素晴らしいものであることを祈念しています。本日は、誠におめでとうございます!」と述べました。

上級グリーフケア士認定証の授与

心を込めて拍手しました

 

その後、伊藤先生より御挨拶があり、一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団の金森理事長(レクスト社長)から第2期ファシリテーター修了証の授与、および上級グリーフケア士の認定証の授与が行われました。わが社の島袋さんも証書を授与され、わたしは胸が熱くなりました。

挨拶する伊藤先生

 

2007年に、わたしがグリーフケアの書である『愛する人を亡くした人へ』を書いたとき、互助会業界の人のほとんどは「グリーフケア」という言葉を知りませんでした。あれから16年・・・『愛する人を亡くした人へ』を原案とするグリーフケア映画が9月からクランクインします。また、グリーフケア資格認定制度が昨年からついに始動し、日本初いや世界初の上級グリーフケア士が誕生。今日は、新たに10人の上級グリーフケア士が生まれたのです。わたしは、大きなミッションを与えられた方々に心からの拍手をお送りしました。

閉会の挨拶をする金森理事長

 

続いて、第3期ファシリテーター開講式が開かれました。今回も、冠婚葬祭互助会業界を代表する企業から選び抜かれた精鋭たちが集いました。どうか、しっかりと学んでいただき、グリーフケアの時代を拓いていただきたいです。最後は、一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団の金森理事長による閉会の挨拶が行われました。関係各位の協力を得て、無事に式典を終えることができて、わたしの胸は感謝でいっぱいです。


大きな区切りがつきました

 

その後、わたしはソシア21からJR新横浜駅に移動し、14時48分発のぞみ41号でJR小倉駅に向かいました。小倉駅には19時13分に到着しました。今回は出張中に還暦を迎えたこともあり、何かとバタバタしていて大変疲れました。それでも、今後のスケジュールに空白はありません。還暦になって、新しく生まれ変わったつもりであります。これからも「天下布礼」のために全力で走り続ける覚悟ですので、どうぞ、よろしくお願いいたします!

 

2023年5月12日 一条真也