涙、涙の結婚式

一条真也です。2月3日の節分の日の午後、親戚(妻の姉の長女)の結婚式および結婚披露宴に参列しました。場所は、東京丸の内の「シャングリ・ラ東京」です。わたしは、久々にタキシードを着ました。


シャングリ・ラ東京」の親族控室にて

 

花嫁は昨年8月15日に父親を亡くしており、結婚式が延期となりましたが、晴れて、この日に結婚式を挙げました。義兄を含めて、わたしの長女の結婚式に花嫁の家族全員で参列していただきましたので、わたしたち家族も全員で参加した次第です。シャングリ・ラ東京は初めて訪れましたが、素晴らしくラグジュアリーなホテルでした。


兄とともに入場した花嫁


新婦のベールダウンをする義姉


感極まる・・・


父の代わりに兄と歩くバージンロード


泣けて仕方ありませんでした


兄から夫へバトンタッチ


素晴らしいカップルが誕生!


涙が止まらない!

 

15時から親族紹介があり、15時半からシャングリ・ラ東京のチャペルで結婚式が行われました。わたしたち家族も姻族として参加しました。お父さんが昨年亡くなったので、花嫁はお兄さんと一緒に入場しましたが、兄妹とも赤ちゃんの頃からよく知っていますので、その姿を見るだけで泣けてきました。義兄は闘病中に、「必ず病気を治して、バージンロードを一緒に歩くから」と言っていたそうです。どれほど、最愛の娘の花嫁姿を見たかったことかと思うと、たまりません。花嫁のベールダウンをした義姉が泣き崩れ、その姿を見てまた涙が溢れ出てきました。儀式では、最初に牧師さんが「愛する天のお父様」と言いました。もちろん、主イエス・キリストのことですが、わたしには義兄のことだと思えてなりませんでした。


結婚披露宴会場のようす


結婚披露宴会場にて

妻と・・・


喜びの新郎新婦が入場!


ウェディングケーキ入刀


親族で記念撮影

 

そして、16時半から結婚披露宴が行われました。来賓とか会社の上司とかは関係ない親しい友人主体の結婚披露宴でしたが、わたしはこういったスタイルは初体験でしたので新鮮でした。新郎のウェルカム・スピーチの後、若い友人たちが乾杯の発声や挨拶をしましたが、みなさんとても上手でした。花嫁の碧ちゃんは幼い頃からフランス人形みたいに可愛い女の子でしたが、花嫁姿も本当に美しかったです。お婿さんも美男子ですが、新婦の兄によく似ています。天国の義兄にも見せてあげたかった!(涙)


花嫁の手紙


涙が溢れ出てくる!


花嫁の手紙を聴く母と兄


涙が止まらない!

 

披露宴の最後は、花嫁の手紙の朗読です。「お父さん、きっと見ていてくれてるよね!」の第一声で、もう、わたしの涙腺は完全崩壊しました。隣に座った妻も泣いていました。花嫁は、亡き父、母、兄への感謝を述べた後、夫とその両親への感謝も述べました。彼女が何を語っても涙が止まりません。愛娘の晴れの姿を見れなかった義兄の分まで、わたしがしっかり見届けたいと思っていましたが、涙で目が霞んで見えなくなってしまいました。前夜に劇場版最新作を観た「鬼滅の刃」の岩柱・悲鳴嶼行冥のように、わたしは、ひたすら涙を流し続けました。こんなに泣いたのは、ブログ「長女の結婚披露宴1」で紹介した披露宴の新婦の父親の挨拶以来です。そのとき、亡くなった義兄がわたしの涙の挨拶を聴いて貰い泣きしてくれたそうです。そのことを思い出して、また涙が溢れてきました。

久々に家族が揃いました

 

会場が素晴らしいことはもちろん、お料理もお酒も美味しく、演出も最高の披露宴でした。わたしも冠婚葬祭を生業としていますが、「やっぱり、結婚は最高の平和だなあ」と思いました。それから、このたびの結婚式のおかげで、わたしたち四人家族も一同に会し、絆を深めることができました。結婚式のみならず葬儀もそうでしょうが、冠婚葬祭がなかったら家族など幻のようなものだと痛感します。冠婚葬祭こそが、家族というあやふやな存在を実体化するような気さえします。冠婚葬祭とは、離れ離れの家族を再結集させ、縁を再確認させ、絆を深める文化的装置なのだと思います。長女はすでに結婚しましたが、次女がまだ独身ですので、彼女が嫁ぐ日までは生きたいと思いました。最後に、希望に満ちた新郎新婦の末永いお幸せを心よりお祈りいたします。改めて、本当におめでとうございます!


末永くお幸せに!

 

2024年2月4日  一条真也