アップデートした平成心学塾

一条真也です。
5月10日、わたしは53歳になりました。
その日の午後、オフィシャルレクチャーサイト「平成心学塾」がリニューアルされました。お待たせしました、久々のアップデートです!


オフィシャルレクチャーサイト「平成心学塾」



この「平成心学塾」は、もともとはオフィシャルサイト「ハートフルムーン」の中のコンテンツの1つでした。しかし、オフィシャルサイト自体の情報量が膨大になってきたので、特に情報密度の濃い「平成心学塾」の内容を見直し、2010年にオフィシャルレクチャーサイトとして独立させたのです。


新しく加わった「聖人篇



サイト内は「社会篇」「経営篇」「宗教篇」「文化篇」「読書篇」の5つの部門に分かれていますが、中でも朝礼やスピーチなどにすぐ使える「経営篇」へのアクセスが最も多いようです。昨年1月に「経営篇」を大幅にリニューアルしていますが、今回は新規で「聖人篇」と「聖典篇」をリリースしました。これで全7部門となります。


聖人篇」の「ブッダ



聖人篇」では、『世界をつくった八大聖人〜人類の教師たちのメッセージ』(PHP新書)で取り上げた聖人たちを紹介しています。ブッダソクラテス孔子老子モーセイエスムハンマド聖徳太子の八聖人です。世界を変えた宗教や思想の基盤を築き、多大な影響を与え続ける聖人たち。彼らの教えは「人類を幸福にしたい」という点で共通の志を持っています。
わたしが提唱するハートフル・ソサエティの実現には、この八大聖人の教えを融合した「智慧」が必要なのです。特定の地域や民族にかたよらない中道、中庸の思想、つまり対立する「VS」からお互いを認め合う「&」の世界、すなわち「アンドフル・ワールド」ですね。


新しく加わった「聖典篇



また、「聖典篇」では、「こころの世界遺産」ともいえる古今東西の「聖典」を紹介しています。「神道の聖典」「仏教の聖典」「儒教の聖典」「ユダヤ教の聖典」「キリスト教の聖典」「イスラム教の聖典」の6つのカテゴリーで聖典を説明しています。「聖人篇」と併せて読んでいただくことで立体的な知識となるのではと考えています。めざせ、ハートフル・ソサエティ


聖典篇」の「神道の聖典



平成心学塾は、これからの社会において最大の価値を持つ「人間の心」をあらゆる視点から追求し、すべての人々が幸福になれる道をさぐります。まさに、「総合幸福学」というべきものを目指しているのです。
ブログ「九州国際大学の客員教授に就任しました」に書いたように、わたしは、九州国際大学(KIU)の客員教授を務めています。現在、将来の日本および世界を担う学生さんたちに、孔子ドラッカーの思想をテーマにした「教養特殊講義」を担当しています。また、ブログ「グリーフケアの夜」で紹介したように、来たる7月20日(水)から上智大学でわたしが講義を行うことが決定しました。ぜひ、心を込めて、グリーフケアについての考え方や想いを述べさせていただきます。


『世界聖典全集』と四大聖人で天下布礼を目指す!




そんなわたしには、理想の教師として仰ぐ存在が2人います。
1人は、もちろん孔子です。そして、もう1人は、吉田松陰です。
誠に不遜ですが、孔子の「人徳」と松陰の「情熱」をともに求めていきたいです。わが社の社長室には、湯島聖堂で求めた孔子像および萩の松陰神社で求めた松陰像がともに置かれています。教師としての志を失いそうになったとき、わたしはいつも孔子像と松陰像を握りしめ、じっと見つめるのです。


サンレー社長室にある孔子像と松陰像



もちろん、わたしは冠婚葬祭互助会の経営者であり、現在は業界の保守本流である全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の会長も務めています。
正直、時間がいくらあっても足りないほどです。
しかし、大学客員教授として講義するのも、作家として本を書くのも、けっして副業をしているのではありません。すべての活動は人間尊重思想を広めるための「天下布礼」の一環であると自覚しています。そして、平成心学塾は、「天下布礼」のための重要な舞台となります。


平成心学塾」に気軽にお立ち寄り下さい!



かつて、孔子の思想的子孫と言うべき明の王陽明は「心学」を開き、日本の石田梅岩は「石門心学」を唱えました。わたしは、「平成心学」としてのハートフル・マネジメントの地平を新たに切り拓きたいと考えています。どうぞ、このリニューアルを機に、ぜひ「平成心学塾」に気軽にお立ち寄り下さい。ちなみに受講料は無料です。(微笑)



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2016年5月11日 一条真也