小倉ロータリー新年夜間初例会 

一条真也です。
1月10日の夕方、延岡から大分乗り換えで小倉へ戻りました。その後、松柏園ホテルへと向かい、18時半から小倉ロータリークラブの「新年夜間初例会」に参加しました。


松柏園ホテルの夜の外観

f:id:shins2m:20200110183455j:plain小倉ロータリークラブの新年神事のようす

 

例会に先立って、恒例となっていますが、ホテル内にある神社「顕斎殿」にメンバーが集って新年の祈願を行いました。皇産霊神社の瀬津神職が神事を執り行って下さいました。いつも、わたしは「月次祭」などで神事には参加しています。しかし、ロータリアンとして参加する神事はいつもと違った趣がありました。

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VILLA LUCEのザ・テラスで
f:id:shins2m:20200110185703j:plain最初に国歌とロータリーソングを歌いました♪

 

その後、場所を松柏園ホテルの新館「VILLA LUCE(ヴィラルーチェ)」の「ザ・テラス」に移して、例会が開催されました。角南会長の点鐘に続き、国歌「君が代」とロータリーソング「奉仕の理想」が歌いました。ソングリーダーは、ご存知、二村会員でした。久々に国歌とロータリーソングを歌うと、身の引き締まる思いがいたします。その後は加藤会長による「会長の時間」がありました。続いて「ニコニコ献金」で、何人かの方がニコニコされました。わたしも「あけまして、おめでとうございます。本日は松柏園ホテルを御利用いただき、誠にありがとうございます。今年も、どうぞよろしくお願いいたします」と書いて、貧者の一灯をともしました。

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カンパ~イ!

 
最後に、加藤会長の点鐘で例会が終了しました。それから、華やかに新年会がスタートしました。新年会は大いに盛り上がり、みなさん、お酒もたくさん飲まれました。何人もの方から「松柏園の料理は本当に美味しいですね」と言っていただき、ありがたかったです。しばらくして、「年男」「還暦祝い」の時間となり、年男のみなさんが祝われました。例年、還暦者は赤いパンツを被るのですが、今年は還暦者はいませんでした。

f:id:shins2m:20200110195914j:plain「年男」が勢揃い!

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新年夜間初例会のようす

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同じテーブルの方々と記念撮影

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カラオケ仲間と記念撮影

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最後に挨拶する松永副会長

f:id:shins2m:20200110210637j:plain最後は全員で記念撮影しました

最後は、松永次年度会長が中締めの音頭を取られました。それから、参加者全員が集まって記念撮影をしました。こうやって一同に会してみると、じつに錚々たるメンバーです。今夜は、気の置けない仲間のみなさんと楽しい夜を過ごしました。
小倉ロータリー、最高!

f:id:shins2m:20200110192327j:plain小倉ロータリー、最高!

 

2020年1月11日 一条真也

宮崎祝賀会  

一条真也です。ブログ「宮崎祝賀式典」で紹介したわが社の会社行事の後は、新年祝賀会がマリエールオークパイン延岡で行われました。司会は、谷口支配人です。わたしが駆け足で入場して、祝賀会が開始されました。

f:id:shins2m:20200110121915j:plainマリエールオークパイン延岡にて

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駆け足で入場しました

f:id:shins2m:20200110114129j:plain最初に挨拶しました

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カンパ~イ!

 

最初に社長のわたしが挨拶しました。
わたしは、「これからは祝宴です。神事の後の直会です。大いに食べて飲んで歌って楽しんで下さい!」と言いました。それから尾崎事業部長が勇ましく乾杯の音頭を取って、華やかに祝賀会がスタートしました。しばらくは料理や飲み物を味わいながらの歓談タイム。日頃はなかなか話せない社員との絶好のコミュニケーションの機会です。

f:id:shins2m:20200110115935j:plain祝賀会のようす

f:id:shins2m:20200110114534j:plain延岡名物のアスパラのビール揚げ

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うん、これは旨い!

f:id:shins2m:20200110115551j:plain日向名物のチキン南蛮

f:id:shins2m:20200110115610j:plainうん、これも旨い!

