テレサ・テン紀念墓園   

一条真也です。
サンレー創立50周年記念旅行の1班で、台湾に来ています。
昨夜は、ブログ「サンレー創立50周年記念旅行祝賀会in台湾(1班)」で紹介したパーティーが盛大に開催され、美酒に酔いました。


金宝山墓園にやって来ました

素晴らしい納骨堂があります

納骨堂を背景に

金宝山墓園の広場のオブジェ

宇宙卵のようなオブジェの前で

墓園のようす



2日目は、最初に新北市にある金宝山墓園を訪れました。ここの「愛区」には、「テレサテン紀念墓園」があります。台湾のみならず日本、中国、香港、タイ、マレーシア、シンガポール、さらには北朝鮮などでも人気のあった「アジアの歌姫」の墓園です。


日本でも大変な人気でした。特に1984年の「つぐない」、85年の「愛人」、86年の「時の流れに身をまかせ」は、なんと3年連続で日本有線大賞の大賞受賞曲となっています。こころに残る名曲の数々は、いまも多くの日本人によってカラオケで歌われていますね。わたしも大好きです。
そして、「つぐない」、「愛人」、「時の流れに身をまかせ」の三大名曲は、荒木とよひさ氏が作詞しました。なんと、この荒木氏、サンレーの第一社歌である「愛の輪」の作者でもあるのです! これは凄い! 佐久間会長に聞くと、「当時、電通に頼んで社歌を作った」そうです。一体いくらかかったんでしょうね? 今では想像もつきません。


テレサテンの墓標

歌姫の冥福を祈りました



テレサテン紀念墓園」に話を戻します。
台湾観光局の公式サイト「Taiwan」では、次のように紹介されています。
テレサテンはいま、新北市北海岸の金宝山墓園に眠っています。金宝山墓園は芸術的景観をもつ現代的な墓園です。山を背に広々とした敷地、眼下には金山から野柳一帯が一望におさまります。そうした風光を愛でて、多くの要人や経済界の重鎮、またスターたちが当地に墓を設けていますが、なかでも、テレサテンの墓園はもっとも華やかな輝きを放っています。墓園の位置は東北向きで、遠くに太平洋を望み、周囲も美しく整備されていることからテレサテン公園と称されています」


テレサテンの墓標の前で



また、「Taiwan」には以下のようにも書かれています。
テレサテン紀念公園は金宝山墓園の『愛区』にあります。広場と墓園の二つの部分に分かれ、およそ百坪あります。広場の部分は金宝山墓園の公共用地で、墓園部分は約50坪です。広場には大きなピアノの鍵盤が据えられています。以前は実際に音色を出すこともできたといいます。墓園への入り口には赤外線の感知装置がセットされていて、人が入ると同時にテレサテンの名曲の数々が流れます」


テレサテンの黄金銅像



そして、墓園にはテレサテンの黄金の銅像が!
やはり偉人を顕彰し、偲ぶためには銅像が必要ですね。
ちなみにこの銅像は、テレサテンが1993年に台湾政府軍営を訪問したときのイメージを再現しているそうですが、躍動感のある造形が印象的です


スピーカーからテレサテンの名曲が♪

黄金銅像に学ぶ



また、墓碑上にも彫刻がありますが、こちらは大地の母を象徴しているそうです。「訒麗君1953―1995」とあるのは、彼女の本名です。
彼女は1995年5月8日、喘息の発作でタイのチェンマイで急死、遺体は台湾に運ばれました。彼女の人気を物語るかのように、台湾の著名な墓園が次々に墓地の提供を申し出たそうですが、ご遺族が最終的にこの場所を選んだといいます。


横から見た黄金銅像



いずれにしても、「歌は世につれ世は歌につれ」などと申しますが、やはり人生を支える音楽、歌が人の「こころ」を時に勇気づけ、時に癒してくれるのは万国共通ですね。テレサテンの冥福を祈りながら、世の平安も祈らずにはおられませんでした。


近くにある「萬仏塔」



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2017年3月2日 一条真也