施設出身者の成人式に晴れ姿を

一条真也です。
今日の朝日新聞朝刊にわが社の記事が掲載されました。サンレー・アンビション・プロジェクト(SAP)の一環として取り組んでいる児童養護施設出身の成人者に晴れ着をプレゼントする活動についてです。

朝日新聞」2023年9月27日朝刊

 

記事は「施設出身者の成人式に晴れ姿を」「冠婚葬祭業者、振り袖贈る」の見出しで、「児童養護施設で育ち、成人式を迎える人に『晴れ姿』をプレゼントしている冠婚葬祭業のサンレー(本社・北九州市)が、今年度も中津市にある同社グループの結婚式場『 ヴィラルーチェ』で希望者に好みの振り袖を選んでもらっている。振り袖一式のレンタルは15万~30万円程度かかり、経済的な理由からあきらめる人もいる。サンレーグループは『晴れの日は、晴れ姿で迎えてほしい』との思いから、振り袖の無料レンタルを各地で実施。中津市では児童養護施設『清浄園』の出身者に2021年度から始め、今回は3人にプレゼントする。22日に訪れたのは、高校卒業まで清浄園で暮らし、現在は佐伯市在住で接客の仕事をしている加藤紗那さん(19)。試着を重ねて悩んだ末、オレンジが映える明るい振り袖を選んだ。来年1月の『中津市二十歳式』に向けて『中学の同窓会が楽しみ。大人として、ちゃんとしようと思います』とはにかんだ。ヴィラルーチェの長尾量司支配人は『笑顔で喜んでいただけるのがうれしい。プレゼントは今後も続けていきたい』と話した。(貞松慎二郎)」と書かれています。ありがたいことです!

コンパッション!』(オリーブの木

 

わが社の晴れ着プレゼント活動については、拙著コンパッション!オリーブの木)の中で詳しく紹介しています。「コンパッション」を直訳すれば「思いやり」ということになるでしょうが、この言葉が内包している大きさは「思いやり」を超えるものです。キリスト教の「隣人愛」、儒教の「仁」、仏教の「慈悲」など、人類がこれまで心の支えにしてきた思想にも通じます。わが社は、これからも「コンパッション」を追求し、実践していきます。

 

 

2023年9月27日 一条真也