能登半島からのLINE

一条真也です。
能登半島地震の被害の惨状が次第に明らかになっていますが、言葉を失うばかりです。そんな中、サンレー北陸の 金沢紫雲閣の大谷賢博総支配人よりLINEが届きました。

地震で散乱する大谷総支配人の実家の玄関

 

大谷総支配人は、昨日の地震発生直後もLINEで写真を送ってくれました。ブログ「石川県で震度7の地震」にも掲載した彼の実家の玄関が物で散乱した写真でした。彼の実家は、石川県羽咋郡志賀町にあります。志賀町能登半島のほぼ中央に位置しますが、正月休みでちょうど彼も実家に帰っていました。


亀裂の入った道路(撮影:大谷賢博)


全壊した大谷総支配人の実家


生まれ育った家が住めなくなりました

 

その後も余震が続き、現地の状況はさらに深刻さを深めました。その様子が彼から送られた写真でよくわかります。彼からのLINEには、「前回の能登半島地震と今回の地震で、とうとう実家にもう住めなくなりました。全壊です」と書かれていました。それを読んだわたしは、涙を流しながら「心よりお見舞いを申し上げます。ご家族の心中、お察しいたします」と返信しました。


大谷総支配人の実家前の簡易避難所

GENKY志賀町(富来店)

GENKY志賀町(富来店)

 

大谷総支配人は、「自宅前で近隣の住民の簡易避難所作りました」「この状況でGENKY志賀町(富来店)がなんと店を開けました」とも報せてくれました。彼のコンパッションと行動力には頭が下がりますが、こんなときに近隣住民のために開店したGENKY志賀町(富来店)さんも凄い! 同じく北陸のみなさんのお世話をさせていただく企業を経営する者として、心より敬意を表します。


被災地に向かう消防車&救急車


1人でも多くの方を救って下さい!

大谷総支配人は、日本で最初に誕生した10人の上級グリーフケア士の1人です。今回の件はまことに辛いことと思いますが、どうか、周囲の方々の悲嘆に寄り添い、心を守ってあげていただきたいです。彼から「実家と両親のこと。近隣の独り暮らし高齢者の面倒も私が面倒見ているので、長期でお休みさせて頂くことになりそうです。申し訳ありません」とLINEが届いたので、わたしは「もちろんです。いくらでも休んで下さい。みなさんの命と心を守ってあげて下さい!」と返信しました。現地には、消防車や救急車が続々と駆け付けているそうです。


大谷総支配人とのLINEのやりとり

 

早速、被災地には必要な物資・水・食料などを送る手配をしました。正月休み返上で本社に出勤していた石田恭一取締役総務部長が動いてくれました。義援金の準備も始めました。わが社は互助会ですが、こういうときこそ、「相互扶助」のコンパッションの精神を発揮しなくてはなりません。今回、大谷総支配人とわたしはLINEでメッセージ交換しましたが、少し前まで北陸にいた紫雲閣事業部の青木博部長や同じく上級グリーフケア士であるグリーフケア推進部の市原泰人部長も、昨夜から大谷支配人とLINEを交換し、彼を励まし続けたそうです。頑張れ、大谷総支配人、みんなついてるぞ!!  全力で応援するぞ!!


大谷総支配人(左)と市原部長(右)に囲まれて

 

2024年1月2日  一条真也