 

わたしも、多くの社員との会話を楽しみました。それにしても、わたしのブログをほとんどの社員が読んでいることに驚きました。改めて、ブログが社員のみなさんとの貴重なコミュニケーション・ツールになっていることを思い知りました。 料理は、いつものように、どれもなかなか美味でした。特に、延岡名物であるアスパラのビール揚げ、日向名物であるチキン南蛮が絶品でした。ビールの香ばしさがたまりません。これなら、100本ぐらい食べられます。

f:id:shins2m:20200110114921j:plain随行者が紹介されました

f:id:shins2m:20200110114929j:plain挨拶する小谷部長代理

f:id:shins2m:20200110115117j:plain挨拶する梅林課長

 

それから、北九州からわたしと一緒に来た随行スタッフが紹介されました。営業推進部の小谷部長代理と流通事業課の梅林課長です。2人とも緊張などまったく感じさせず、堂々と挨拶をしました。

f:id:shins2m:20200110120551j:plainカラオケ&余興大会のようす

f:id:shins2m:20200110121319j:plainカラオケ&余興大会のようす

f:id:shins2m:20200110122217j:plainカラオケ&余興大会のようす

 

その後は、各部署のカラオケ&余興で盛り上がりました。トップバッターは延岡営業所一同による「パプリカ」(Foorin)、次に、延岡南営業所一同による「WON’T BE LONG」(バブルガムブラザーズ)、3番手は、日向営業所一同による「優しいあの子」(スピッツ)、 4番手は、延岡テレホン営業所一同の「情熱」(KinKi Kids)、5番手は、冠婚・管理課一同による「ECHO」(Little Glee Monster)。いつもはビミョーに古さを感じさせる宮崎のカラオケですが、今年は「パプリカ」もあってアップデート感ムンムンです!!

f:id:shins2m:20200110122508j:plainわたしがステージに上がりました

f:id:shins2m:20200110122530j:plain太陽の衣装が到着!

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太陽の衣装に着替えました

f:id:shins2m:20200110122813j:plainいきなり大盛り上がり!

最後は、社長であるわたしの番が来ました。わたしはカラオケが苦手なので固辞したのですが、みなさんが「どうしても社長の歌が聴きたい」と言うので、ステージに上がりました。昨年は北島三郎の「まつり」とサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」の2曲で馬鹿みたいに盛り上がりましたが、今年はブログ「下呂温泉の大宴会」ブログ「平戸温泉の大宴会」で紹介したカラオケ大会のときと同じく、THE YELLOW MONKYの「太陽が燃えている」を歌うことにしました。

 

太陽の歌ということで、昨年末に購入した赤のレザージャケットを羽織り、白のハットを被りました。まるで64年の東京五輪の日本選手のユニフォームのような「日の丸」スタイルになりました。わたしは「東京で買った服と帽子ですが、派手すぎて北九州では着られず困っていました。ふと、2つを組み合わせれば『日の丸』スタイルになることになることに気づき、新年祝賀会で試してみることにしました」と述べ、「日本は日の本、太陽の国。サンレーは日の光、太陽の会社。さあ、令和2年の始まりに太陽の歌を歌うぜ!」と前口上を言いました。さらに畳みかけるように「おそれずに 死を受け容れて 美に生きる そこに開けり サムライの道」と叫ぶと、会場が熱狂の坩堝と化しました。よし、つかみはOK牧場!(笑)

f:id:shins2m:20200110122951j:plainステージ下へ!

f:id:shins2m:20200110123019j:plain会場内を練り歩く!

f:id:shins2m:20200110123042j:plainサンレーが燃えている♪

f:id:shins2m:20200110123132j:plain怒涛のフィナーレ!

 

「太陽が燃えている」はジャパニーズ・ロックの名曲ですが、メッセージ性が豊かで、大いに盛り上げりました。わたしは渾身の力でエアギターのパフォーマンスを繰り広げました。最後は「太陽が燃えている」の歌詞を「サンレーが燃えている」に替えて歌い上げると、またもや興奮が最高潮に達しました。あまりにも激しいパフォーマンスで、NHK紅白の欅坂46ではありませんが、過呼吸で卒倒しそうになりました。

f:id:shins2m:20200110123247j:plainアンコールで「星のフラメンコ」を歌う♪

f:id:shins2m:20200110123302j:plain華麗に(?)タップを踏みました

f:id:shins2m:20200110123323j:plain手拍子で会場が一体に!



その後、アンコールの拍手が鳴り止みませんでした。わたしは基本的にアンコールは固辞する方針なのですが、あまりにも拍手と「アンコール!」の声が止まないので、仕方なくもう1曲歌うことにしました。曲目は、赤いジャケットがフラメンコを連想させることから、西郷輝彦の往年の名曲「星のフラメンコ」です。タップも手拍子もきちんとやると、すでに会場の熱気は最高潮に! もともとノリの良い営業スタッフのみなさんが親の仇のように盛り上げてくれました。

f:id:shins2m:20200110123336j:plain君は僕の心の星♪

f:id:shins2m:20200110123428j:plainタップを踏むと、大歓声が!

f:id:shins2m:20200110123518j:plain最後は「オレ!」と叫ぶ

f:id:shins2m:20200110123539j:plain熱狂のフィナーレ!


