「レッドシューズ」

一条真也です。今日はクリスマス・イブですね。街には、クリスマス・カラーの赤が溢れています。わが家の玄関にも、大きなポニーセチアが飾られています。


昨年12月に北九州先行公開された「レッドシューズ」


さて、赤といえば、ブログ「レッドシューズ」で紹介した日本映画を思い出します。 ブログ「『西日本新聞』シネマ連載開始!」で紹介したように、わたしは今年8月から「西日本新聞」に映画をテーマにしたエッセーを佐久間庸和の本名で連載しています。連載記事については、権利の関係で紙面掲載後1ヵ月間はウェブ公開ができません。その時期がすでに過ぎましたので、公開いたします。第8回目は「レッドシューズ」を取り上げましたが、見出しは「感動作に地元名所次々と」です。

西日本新聞」2023年11月9日朝刊

 

シングルマザーのボクサーと娘の絆を描いたヒューマンドラマ映画「レッドシューズ」という作品があります。監督の雑賀俊朗さんは北九州市出身。2016年公開の「カノン」では中国のアカデミー賞とされる金鶏百花映画祭の国際映画部門(17年)で、最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀女優賞の3冠を達成。「レッドシューズ」も素晴らしく、非常に感動しました。

 

主演の朝比奈彩さんをはじめ、佐々木希さん、観月ありささん、松下由樹さん、市原隼人さん、森崎ウィンさんと俳優陣も豪華です。実は、不肖わたしも出演しているのですが、改めて考えてみると、「えっ、オレ、あの佐々木希さんや観月ありささんと共演したの!」と驚きました。「T・ジョイリバーウォーク北九州」での先行上映舞台あいさつにも参加させていただきました。赤いシューズと赤いジャケットのコーディネートで、雑賀監督、朝比奈さん、松下さんに花束を贈りました。

 

映画は、ある事情により娘と暮らせなくなった真名美(朝比奈彩)が、娘を取り戻すために再起を懸けてリングに上がるという物語です。葬儀のシーンがあるのですが、わが社の 小倉紫雲閣で撮影されました。わたしは真名美の親戚の西山という男の役だったのですが、しっかりセリフが与えられました。なんと、わたしのセリフの直後が映画のタイトルバックという流れで、責任重大だったのですが何とかやり遂げました。

 

本連載7回目(10月26日)に紹介した映画「君は一人ぼっちじゃない」に続き、2度目となる映画出演でしたが、雑賀監督から「名演技でしたよ!」と言われ、わたしは感無量でした。映画「レッドシューズ」はストーリーが感動的なだけでなく、オール北九州ロケで、北九州空港をはじめ、門司港レトロ地区、和布刈公園、勝山公園旦過市場、西日本工業倶楽部、北九州総合体育館といった地元の名所もたくさん出てきます。来年1月6日にはDVDが発売されます。みなさん、ぜひ御覧ください!

 

じつは昨日、雑賀監督から久しぶりにメールが届きました。そこには、「映画『レッドシューズ』では、本当にありがとうございました。おかげさまで、北米最大の映画祭、カナダのモントリオール・ファンタジア国際映画祭に招待されましたし、北九州市上映では、ユナイテッドなかま16では、異例の3ケ月半のロングラン上映をしていただきました。また、試写会での社長の赤いマフラーは、今でも印象に残っております。いろいろな意味で、作品へのご協力に感謝しております。それで、次回作を石川県金沢市加賀市で撮影しました。映画『レディ加賀』と言う作品です」と書かれていました。おおっ、「レディ加賀」はよく予告編で流れるので知っていました。「なんだ、レディー・ガガのダジャレじゃないか!」と思っていたのですが、まさか雑賀監督がメガホンを取っていたとは! 加賀はサンレー北陸のお膝元なので、ぜひ社員総出で観に行きたいと思います。来年2月2日石川県先行上映だそうで、金沢のシネコンで鑑賞するのが今から楽しみです!


2023年12月24日  一条真也