「1939年映画祭」のお知らせ

一条真也です。
昨日から、東京に来ています。
今朝、寒くて震えながら目覚めました。
16日は10時から全互協の正副会長会議、12時から理事会、14時から「消費者契約法改正に向けた説明会」に参加しました。その後は出版関係の打ち合わせをしました。そんな中、「1939年映画祭」のポスターができました。ブログ「友引映画館」で紹介したように、わが社では互助会の会員様や高齢者の方向けに無料の映画上映会を行っていますが、ついに映画史に残る三大名作を上映いたします。

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1939年は映画史における奇跡の年でした。西部劇の最高傑作「駅馬車」、ラブロマンスの最高傑作「風と共に去りぬ」、そしてミュージカルおよびファンタジー映画の最高傑作「オズの魔法使い」の3本が誕生したからです。その3つは、すべて、その年のアカデミー賞を受賞しています。そして、それぞれが現代作品にも多大な影響を与え続ける、名作中の名作たちが今年で製作80周年を迎えました。この3作を愛してやまないわたしは、わが社のコミュニティセンターの施設数がこのたび80となったことを機に、「1939年映画祭」を開催することにいたしました。ぜひ、名作中の名作たちをお近くの紫雲閣の大スクリーンでご鑑賞下さい!

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駅馬車

個性豊かな9人の乗客を乗せた駅馬車が走る中で繰り広げられる西部劇。乗客それぞれのエピソードを盛り込みながら、ダイナミックなアクションと圧倒的なスピード感で圧巻のストーリーを展開。音楽、カメラワーク、キャスト、どれを取っても大変素晴らしく、アメリカの西部劇映画を語る上で欠かせない名作であり、映画史を代表する傑作です。1939年2月15日に公開し、批評家から大絶賛され、興行的にも大成功しており、この年のアカデミー賞には7部門にノミネートされ、助演男優賞(飲兵衛医者を演じたトーマス・ミッチェルに)と音楽賞をそれぞれ受賞しています。本作のクライマックスとなるシーンは、アクション映画史上不朽の名場面となっていて、1995年にアメリカ国立フィルム登録簿にも登録されています。現在も高い評価を受け続けており、映画史上に残る不朽の名作として知られています。映画批評家らを対象にした過去の作品のランキングや投票では必ずと言っていいほど上位にランキングされています。

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風と共に去りぬ

南北戦争前後のアメリカ南部を舞台に、戦争によって社会制度が崩壊していく激動の時代、貴族の生まれであるスカーレット・オハラの半生を、彼女を取り巻く人々とともに描いたドラマです。1936年6月に出版されたマーガレット・ミッチェル原作の『風と共に去りぬ』が世界的ベストセラーとなり、そして、出版の翌月には映画製作者のデヴィッド・O・セルズニックが映画化権を獲得し、その後3年の歳月と当時の金額で390万ドルの製作費をかけて全編で3時間42分という大長編映画を完成させ、1939年12月15日にワールドプレミアとして初公開して空前の大ヒットとなりました。1940年のアカデミー賞で作品賞、監督賞、主演女優賞(ヴィヴィアン・リー)、助演女優賞ハティ・マクダニエル・黒人俳優初)、脚色賞ほか特別賞を含め9部門を受賞しています。

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オズの魔法使

知らない人はいないという程知名度が高く、日本でも馴染みのある本タイトル。カカシ、ライオン、ブリキの木こり、愛犬のトト、そして主人公であるドロシーが共に旅をする成長物語。大人から子どもまで楽しむことができ、奥行きのあるストーリー展開が魅力です。1939年のアカデミー賞で作品賞を含む5部門にノミネートされ、作曲賞(ハーバート・ストサート)、歌曲賞(「虹の彼方に」)、特別賞(ジュディ・ガーランド)を受賞している童話ミュージカルの代表作です。そして、驚くことに監督のヴィクター・フレミングは今回の上映ラインナップにある「風と共に去りぬ」で監督賞・作品賞を受賞しています。 


死を乗り越える映画ガイド』(現代書林)

 

わたしは、この三大名作が同時期に生まれたことから、1939年を映画の全盛時代と考えています。また、これだけの名作の80周年を祝う記念上映をどこの映画館も行わないことから、わが社のコミュニティセンターでブルーレイ上映することを決意した次第です。もちろん、各作品の上映許可は正式に取っております。なお、「風と共に去りぬ」と「オズの魔法使」についての熱い想いを『死を乗り越える映画ガイド』(現代書林)に書きました。未読の方は、ぜひ、ご一読下さい。いや~、映画って本当にいいもんですね!

 

2019年10月16日 一条真也