ブルーvsグリーン

一条真也です。
28日の小倉は気温28度で初夏の陽気でした。
この日はずっと書斎で原稿を書いていましたが、根を詰めて少し疲れたので、気晴らしにYouTubeを鑑賞しました。お気に入り登録してある複数のチャンネルから、おすすめ動画が紹介されます。その中で、大相撲の動画があったので、なんとなく観てみました。相撲の取り組みなら時間も短いだろうと思ったからです。


それは「増田俊也スタジオ(作家のYouTube)」というチャンネルの「【ガチ】千代の富士 vs 若島津(1985年春場所14日目)南海の黒豹」という動画でした。増田氏は七帝柔道の北大柔道部出身で、ブログ『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』をはじめ多くの名著を書かれています。この動画チャンネルでは、柔道だけでなく、大相撲、空手、ボクシングの名勝負なども紹介されており、ときどき観ています。


感動の名勝負でした!

 

今回の1985年春の「ウルフvs南海の黒豹」はとんでもない名勝負でした。こんな力相撲、今では見られません。両力士とも足に根が張ったような足腰をしていますし、2人とも心技体の揃った名勝負です。わたしは中学時代は相撲部の主将をしていたくらいの大の相撲ファンでしたが、あの頃夢中になった大相撲を思い出しました。どうか、こういう素晴らしい相撲が取れる日本人力士が出てきてほしいと心から願います!


千代の富士の廻しはロイヤルブルー

若島津の廻しはアッシュグリーン

 

わたしは、この千代の富士と若島津の取り組みを「美しい!」と思いました。何が美しいのか? まず、相撲そのものが美しい。白鵬のような見苦しいところがまったくありません。2人とも正々堂々と闘っています。また、両力士の肉体も美しい。巨漢揃いの角界の中で不利であったとは思いますが、無駄な贅肉をつけず、2人ともヘラクレスのような筋肉の鎧を身につけています。そして、廻しの色彩が美しい。千代の富士は、鮮やかなロイヤルブルー。若島津は、渋いアッシュグリーン。どちらの色も美しい!


ロイヤルブルーのマスク姿で


アッシュグリーンのマスク姿で

 

じつは、わたしはロイヤルブルーも、アッシュグリーンも大好きな色です。そして、奇しくも、今月はその2色の不織布マスクを愛用していました。たとえば、ブログ「初夏の気配の東京へ!」で紹介したように5月25日はロイヤルブルーのマスクをしていましたし、ブログ「全互連移動理事会in山口」で紹介したように5月12日はアッシュグリーンのマスクをしていました。ブログ「マスクを楽しむ!」で紹介したように、わたしは多彩な色のマスクを着用しますが、特にロイヤルブルーとアッシュグリーンはお気に入りで、今月はどちらかを常に着けていました。その愛する2色の廻しをつけた力士同士の名勝負を観ることができて、大満足です。「それが、どうした?!」と言う方もいるかもしれませんが、ちょっとした偶然を「縁」として受け止め、楽しんだり、面白がったりする精神は人生を豊かにするような気がします。それにしても大相撲はいいですね。今年は、久々に九州場所を観戦しようかな?

 

2022年5月28日 一条真也