全互連移動理事会in山口

一条真也です。
12日の小倉は、朝からしとしと雨でした。わたしは久々の出張ということで、JR小倉駅から新幹線のぞみ32号に乗ってJR新山口駅に向かいました。全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の移動理事会に参加するためです。今日は、五月に合わせたグリーンのコーディネートです。


JR小倉駅の前で


のぞみ32号の車中で


少しだけ読書しました

 

小倉駅から新山口駅までは18分ですが、いつものクセで車内では読書をしました。『ウルトラマンの伝言』倉山満著(PHP新書)という本です。明日13日からいよいよ映画「シン・ウルトラマン」が公開されるので、鑑賞前にウルトラマン関連の知識について復習しておこうと思ったのです。日本は、巨大な力に苦しめられ続けてきた。闇に怯え、打ちひしがれ、夢や希望を無くしている時代だからこそ、民族の神話が必要なのではないか。気鋭の皇室史学者である著者は、ウルトラマンを日本人の「神話」と見なし、大切なものを「自らの手で守り抜くとは、どういう意味か」「力を得るには、何をしなければならないか」を問います。非常に興味深い内容なのですが、なにぶん18分しか時間がないため、あまり読めませんでした。


JR新山口駅に到着しました


駅前には種田山頭火銅像が・・・


湯田温泉までは送迎バスで移動

 

JR新山口駅に着くと、駅前に種田山頭火銅像を発見しました。日本の自由律俳句の俳人で、山口県佐波郡の生まれ。各地を放浪しながら1万2000余りの句を詠んだ人ですね。わたしは銅像を見ると、一緒に写真を撮らなければ落ち着きません。新山口駅からは送迎バスで、全互連の移動理事会が行われる湯田温泉に向かいました。


湯田温泉ユウベルホテル松政


歓迎の看板がありました


素敵な客室に入りました


部屋に温泉もあります!

ここにある「湯田温泉ユウベルホテル松政」で、移動理事会が開催されます。ホテルに到着すると、すぐチェックインすることができました。わたしの部屋は8階でしたが、広くて快適な客室です。部屋には温泉も付いているので、新型コロナウイルスの感染を心配しなくて済みます。来月5日に長女の結婚式を控えているわたしは、万が一のことを用心して、部屋風呂に入りたいと思います。


客室からの眺め


ノスタルジックな湯田温泉の景観

 

わたしは、全互連の前会長です。
移動理事会というのはわたしの会長時代に始めました。ブロックの垣根にとらわれず、また東京にとらわれず、全国各地の仲間のもとでフランクに会議を行うニュー・スタイルです。全互連は、冠婚葬祭互助会の保守本流です。冠婚葬祭互助会とは、その名通りに「相互扶助」をコンセプトとした会員制組織です。終戦直後の1948年に、西村熊彦という方の手によって、日本最初の互助会である「横須賀冠婚葬祭互助会」が横須賀市で生まれました。そして、横須賀から名古屋へ、さらには静岡へと、全国に広まっていきました。いわゆる「平安閣グループ」と言われている互助会集団が全互連です。


移動理事会の会場


前会長として挨拶しました

 

会議は16時にスタートし、わたしは前会長として挨拶をしました。わたしは、まず、「移動理事会は、わたしの会長時代に始まりました。今回、久々に移動理事会を開催できて、大変嬉しく思います」と言いました。それから「今日、小倉駅から新幹線に乗ったら18分で新山口駅に着きました。こんなに近い山口ですが、じつはあまり来たことがありません。この湯田温泉には維新百年公園というのがありますが、山口すなわち長州藩明治維新を起こしました。そのとき、高杉晋作軍が関門海峡を越えて九州を襲来し、小倉城が燃えてしまうなど、小倉は壊滅的な被害を受けました。それ以来、山口は怖い所、山口の人は怖い人だと思っていたのです。まあ冗談ですが、北海道から沖縄まで、さまざまな土地で互助会事業を営んでいる全互連は本当に素晴らしいと思います。これからも、ぜひ一致団結して、頑張りましょう!」と述べました。


コーヒーとケーキが出されました


理事会終了後、温泉に入りました

その後、コーヒーとケーキが提供されました。隣に座っていた杉山会長が「もうすぐ夕食なのになあ・・・」とつぶやきましたが、しっかりケーキを平らげていました。(笑)わたしは甘いものは苦手ですが、杉山会長につられて食べてしまいました。ブルーベリーのケーキで美味しかったです。移動理事会は2時間にわたって活発な意見が飛び交い、大いに盛り上がりました。その後は宿泊部屋に移動、温泉に入りました。

 

2022年5月12日 一条真也