わたしは、腰をクネクネさせながら「君は僕の心の星♪」と歌いました♪ 力の限りに歌い上げると、もう最高に盛り上がりました。最後にわたしは、「星の~フラ~メンコ~♪」の歌詞を力の限りに熱唱しました。そして、「令和2年も、燃えるような情熱で頑張りましょう! ワンチームで行きましょう!」と絶叫すると、興奮のルツボとなりました。

f:id:shins2m:20200110123741j:plainこの豪華賞品を見よ!

f:id:shins2m:20200110124317j:plainおめでとうございます!

 

カラオケ&余興大会の後は、恒例の豪華賞品が当たる「お楽しみ抽選会」です。賞品が当たるたびに大きな歓声が巻き起こりました。わたしの社長賞は超高級加湿器付き空気清浄器でした。当った人はあまりの嬉しさに茫然自失としていました。

f:id:shins2m:20200110124523j:plain最後は「末広がりの五本締め」で

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退場しました

 

最後は、紫雲閣事業部の谷上部長の音頭によるサンレー名物の「末広がりの五本締め」で宴を閉じました。サンレー宮崎のみなさん、今日は楽しかったですね。今年も、天下布礼をめざして、ともに頑張りましょう!
その後、わたしは延岡駅に向かって「にちりん14号」に乗りました。大分駅で「ソニック42号」に乗り換えました。小倉駅には17時過ぎに到着。18時半からは松柏園ホテルで開催される小倉ロータリークラブの「新年夜間初例会」に参加します。

 

2020年1月10日 一条真也

宮崎祝賀式典  

一条真也です。
昨日、大分から宮崎に入りました。
本日、サンレー宮崎の新年進発式をマリエールオークパイン延岡で行いました。さまざまな部署から、総勢100名以上が参集しました。

f:id:shins2m:20200110102914j:plain入場のようす

f:id:shins2m:20200110102952j:plain勇壮なふれ太鼓

f:id:shins2m:20200110103017j:plain最初は、もちろん一同礼!

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社歌斉唱のようす

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S2M宣言」を全員で唱和

 

司会は、管理課総務の松本さんでした。
まず、管理課経理の今津リーダーによる勇壮な「ふれ太鼓」で幕を明け、「開会の辞」に続いて全員で社歌を斉唱しました。それから、日向営業所の飯田所長によって「経営理念」および「S2M宣言」が読み上げられ、全員で唱和しました。

f:id:shins2m:20200110103747j:plainみなさんと新年の挨拶をしました

f:id:shins2m:20200110103822j:plain社長訓示を行いました

 

そして、いよいよ「社長訓示」です。
わたしは、以下のような話をしました。
あけましておめでとうございます!
輝ける令和2年をみなさんととともに迎えることができて嬉しく思います。今年は、いよいよ東京オリンピックパラリンピックの年です。

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改元の年は儀式の年でした

 

昨年は「平成」から「令和」への改元の年でした。
天皇陛下の御即位にあたり、日本文化の核ともいえる儀式群が斎行されました。10月22日、「即位の礼」の中心的な御儀たる「即位礼正殿の儀」が平安絵巻さながらに執り行われました。11月14日の夕方から15日の夜明けまでは、「大嘗祭」の中心儀式である「大嘗宮の儀」が皇居・東御苑で古式ゆかしく行われました。これは天皇陛下皇位継承に伴い、一世に一度だけ行う皇室伝統の大がかりな神事です。即位の礼大嘗祭と一連の儀式を合わせ、「御大礼」とも称されます。

f:id:shins2m:20200110104458j:plain「令和」の時代は「礼輪」の時代!

 

儀式産業そして儀式文化に携わる者として、いま、この時代に立ち会えた幸運に感謝するばかりです。新しい御代が誰にとっても平穏で、そして儀式の華ひらく時代となることを心より願う次第です。大嘗祭の終わった15日は、全国各地で七五三が行われました。「日本は儀式の国である」と痛感しました。儀式は「礼」を形にしたものです。「令和」の時代は「礼輪」の時代となるように思います。至るところで冠婚葬祭が大切にされ、「おめでとう」と「ありがとう」の声が行き交う社会が実現するのです。

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昨年のわが社を振り返りました

 

さて、わがサンレーですが、昨年は 紫雲閣および三礼庵が全国で80館を超える中、中核施設である 小倉紫雲閣北九州紫雲閣が災害時に予定避難所として使用できるよう北九州市と協定を結ばれるなど新しい動きもありました。各種の新聞、雑誌、NHKニュースでも大きく取り上げられ、サンレーがどれだけ地域にとって欠かせない存在であるかが示されました。「人間尊重」という当社の経営理念のもと、地域貢献にもつながりますし、なにより相互扶助の精神をもとにした互助会の真骨頂でもあります。将来は、他の自治体ともぜひ連携したいです。

