11月度総合朝礼

一条真也です。ついに、11月になりました。
今年も残るところ2ヵ月となりました。1日の午前8時45分から、わが社が誇る儀式の殿堂である小倉紫雲閣の大ホールにおいて、サンレー本社総合朝礼を行いました。

11月度総合朝礼前のようす

最初は、もちろん一同礼!

社歌斉唱のようす

マスク姿で登壇しました

 

例年は9月いっぱいでクールビズが終わるのですが、今年はあまりの猛暑につき10月は移行期間としました。11月からはノーマルスタイルです。一応、コロナ感染への警戒を緩めずに、全員マスク姿で社歌を歌いました。社長訓示の時間となり、わたしがチリアンパープルの不織布マスク姿で登壇しました。まず、わたしは「11月になりました。18日には、わが社の創立57周年を迎えます。10月24日の朝、わたしは朝日の上に龍を見ました。本社社員旅行の最中でしたが、まさに吉兆です。来年は龍年ですが、わが社はますます良くなることでしょう。


渋谷ハロウィーンと北九州成人式について

 

昨日はハロウィーンでした。例年は東京の渋谷のハロウィーン参加者が暴徒化して荒れますが、今回は渋谷区長の必死の覚悟で食い止めました。高く評価したいと思います。ぜひ、北九州市長さんも荒れる成人式を必死の覚悟で食い止めていただきたいものです。海外のマスコミに「取材に来ないで下さい」と伝えた渋谷区長のように、北九州市長も国内のマスコミに「ド派手成人式の取材はしないで下さい」と伝えていただきたい。わたしは、「渋谷のハロウィーンは日本の恥とされましたが、北九州の荒れる成人式はもっと日本の恥です!」と言いました。

マスクを外しました

 

それから、10月12日、「笑いの会」が100回目を迎えました。2014年11月13日に第1回が開催された「笑いの会」が記念すべき100回目を迎えることができたのです。この会は、「人は老いるほど豊かになる」という「老福」の考えのもとに始まりました。小ノ上マン太朗先生をはじめ、みなさまの支えがあってこそ、長かったコロナ禍も乗り越えて100回という道のりを歩むことができました。2020年には、「北九州市健康づくり活動表彰」の優秀賞にも選ばれました。


マスクの下は笑顔です!

 

挨拶に立ったわたしは、「本当に皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。今日の100回記念イベントでは、楽しい時間を過ごし、新しい思い出を作り、更なる素晴らしい未来に向けてエネルギーを充電して下さい!」と述べました。それから不織布マスクを外すとき、「マスクの下は・・・・・・笑顔です!」と言って、満面の笑みを見せたところ、大歓声に包まれました。

人は老いるほど豊かになる!

 

続いて、わたしは「わたしは、多くの著書で『人は老いるほど豊かになる』と訴えてきました。わたしも今年で60歳になりました。還暦を迎えたわけですが、みなさんから見れば、まだまだ若造かもしれません。あと何年生きられるかわかりませんが、笑いながら楽しく生きていきたいと願っています。これからも、みなさんと共に素晴らしい瞬間を分かち合い、成長していけることを楽しみにしています。それでは、100回記念のイベントを心から楽しんでいきましょう。本日は誠にありがとうございました!」と述べたのでした。


「笑いの会」について話しました


熱心に聴く人びと

 

その後、「笑いの会」の活動に多大な貢献をしていただいた「博多笑い塾」塾長である小ノ上マン太朗氏に表彰状と記念品を贈らせていただきました。表彰式授与の後は、小ノ上マン太朗、太丸ばあちゃん、涼風歌萌、吉田シュンシュン、山本譲一といった方々によって会場は爆笑の渦に巻き込まれました。「笑い」は持続的幸福としてのウェルビーイングにとって非常に重要です。わが社は40年前から「幸せ」の追求に取り組んできましたが、「笑い」が大きな役割を果たしました。わが社は「落語の会」や「笑いの会」の開催を通して、笑いによる縁としての「笑縁」作りに励んできたのです。

誕生日を祝おう!

 

今年、わたしは60歳の誕生日を迎えました。世間では、伝説の名俳優・嵐寛寿郎をもじって「アラカン」と言います。「カン」は「還暦」のカンでもあります。還暦を迎えたわたしは、年長者の仲間入りをしました。ここ数年、コロナ禍で誕生日を祝ってもらえなかった人も多いでしょう。誕生日を祝うとは、「あなたがこの世に生まれたことは正しいですよ」と、その人の存在を全面的に肯定することだと思います。人間関係を良くする最高の方法です。

老害」から「老福」へ

 

世間では「老害」などという言葉が使われています。人は老いるほど豊かになる「老福」をめざすべき、というわたしの考え方とは相容れません。社会はもちろん、年長者自身も老いを前向きにとらえることができなくなっています。世間・社会で迷惑なふるまいをする高齢者を「老害」と呼びますが、往々にしてそう思われるような行為をする当事者には「自制すべきだ」という認識はありません。自らの老いの現実を受け入れることができないことが、原因のひとつといえると思います。つまり「老害」を起こしにくくするには、「老い」をポジティブに受け入れることで、老いの現実を受け入れやすくすることが重要です。


老福人生を歩むためには


熱心に聴く人びと

 

日本の神道は、「老い」を人が神に近づく状態ととらえます。その考えのもとに長寿祝いを行うこと、知り合いの葬儀にはなるべく参列すること。この2つが自然に「老い」と「死」を受け容れて「老福」人生を実現します。わたしは、年長者が穏やかに、かつ毅然と生きる道を示すべく、最新刊年長者の作法主婦と生活社)を書きました。老福人生を歩むには「礼」と「作法」が求められますが、わたしにとっての理想の年長者は、父である佐久間進会長です。米寿を迎えて、黄金の冠とちゃんちゃんこを着た佐久間会長はとても嬉しそうでした。

最後に道歌を披露しました

 

長寿祝いは、高齢者が厳しい生物的競争を勝ち抜いてきた人生の勝利者であることを示し、「人は老いるほど豊かになる」ということをくっきりとした形で見せてくれます。長寿祝いとは、大いなる人生の祝勝会です。そして、冠婚葬祭は、人生の四季を愛でる儀式なのです。そして、わたしは以下の道歌を披露しました。

 

老いるほど豊かになると知る人の
  笑ひで開く老福の道  庸軒

 

「今月の目標」を唱和

最後は、もちろん一同礼!

 

その後は「今月の目標」を全員で唱和し、最後はもちろん「一同礼」で総合朝礼を終えました。この後は、恒例の北九州本部会議を行います。丸3年間、コロナ禍にもかかわらず、黒字の確保はもちろん、ベストを尽くして走ってきました。コロナ4年目となる今年は、1月から歴代最高記録ラッシュで、ロケットスタートに成功しました。今年も、全社員が全集中の呼吸で全員の力を合わせて、最後まで前向きに走り抜きたいです!

今年も、最後まで走り抜こう!

 

2023年11月1日 一条真也拝