「財界九州」新年号取材   

一条真也です。
10月31日、「財界九州」新年号の取材を受けました。
今年の取材場所は、 松柏園ホテルです。

f:id:shins2m:20191031145029j:plain写真撮影のようす

 

「財界九州」の新年号に登場させていただくのも、早いもので、もう19回目です。第1回目は、社長に就任した2001年の暮れに取材を受けました。本日は最初に松柏園ホテルのメインバンケットである「グランフローラ」で写真撮影を行いました。それからインタビュー取材に移り、財界九州社・企画編集部の鳥海副部長の質問に答えました。

f:id:shins2m:20191031140143j:plain写真撮影のようす

 

最初に、わたしは以下のような話をしました。北九州市の高齢者比率は、ついに30パーセントを超えました。全国に20ある政令指定都市の中でも最も高い数字となっており、日本一の超高齢都市といえます。「高齢化社会」「多死社会」を迎えるにあたってこれまでの「葬儀を行う施設」から「葬儀も出来る施設」への転換、つまり「セレモニーホールからコミュニティセンターへ」の転換が求められていると考えられます。つまり、「葬儀をする施設」から「葬儀もする施設」への転換です。この日もブログ「『1939年映画祭』のお知らせ」で紹介したイベントが開催され、小倉紫雲閣の大スクリーンで「風と共に去りぬ」が上映されます。

f:id:shins2m:20191031150134j:plainインタビュー取材のようす

 

施設数が80を超えた紫雲閣についても今後の展開について質問を受けました。現在、新規にオープンを控えている紫雲閣も多いです。また、「三礼庵」という紫雲閣とは別ブランドの高級会館も展開しています。ここは、葬儀会場だけではなく、茶道や華道の教室でもあります。後はセレモニーホールをシニア世代が日頃から集える交流施設として活用することにより高齢者が安心して楽しく生活できる街づくりを目指します。また、独居老人の増加やコミュニティの崩壊による孤独死の問題などにコミュニティセンター化を行うことが問題の解決の糸口となるのではないか考えます。

f:id:shins2m:20191031150038j:plain2019年を振り返りました

 

ブログ「北九州市災害時支援協定調印式&記者会見」で紹介した北九州市と株式会社サンレーの間で結んだ「災害時における施設の使用に関する協定」についてお話しました。協定の締結は「NHKニュース」のトップでの報道をはじめ、ほとんどの全国紙でも大きく扱われました。北九州市民の方々の反響と期待も想像以上に大きいです。「葬儀をする施設」から「葬儀もする施設」へ。セレモニーホールからコミュニティセンターへ。互助会の理念である「相互扶助」の実現をめざして、そして地域に不可欠な施設としてこれからも地域に貢献させていただきたいと願っています。

f:id:shins2m:20191031150152j:plain2020年の展望を語りました

 

昨年から、わたしは上智大学グリーフケア研究所客員教授に就任しましたが、そのこともいろいろ聞かれました。わたしは、グリーフケアの普及こそ、日本人の「こころの未来」にとっての最重要課題であると考えており、サンレーでも自助グループを立ちあげてグリーフケア・サポートに取り組んできました。これまで自分なりに冠婚葬祭業界で実践してきたことを踏まえて、さらなる研究を重ね、充実した講義を行いたいと思います。今年はブログ『グリーフケアの時代』で紹介した本を出版することができました。来年からは、全互協と上智大学グリーフケア研究所のコラボを実現し、互助会業界にグリーフケアを普及させるとともに、グリーフケアの資格認定制度の発足にも取り組みます。

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「財界九州」2019年新年号

 

いつも、この時期に「財界九州」の取材を受けると、「もう今年も終わりか」と思います。わたしは、今後の施設展開、予定しているイベント、さらには社会貢献事業などの内容に触れながら、わが社のミッションについて説明しました。そして、「天下布礼」への意気込みを大いに語りました。

 

2019年10月31日 一条真也