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今後のビジョンを示しました

 

今年も引き続き紫雲閣の新規出店は続きます。2020年中に90館超、21年で100館になる予定です。わが社は現在、紫雲閣およに三礼庵をセレモニーホールから「コミュニティセンター」へ発展させているところです。「葬儀をする施設」ではなく「葬儀もできる施設」です。現在、「寺院消滅」が叫ばれていますが、従来の「寺院」が担っていたような地域のランドマークであり、人が集う場所を目指したいと思います。

f:id:shins2m:20200110105559j:plain コミュニティセンター化の推進を!

 

「コミュニティセンター」となった紫雲閣三礼庵では葬儀以外に、グリーフケアも積極的に実践していきます。悲嘆にくれるばかりではなく、遺族に寄り沿いつつ、悲しみを乗り越えるために読書会や映画鑑賞会、カラオケ大会といった新しいグリーフケアの形を提唱していきます。現在、わたしが副会長を務める一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会と、客員教授を務める上智大学グリーフケア研究所 とがコラボし、グリーフケアの専門資格認定制度を立ち上げ準備中です。わたしがプロジェクトチームの座長を務めまして来年秋には資格認定制度が動き出します。大きなミッションです。

f:id:shins2m:20200110105622j:plainラグビー日本代表との縁について

 

さて、2019年に最も活躍した「令和元年の顔」といえば、なんといっても、ラグビー日本代表の面々です。ワールドカップで初のベスト8入りした奮闘ぶりは、日本中に感動を与えました。じつは、彼らが心の支えにしていたのが、わたしが詠んだ歌であることを最近知って驚きました。「朝日新聞」の元旦の朝刊に出たのですが、わたしが15年前に詠んだ歌が、ラグビー日本代表強化委員長の藤井雄一郎さんの心に響いそうです。「おそれずに 死を受け容れて 美に生きる そこに開けりサムライの道」という歌なのですが、日本代表は、サムライの美しさを意識したチーム作りをしました。その中心にいた藤井さんは、インターネットで検索し、この歌にたどり着いたそうです。かつての武士が身につけていた潔さや謙虚さを教わる気持ちになったといいます。

f:id:shins2m:20200110105930j:plainワンチームで行こう!

 

わたしがサンレーの社員向けに詠んだ歌がラグビー日本代表の教化委員長の目にとまり、選手のみなさんを指導する一助になっていたことを知り、わたしは非常に驚きました。そして、大きな感動をおぼえました。やはり、この世は「有縁社会」であることを痛感しました。ラグビーという競技は「ワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン」という思想に支えられています。「一人は全員のために、全員は一人のために」と訳されることが多いですが、これは互助会の根本理念である「相互扶助」そのものです。ラグビー日本代表は「ワンチーム」を合言葉に、サムライの精神で頑張りました。わたしたちもサンレーグループというワンチームで頑張りましょう。働く土地は違えど、「こころ」は1つです!

f:id:shins2m:20200110110153j:plain日の本に礼の光を放たんと こころ一つにさらに進まん

 

元旦、門司にある皇産霊神社で初詣をしました。歳旦祭の前には見事な初日の出を拝みました。わたしは、「やはり太陽ほど偉大なものはない!」と思いました。日本とは日の本、太陽の国です。サンレーとは日の光、太陽の会社です。日はまた昇る。今年こそ、大輪の花、大きな「礼の輪」を咲かせましょう。相互扶助の心と人生を肯定する冠婚葬祭に基づく互助会は永久に不滅です。新しい時代を高い志で切り拓いてゆきましょう!」と述べてから、わたしは「日の本に 礼の光を 放たんと こころ一つに さらに進まん」という道歌を披露し、盛大な拍手の中を降壇しました。

f:id:shins2m:20200110110514j:plain営業優績者を表彰

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サンレーおもてなし賞」を渡しました

 

また、各種表彰状を対象者のみなさんにお渡ししました。まず、年間優秀募集賞を受賞した3人の方々と年間優秀情報賞を受賞した3人の方々。次に、葬祭ディレクター技能審査1級合格者1名、そして、「サンレーおもてなし賞」を受賞した2名のみなさんに金一封を添えて表彰状をお渡ししました。

f:id:shins2m:20200110111345j:plain決意表明のようす

f:id:shins2m:20200110111828j:plain想いをしっかり受け止めました

 

