「レッドシューズ」

一条真也です。
9日の午前中、東京から北九州に戻りました。
北九州空港に到着後は サンレー本社に直行して、いくつかの大事な打ち合わせをしました。夕方からはリバーウォーク北九州内にあるシネコンのT・ジョイに向かいました。ここで、日本映画「レッドシューズ」の北九州先行上映が開始され、この日は舞台挨拶があるのです。


ヤフー映画の「解説」には、こう書かれています。
「シングルマザーのボクサーと娘の絆を描いたヒューマンドラマ。ある事情により娘と暮らせなくなった主人公が、娘を取り戻すために再起を懸けてリングに上がる。『リトル・マエストラ』などの雑賀俊朗が監督を務め、地元である北九州でオールロケを敢行。窮地に立たされた主人公をドラマ『ランウェイ24』などの朝比奈彩が演じ、『おいしい給食』シリーズなどの市原隼人、雑賀監督作『カノン』にも出演した佐々木希のほか、森崎ウィン観月ありさ松下由樹らが共演する」

 

ヤフー映画の「あらすじ」は、以下の通りです。
「北九州で娘と暮らすシングルマザーの真名美(朝比奈彩)は、ある日家庭裁判所に呼び出される。女子ボクシングに熱中する彼女の経済状況が不安定で、娘の養育は義母(松下由樹)が担うべきと行政が判断したためだった。そんな中、思いがけず失業した彼女は周囲の支えにより老人介護施設の職を得るが、事故を起こしてしまい、娘と暮らせなくなってしまう。娘を取り戻すためには、ボクシングの試合でファイトマネーを勝ち取り生活を立て直す以外になく、真名美は最強のチャンピオンとの対戦に挑む」

 

じつは、この映画、ブログ「出演映画の試写会」で紹介したように、わたしは今年1月26日に行われた北九州特別関係者試写会で鑑賞しています。 ブログ「二度目の映画出演」で紹介した雑賀俊朗監督の最新作です。雑賀監督は1960年、北九州市生まれ。福岡県立東筑高等学校および早稲田大学社会科学部卒。(株)泉放送制作を経て、現在(株)サーフ・エンターテイメント社長。映画監督、TV番組プロデューサー、ディレクター、企画立案・脚本も多く手がけておられます。 雑賀監督の「カノン」は中国のアカデミー賞とされる金鶏百花映画祭 国際映画部門において、 最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀女優賞の三冠を達成しました。素晴らしい偉業ですね!


リバーウォーク北九州の前で


T・ジョイのロビーで

朝比奈彩さんに花束を渡しました

松下由樹さんに花束を渡しました

この日の舞台挨拶には主演の朝比奈彩さん、共演の松下由樹さん、雑賀監督も登場しましたが、なんと、わたしが登壇して3人に花束をお渡ししました。なぜ、わたしにこのような大役が回ってきたかというと、この映画にわたしも出演しているからです。あと、雑賀監督とは親しくお付き合いさせていただき、何度も酒を酌み交わしながら映画談義をしてきました。わたしは、雑賀監督には「おめでとうございます!」、朝比奈さんには「ずっとお会いしたかったです!」、松下さんには「昔からファンでした!」とお伝えしました。3人とも、飛び切りの笑顔を返して下さいました。とても嬉しかったです!

朝比奈さんからお礼のコメントを頂きました


わたしも舞台挨拶をしました

 

その後、わたしがマイクを取って挨拶をしました。司会者から「今日は、赤い靴を履かれていますね」と振られたので、わたしが「はい、アマゾンで買いました!」と言うと、場内は大爆笑。よし、つかみはOK牧場!(笑)その後、司会者から「映画にも出演されているんですよね」と言われたので、「はい、最初の方に出てますね。わたしは、年間100回以上映画館に行くほど映画が好きなのですが、特に雑賀監督の『カノン』が好きだったんです。その雑賀監督の映画に出演させていただいて、本当に光栄です!」と言うと、雑賀監督が嬉しそうでした。


朝比奈彩さんへのメッセージを伝えました


朝比奈さん、ご結婚おめでとうございます!

それから、わたしが「今日は、朝比奈彩さんにお会いしたかったです。というのも、朝比奈さんにどうしてもお伝えしたことがあるからです」と言ったところ、朝比奈さんは驚いた顔をしてわたしの顔をじっと見つめました。わたしは、「じつは、わたしの長女が朝比奈さんと同い年なのですが、今年結婚しました。父親としてちょっと寂しい思いもしているところです。朝比奈さんも、今年ご結婚されましたよね。本当に、おめでとうございます! どうか、お幸せに!」と言いました。朝比奈さんは嬉しそうに「ありがとうございます!」と言われ、お隣の松下さんは大きな拍手をして下さいました。

フォト・セッションのようす


みんな、「レッドシューズ」を観てね!

