一条真也です。
わたしはホテルを経営しています。「松柏園ホテル」というのですが、これは祖父の栗田光十郎が『論語』にちなんで名づけました。
『論語』の」〈子罕篇〉には、以下の言葉が登場します。
「歳寒くして、然(しか)る後に松柏の彫(しぼ)むに後(おく)るることを知る」
「冬になってはじめて松や柏が枯れないで残ることがわかるように、人の真価はピンチのときにこそ、はっきりと現れる」という意味です。その人の能力が表面的なものなのか、しっかり身についているものなのかは、緊急時にわかるものです。
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ふだんから周囲の人たちに親切にしていたり、みんなから尊敬されているような人なら、本当に困ったとき、誰かが助けてくれます。でも、いつも自分のことばかり考えている人間は、絶体絶命のピンチのとき、誰も手を貸してくれません。人は自己中心的なことばかりしてはならないのです。
これは、わが祖父の教えでもありました。
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*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。
2017年2月28日 一条真也拝