続いて、「部門別決意表明」です。営業推進部の本田課長、紫雲閣事業部の谷上部長、冠婚事業部の谷口支配人、管理課の今津リーダーがそれぞれの決意を読み上げました。そして、宮崎事業部の尾崎事業部長が代表して決意書を渡してくれました。尾崎事業部長から決意表明を受け取ったわたしは、「みなさんはサムライですか?サムライとは武士のことです。武士は食わねど高楊枝・・・・・・そして、武士に二言はありません。どうか、いま言ったことは必ず実行して下さい。わたしは、みなさんを信じています」と述べました。

f:id:shins2m:20200110112017j:plain最後は「和のこえ」で締めました

f:id:shins2m:20200110112104j:plain最後は、もちろん一同礼!

f:id:shins2m:20200110112119j:plain退場のようす

 

最後は、営業推進部の本田課長が、全員で手をつないでの「和のこえ」の音頭を取り、祝賀式典は終了。全員の心が1つになりました。

 

2020年1月10日 一条真也

大分祝賀会   

一条真也です。
9日、ブログ「大分祝賀式典」で紹介した会社行事の後、新年祝賀会がヴィラルーチェで行われました。冒頭、社長のわたしが挨拶し、「儀式は終わりました。これからは直会、祝宴です。みなさん、大いに食べて飲んで歌って楽しんで下さい!」と笑顔で言いました。その後、祐徳事業部長が乾杯の音頭を取って、華やかに祝賀会がスタート!

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祝賀会の最初に挨拶しました

f:id:shins2m:20200109121248j:plain大いに楽しんで下さい!

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挨拶する祐徳事業部長

f:id:shins2m:20200109121542j:plainカンパ~イ!

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祝賀会のようす

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中津唐揚げが絶品!

f:id:shins2m:20200109122124j:plainオレンジはヴィラルーチェの色!

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社員のみなさんと歓談

f:id:shins2m:20200109123601j:plain社員のみなさんと歓談

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佐久間会長と祐徳事業部長

 

しばらくは料理や飲み物を味わいながらの歓談タイムです。料理はどれも美味しかったですが、特に本場の中津唐揚げが絶品でした。日頃はなかなか話せない社員との絶好のコミュニケーションの機会ですので、多くの社員との会話を楽しみました。それにしても、わたしのブログをほとんどの社員が読んでくれていることに改めて驚きました。嬉しいですし、ありがたいですね。

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北九州から随行した3人を紹介

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見事な挨拶をする赤松相談役

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自己紹介する小谷部長代理

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自己紹介する梅林課長

 

それから、北九州からの随行スタッフが紹介されました。最初に赤松相談役が挨拶しましたが、スピーチが見事すぎて、まるで中津市長選に立候補するかのような勢いでした。(笑)それから、北九州本部営業推進部の小谷部長代理、同じく北九州本部流通事業課の梅林課長です。2人とも緊張などまったく感じさせず、堂々と挨拶をしました。

f:id:shins2m:20200109121859j:plain祝賀会のようす

f:id:shins2m:20200109125440j:plainカラオケ&余興大会のようす

f:id:shins2m:20200109125756j:plainカラオケ&余興大会のようす

f:id:shins2m:20200109130251j:plainカラオケ&余興大会のようす

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素晴らしい演奏でした♪

それから、カラオケ&余興大会です。
営業所&本部による「フレンズ」(レベッカ)、紫雲閣による「誘惑」(GLAY)、冠婚部によるギター・サックス演奏で「ルパン三世のテーマ」(大野雄二)で盛り上がりました。お世辞抜きで、みなさん、歌も踊りも本当にお上手です。

f:id:shins2m:20200109130635j:plainステージ上で着替えました

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ハットも被って、準備OK!


最後は、社長であるわたしの番が来ました。わたしはカラオケが苦手なので固辞したのですが、みなさんが「どうしても社長の歌が聴きたい」と言うので、ステージに上がりました。昨年は北島三郎の「まつり」とサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」の2曲で馬鹿みたいに盛り上がりましたが、今年はブログ「下呂温泉の大宴会」ブログ「平戸温泉の大宴会」で紹介したカラオケ大会のときと同じく、THE YELLOW MONKYの「太陽が燃えている」を歌うことにしました。

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いきなり大盛り上がり!

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魂をこめて歌いました♪

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太陽が燃えている♪

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魂の叫びを聞いてくれ!

