北九州国際映画祭開幕! 

一条真也です。
12日の夜は一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団の忘年会があり、汐留と銀座で痛飲しました。翌13日の朝、二日酔いのまま羽田空港へ向かい、スターフライヤー81便で北九州に戻りました。今夜から北九州国際映画祭が開幕ということで、機内は俳優さんだらけでした。そして、なんとわたしの隣席は、とよた真帆さんでした。


リバーウォーク北九州のクリスマス・ツリーを背に


青山真治クロニクルズ展」の看板の前で

 

とよた真帆さんは、いわずと知れた北九州市出身の故青山真治監督の奥様です。その青山監督の偉大な業績を偲ぶ「青山真治クロニクルズ展」も開催中のリバーウォーク北九州の中にある北九州芸術劇場・中劇場で、13日の18時から開催された「北九州国際映画祭」のオープニングセレモニーに参加しました。

北九州国際映画祭」の看板の前で

セレモニー開始前の会場のようす

 

北九州国際映画祭は、本日から17日(日)まで開催されます。オープニングセレモニーには、映画祭のアンバサダーであるリリー・フランキーさんが登壇。そして、総合司会は、マルチに活躍し、映画コメンテーターとしての顔も持つLiLiCoさんが務めました。オープニングセレモニーの最後には、関係者が壇上に集まって記念撮影が行われ、わたしもスポンサー企業の代表として参加しました。リリー・フランキー光石研とよた真帆板谷由夏、吉本美憂といった俳優の方々と一緒に、わたしもステージに登壇して記念写真に収まりました。

関係者による記念撮影のようす

関係者による記念撮影のようす

 

記念の集合写真撮影が終わると、19時から、オープニング作品として、ドキュメンタリー映画「ウィール・オブ・フェイト~映画『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~」と、映画「無法松の一生(4Kデジタル修復版)」が上映。「ウィール・オブ・フェイト」は、80年の時を経て映画「無法松の一生」が4Kデジタル修復されるまでのドキュメンタリー映画です。監督を務めたのは、ニューヨークと東京を拠点とするドキュメンタリー映像監督の山崎エマさん。プロデューサーは、シネリック・クリエイティブ社長で、新作映画、ドキュメンタリーなど多数プロデュースしている、エリック・ニアリさん。本作は、20分ほどの短編映画ですが、当時の制作者たちの苦悩、ヒロイン園井恵子被爆死など、知られざる数奇な運命を紐解くとともに、伝説の映画カメラマン宮川一夫の助手を長年努めた宮島正弘の修復にかける想いと、コロナ禍での国境を越えた修復に密着しています。



続いて、1943年に製作された日本映画史に燦然と輝く名作「無法松の一生(4Kデジタル修復版)」が上映されました。監督は、名匠・稲垣浩です。舞台は日露戦争が終わったばかりの明治末期の九州・小倉。バンツマこと、阪東妻三郎が演じる、喧嘩っ早い人力車夫・松五郎の生き様を、哀切に満ちた心温まるエピソードとともに綴り、理想の女性に対する美しき愛情、男の心情を描く感動作です。

北九州国際映画祭」のチラシの裏

 

これらの作品を皮切りとして始まった北九州国際映画祭ですが、期間中には、様々な特集の上映会が組まれています。メインプログラムとして「KIFFプレミア作品上映会」。そして、「リリー・フランキー氏選出 アンバサダーセレクション作品上映会」、「青山真治監督追悼特集上映会」、「松本零士氏追悼上映会」、「みうらじゅん氏セレクション 松本清張作品上映会」、「タナダユキ監督セレクション作品上映会」、「松尾スズキ監督セレクション作品上映会」、「あなたの青春の一本」、「KFC支援作品上映会」、「小倉名画座セレクション作品上映会」と、すごい数の特集となっています。まさに、北九州が映画に染まる5日間。映画好きのわたしにはたまりません!



2023年12月13日 一条真也