一条真也です。
バリ島4日目で最終日となる14日の朝、ブサキ寺院を訪れました。
インドネシア・バリ島にあるヒンドゥー教総本山の寺院です。
アグン山の中腹に位置しており、約30の寺院群で構成されています。
腰布を巻いて、いざ聖地へ!
駐車場からバイクに乗りました
聖なるアグン山を望む
アグン山を背景に
ブサキ寺院が見えてきました
Wikipedia「ブサキ寺院」には、その歴史が紹介されています。
「8世紀には、仏教の修行の場であったといわれている。16世紀のゲルゲル王国の時代に急激に隆盛を極めた。しかし、群雄割拠による王国時代は、各地の諸王たちは、自分たちの領地の寺院のみを管理する状態が続いた。しかし、1917年のバリ島南部大地震の影響でバリ島で呪術、宗教儀礼が活性化した頃に、当時のオランダ植民地政府が、バリ文化の保護者としての立場を内外に示す上で、ブサキ寺院を文化復興のシンボル的存在と位置づけその復興を重視し、それとともに旧王族を中心にブサキ寺院の儀礼体系が再構築されたことで、総本山的地位を占めるようになった。
また、1938年には、植民地支配体制再編に伴い、バリの8人の旧王が自治官に任命された際、その自治権承認の儀式が、6月のガルンガンの日に寺院正面の一画で執り行なわれた」
「1979年には、パリサダが主体となってエカ・ダサ・ルドラの儀式が催行され、スハルト大統領ら閣僚が列席し、ブサキ寺院とヒンドゥー教徒に対する国家の保証を象徴する儀式となるとともに、内外のメディアで『100年に一度の儀式』として大きく報道されたことから、観光熱を高めることにもなった。これ以降も、ブサキ寺院の諸儀式はかなりの規模で日々の日常的な儀式も含め執り行なわれるようになり、また、ブサキ寺院で大儀礼が催される場合、清浄のために、村の遺体はすべて荼毘に付しておくよう取り決められている」
さすがはヒンドゥー教の総本山です
ブサキ寺院にて
ブサキ寺院にて
神聖なエリアには入れませんでした
また、JTBの公式HPには「幻の世界遺産、バリ・ヒンドゥーの総本山ブサキ寺院」と題する現地レポートが以下のように掲載されています。
「バリ・ヒンドゥーを象徴するような寺院でありながら、ブサキ寺院は世界遺産に登録されていません。これまで1990年、1992年、2001年の3回にわたって、インドネシア政府がブサキ寺院を世界遺産候補のリストに載せようとしたのを、寺院側が猛反対し、断念させたという経緯があるのです。地元が世界遺産の登録に反対するというのは珍しいケースですが、その反対理由が、「世界遺産になったら色々な規制がかかり、バリ・ヒンドゥー教の寺院として不都合が生じるのではないか。」ということだったそうです。ブサキ寺院が『幻の世界遺産』と呼ばれる所以です」
頭の上には神への供物が・・・・・・
バリ島最大のパワースポットです
聖なる気を感じました
1万ルピー(約100円)でアイスを買いました
しかし、観光地としては多くの問題があったようで、JTBの公式HPの記事には次のような記載があります。
「ブサキ寺院は、ツアーのガイドが中に入れず、専門のガイドを雇わねばならないとされ、そのガイドに高額な料金を請求されることや、寺院内に物売りが大勢いることなどで現地のツアー会社から長い間敬遠されてきました。ところがここ数年で状況がかなり改善し、ブサキ寺院を訪れるツアーを販売する会社も出てきました」
ちなみに、今回はJTB西日本さんのツアーでした。
ですので、問題なく見学が出来ました。良かったです。
*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。
2015年11月14日 一条真也拝