 

太陽の歌ということで、昨年末に購入した赤のレザージャケットを羽織り、白のハットを被りました。まるで64年の東京五輪の日本選手のユニフォームのような「日の丸」スタイルになりました。わたしは「東京で買った服と帽子ですが、派手すぎて北九州では着られず困っていました。ふと、2つを組み合わせれば『日の丸』スタイルになることになることに気づき、新年祝賀会で試してみることにしました」と述べ、「日本は日の本、太陽の国。サンレーは日の光、太陽の会社。さあ、令和2年の始まりに太陽の歌を歌うぜ!」と前口上を言いました。さらに畳みかけるように「おそれずに 死を受け容れて 美に生きる そこに開けり サムライの道」と叫ぶと、会場が熱狂の坩堝と化しました。よし、つかみはOK牧場!(笑)

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ステージ下へ!

f:id:shins2m:20200109131100j:plain会場内を練り歩く!

f:id:shins2m:20200109131204j:plainサンレーが燃えている♪

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エアギターが炸裂!

f:id:shins2m:20200109131222j:plain怒涛のフィナーレ!

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今年も頑張りましょう!

 

「太陽が燃えている」はジャパニーズ・ロックの名曲ですが、メッセージ性が豊かで、大いに盛り上げりました。わたしは渾身の力でエアギターのパフォーマンスを繰り広げました。最後は「太陽が燃えている」の歌詞を「サンレーが燃えている」に替えて歌い上げると、またもや興奮が最高潮に達しました。あまりにも激しいパフォーマンスで、NHK紅白の欅坂46ではありませんが、過呼吸で卒倒しそうになりました。

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この豪華賞品を見よ!

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社長賞を抽選しました

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おめでとうございます!

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会長賞は超高級自転車でした!


カラオケ&余興大会の後は、恒例の豪華賞品が当たる「新春お楽しみ抽選会」です。賞品が当たるたびに大きな歓声が巻き起こりました。わたしの社長賞は、超高級空気清浄機でした。会長賞は、なんとフォルクス・ワーゲンの超高級自転車でした。当選した人は嬉さのあまり、茫然自失としていましたね。

f:id:shins2m:20200109133819j:plain最後は「末広がりの五本締め」で・・・

f:id:shins2m:20200109134012j:plain退場のようす

f:id:shins2m:20200109134020j:plainみなさん、またお会いしましょう!


最後は、山形支配人が中締めの挨拶をしました。山形支配人は「今年は、大分の底力を見せよう!」と言ってから、サンレー名物の「末広がりの五本締め」の音頭を取って中締め。無事に祝賀会は幕を閉じました。大分のみなさん、今日は楽しかったですね。今年も、天下布礼をめざして、ともに頑張りましょう!

f:id:shins2m:20200109135606j:plainJR中津駅のホームにて

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JR中津駅のホームで

 

祝賀会が終了すると、わたしは佐久間会長と別れ、中津駅に直行しました。そして、ソニック25号に乗って大分駅に向かいました。そこから、にちりん17号に乗り換えて延岡に行くのです。そう、明日は延岡でサンレー宮崎の新年進発式および新年祝賀会が開かれます。

 

2020年1月9日 一条真也

大分祝賀式典   

一条真也です。
今朝、サンレーグループ佐久間進会長とともに小倉駅からソニック9号に乗って中津駅へ。10時45分からサンレー大分の新年祝賀式典をわが社の結婚式場「ヴィラルーチェ」で行いました。さまざまな部署から、総勢150名以上が参集しました。

f:id:shins2m:20200109120555j:plainヴィラルーチェの前で

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入場のようす

f:id:shins2m:20200109120402j:plain勇壮なふれ太鼓

f:id:shins2m:20200109105023j:plain一同礼!

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社歌斉唱♪ 

f:id:shins2m:20200109105139j:plain「S2M宣言」を全員で唱和

 

司会は管理部の大谷さんが務めました。
まず、別府亀川紫雲閣の福富支配人による「ふれ太鼓」で幕を明け、「開会の辞」に続いて全員で社歌を斉唱し、それから日田営業所の武富所長によって「経営理念」および「S2M宣言」が読み上げられ、全員で唱和しました。

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会長訓示のようす

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今年は「進」で行こう!

 

それから、佐久間会長による「会長訓示」です。
参加者全員に配られた「2020年 年頭所感」にも詳しく書かれているように、佐久間会長は「新たな時代 日本人の幸福を追求して」として、「昨年の即位礼正殿の儀に際して晴れ間がのぞいたように、その人、その会社が行うべきことを遂行しようとするとき、必ず天からの加護が得られます。ゆえに、みなさんには、本年、そしてこれからの新時代に、ともに何事も陽にとらえて、明るく楽しくいきいきと取り組んでほしい。そうすれば、必ず道は開けます」と述べました。

f:id:shins2m:20200109111739j:plainみなさんと新年の挨拶をしました

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社長訓示を行いました

 