その後、フォトセッションとなり、4人で「レッドシューズ」の看板を持って記念撮影をしました。当初、わたしは朝比奈さんの横に並ぶと思って、非常に緊張していました。というのも、「日本一スタイルが良い美女」との声も高い朝比奈さんの横に並ぶのは「公開処刑」みたいで不安だからです。でも、雑賀監督から「彼女の横に並ぶなら、どんなスタイルの良い人でも同じことですよ」と言われ、「それもそうだな」と思って気が楽になりました。実際は、雑賀監督の横で、公開処刑は免れました。実際にお会いした朝比奈さんは、外見の美しさからは想像がつかないほど人間味がある良いお嬢さんでした。今回の花束贈呈&舞台挨拶は良い思い出となりました。


映画「レッドシューズ」は泣ける感動作です。主演の朝比奈彩をはじめ、佐々木希観月ありさ鶴田真由松下由樹市原隼人と俳優陣も豪華です。じつは不肖わたしも出演しているのですが、撮影後に「えっ、オレ、佐々木希観月ありさと共演したの!」と驚きました。しかも、この映画、なんと「カンヌ国際映画祭」および「モントリオール国際映画祭」に出品するそうです。俺の演技をカンヌの観客が観るのか!(汗)ドキドキが止まりません!(笑)


とにかく、朝比奈彩さんの演技が素晴らしかったです!
撮影中の結婚発表もあり驚きましたが、スタイルも運動神経も抜群な彼女のボクサー姿はよく似合いました。ボクシングやランニングの動きが完全にアスリートのそれでしたね。あと、シングルマザーが抱えている問題には考えさせられました。コロナ禍で多くのシングルマザーが苦しんでいると思います。この映画撮影された北九州市は、ひとり親を支援するため様々な取組みを実施しシングル・マザーを熱くサポートしているそうです。人を幸せにしたいという大志を抱くわが社も、ぜひサポートさせていただきたいと思いました。近々、具体的なプランを考えます!


「レッドシューズ」は、「女性版ロッキー」をめざした女子ボクシングの映画です。雑賀監督は若い頃にシルベスター・スタローン主演の「ロッキー」を観て、大変感動したといいます。その感動から映画監督になったようなもので、ぜひ「ロッキー」へのオマージュとなる映画を作りたいのだとか。わたしもボクシングなどの格闘技は大好きなので、「ロッキー」シリーズはすべて観ました。血沸き肉躍るエキサイティングな展開がたまりません。最近は女子ボクシングも人気競技になっているので、「レッド・シューズ」のボクシング・シーンも注目されると思います。


女子ボクシングの映画といえば、クリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」が思い浮かびます。アカデミー賞で、主演女優、助演男優、監督、作品賞の主要4部門を制覇した名作ですが、主演女優のヒラリー・スワンクはこの作品で2度目のオスカーに輝きました。ブログ「クライ・マッチョ」で紹介したデビュー50周年記念作品をはじめ、わたしはイーストウッドの監督映画はほとんど観ています。彼は社会問題に関心が深いことで知られていますが、雑賀監督もブログ「カノン」で紹介した映画ではアルコール依存症モラルハラスメントの問題を描き、そして今回はシングルマザー問題に光を当てた人です。雑賀監督には、日本のクリント・イーストウッドになっていただきたい!

小倉紫雲閣での葬儀のシーン


わたしの出演シーン


わたしの出演シーン


撮影のようす

 

わたしは、この「レッドシューズ」に出演しました。といっても、チョイ役です。葬儀場でのシーンに、主人公・真名美の親戚である西山という男の役で出演しました。交通事故で亡くなった真名美の両親の葬儀のシーンですが、わが社の小倉紫雲閣で撮影されました。わたしには、ほんの短いセリフが与えられました。わたしのセリフの直後が映画のタイトルバックという流れで、責任重大です。しかも、本番直前にセリフが増えました。驚きましたが、それでも何とかこなしました。


舞台挨拶で鶴田真由さんに花束贈呈


「君は一人ぼっちじゃない」出演シーン


「君は一人ぼっちじゃない」撮影のようす

 

ブログ「映画出演」で紹介した2018年7月18日に撮影された映画「君は一人ぼっちじゃない」に続いて、今回で二度目の映画出演となりました。そのときは松柏園ホテルでの撮影でしたが、わが社の二大冠婚葬祭施設で実現した映画ロケの撮影に参加できて、感無量です。終了後、雑賀監督から「名演技でしたよ!」と言われました。もちろんリップサービスでしょうが、こうなったら、カンヌ映画祭とは言わないまでも「日本アカデミー賞」の優秀助演男優賞を狙いたいです!(笑)映画の街・北九州市を盛り上げるために、わが社も「レッドシューズ」を全面的に応援したいと思います。この映画には、北九州空港をはじめ、門司港レトロ、めかり公園、勝山公園旦過市場、西日本工業倶楽部、北九州総合体育館といった地元の名所もたくさん出てきます。北九州のみなさんも、ぜひ御覧下さい!



リバーウォーク北九州にて

 

2022年12月10日 一条真也