そして、いよいよ「社長訓示」です。
わたしは、ヴィラルーチェのイメージ・カラーであるオレンジのネクタイを着用して、以下のような話をしました。
あけましておめでとうございます!
輝ける令和2年をみなさんととともに迎えることができて嬉しく思います。今年は、いよいよ東京オリンピックパラリンピックの年です。

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昨年は改元の年でした

 

昨年は「平成」から「令和」への改元の年でした。
天皇陛下の御即位にあたり、日本文化の核ともいえる儀式群が斎行されました。10月22日、「即位の礼」の中心的な御儀たる「即位礼正殿の儀」が平安絵巻さながらに執り行われました。11月14日の夕方から15日の夜明けまでは、「大嘗祭」の中心儀式である「大嘗宮の儀」が皇居・東御苑で古式ゆかしく行われました。これは天皇陛下皇位継承に伴い、一世に一度だけ行う皇室伝統の大がかりな神事です。即位の礼大嘗祭と一連の儀式を合わせ、「御大礼」とも称されます。

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令和の時代は礼輪の時代!

 

儀式産業そして儀式文化に携わる者として、いま、この時代に立ち会えた幸運に感謝するばかりです。新しい御代が誰にとっても平穏で、そして儀式の華ひらく時代となることを心より願う次第です。大嘗祭の終わった15日は、全国各地で七五三が行われました。「日本は儀式の国である」と痛感しました。儀式は「礼」を形にしたものです。「令和」の時代は「礼輪」の時代となるように思います。至るところで冠婚葬祭が大切にされ、「おめでとう」と「ありがとう」の声が行き交う社会が実現するのです。

f:id:shins2m:20200109112312j:plainオレンジはヴィラルーチェの色!

 

さて、わがサンレーですが、昨年は 紫雲閣および三礼庵が全国で80館を超える中、中核施設である 小倉紫雲閣北九州紫雲閣が災害時に予定避難所として使用できるよう北九州市と協定を結ばれるなど新しい動きもありました。各種の新聞、雑誌、NHKニュースでも大きく取り上げられ、サンレーがどれだけ地域にとって欠かせない存在であるかが示されました。「人間尊重」という当社の経営理念のもと、地域貢献にもつながりますし、なにより相互扶助の精神をもとにした互助会の真骨頂でもあります。将来は、大分の自治体ともぜひ連携したいです。

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コミュニティセンター化の推進を!

 

今年も引き続き紫雲閣の新規出店は続きます。2020年中に90館超、21年で100館になる予定です。わが社は現在、紫雲閣およに三礼庵をセレモニーホールから「コミュニティセンター」へ発展させているところです。「葬儀をする施設」ではなく「葬儀もできる施設」です。現在、「寺院消滅」が叫ばれていますが、従来の「寺院」が担っていたような地域のランドマークであり、人が集う場所を目指したいと思います。

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グリーフケアの時代が来た!

 

「コミュニティセンター」となった紫雲閣三礼庵では葬儀以外に、グリーフケアも積極的に実践していきます。悲嘆にくれるばかりではなく、遺族に寄り沿いつつ、悲しみを乗り越えるために読書会や映画鑑賞会、カラオケ大会といった新しいグリーフケアの形を提唱していきます。現在、わたしが副会長を務める一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会と、客員教授を務める上智大学グリーフケア研究所 とがコラボし、グリーフケアの専門資格認定制度を立ち上げ準備中です。わたしがプロジェクトチームの座長を務めまして来年秋には資格認定制度が動き出します。大きなミッションです。

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ラグビー日本代表との縁について

 

さて、2019年に最も活躍した「令和元年の顔」といえば、なんといっても、ラグビー日本代表の面々です。ワールドカップで初のベスト8入りした奮闘ぶりは、日本中に感動を与えました。じつは、彼らが心の支えにしていたのが、わたしが詠んだ歌であることを最近知って驚きました。「朝日新聞」の元旦の朝刊に出たのですが、わたしが15年前に詠んだ歌が、ラグビー日本代表強化委員長の藤井雄一郎さんの心に響いそうです。「おそれずに 死を受け容れて 美に生きる そこに開けりサムライの道」という歌なのですが、日本代表は、サムライの美しさを意識したチーム作りをしました。その中心にいた藤井さんは、インターネットで検索し、この歌にたどり着いたそうです。かつての武士が身につけていた潔さや謙虚さを教わる気持ちになったといいます。

f:id:shins2m:20200109113748j:plainワンチームで行こう!

 

わたしがサンレーの社員向けに詠んだ歌がラグビー日本代表の教化委員長の目にとまり、選手のみなさんを指導する一助になっていたことを知り、わたしは非常に驚きました。そして、大きな感動をおぼえました。やはり、この世は「有縁社会」であることを痛感しました。ラグビーという競技は「ワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン」という思想に支えられています。「一人は全員のために、全員は一人のために」と訳されることが多いですが、これは互助会の根本理念である「相互扶助」そのものです。ラグビー日本代表は「ワンチーム」を合言葉に、サムライの精神で頑張りました。わたしたちもサンレーグループというワンチームで頑張りましょう。働く土地は違えど、「こころ」は1つです!

f:id:shins2m:20200109113905j:plain日の本に礼の光を放たんと こころ一つにさらに進まん

 

元旦、門司にある皇産霊神社で初詣をしました。歳旦祭の前には見事な初日の出を拝みました。わたしは、「やはり太陽ほど偉大なものはない!」と思いました。日本とは日の本、太陽の国です。サンレーとは日の光、太陽の会社です。日はまた昇る。今年こそ、大輪の花、大きな「礼の輪」を咲かせましょう。相互扶助の心と人生を肯定する冠婚葬祭に基づく互助会は永久に不滅です。新しい時代を高い志で切り拓いてゆきましょう!」と述べてから、わたしは「日の本に 礼の光を 放たんと こころ一つに さらに進まん」という道歌を披露し、盛大な拍手の中を降壇しました。

f:id:shins2m:20200109114202j:plain葬祭ディレクター技能審査1級合格者を表彰

f:id:shins2m:20200109114248j:plainおめでとうございます!

f:id:shins2m:20200109114608j:plainサンレーおもてなし賞」の受賞者を表彰

 

 また、各種表彰状を対象者のみなさんにお渡ししました。まず、葬祭ディレクター技能審査1級合格者の3人。次に、「サンレーおもてなし賞」の3人。以上の方々に金一封を添えて表彰状をお渡ししました。

f:id:shins2m:20200109115010j:plain決意表明のようす

f:id:shins2m:20200109115312j:plain祐徳事業部長の熱い決意!

f:id:shins2m:20200109115340j:plain想いをしっかり受け止めました

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武士に二言はありません!

その後、各責任者が部門別決意表明行いました。営業推進部の堺課長、ヴィラルーチェの吉田支配人、マリエールオークパイン日田の辻支配人、紫雲閣事業部(中津・日田地区)の山形支配人、紫雲閣事業部(別府・日出地区)の福富支配人、管理部の白鳥課長の順番で決意が読み上げられ、最後は大分事業部の祐徳事業部長の決意表明を受け取りました。祐徳事業部長から決意表明を受け取ったわたしは、「みなさんはサムライですか?サムライとは武士のことです。武士は食わねど高楊枝・・・・・・そして、武士に二言はありません。どうか、いま言ったことは必ず実行して下さい。わたしは、みなさんを信じています」と述べました。

f:id:shins2m:20200109115533j:plain和のこえ」で締めました  

f:id:shins2m:20200109115618j:plain最後は、もちろん一同礼!

最後は、全員で手をつないでの「和のこえ」を営業推進本部の堺課長が音頭を取り、進発式はめでたく終了。全員の心が1つになりました。

 

2020年1月9日 一条真也

『蘇れ! 柔道最強説』

蘇れ!柔道最強説: スポーツと武道の本質、他武道・格闘技との構造比較でよくわかる

 

一条真也です。
『蘇れ! 柔道最強説』磯部晃人著(BABジャパン)を読みました。「スポーツと武道の本質、他武道・格闘技との構造比較でよくわかる」というサブタイトルがついています。著者は1960年、新潟県生まれ。新潟県新潟高校青山学院大学文学部史学科卒業。フジテレビ勤務。フジテレビのスポーツ局でK-1を企画し初代番組担当となり、K-1やPRIDEの事業プロデューサーを務める。「ゴング格闘技」誌で柔道コラムを長年にわたり連載。柔道三段、少林寺拳法三段。柔道史(現在主に戦後競技史)の研究をライフワークとし、柔道との関連から武道・格闘技の動向にも幅広く関心を寄せているそうです。 

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本書の帯

 

カバー表紙には柔道衣のイラストが使われ、帯には「柔道が求めるのは、勝者か? 強者か?」「『タックル可否』『組み手争い』などの問題点から、復興への道が見える!!」「格闘技K-1、あの一大ムーブメント仕掛け人の一人が柔道を語る!」と書かれています。

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本書の帯の裏

 

帯の裏には「本書は辛口の柔道批評が出発点となっている。ところが読み進めると、改めて柔道の『面白さ』に気付くだろう。(『はじめに』より)」「明治14年、嘉納治五郎によって古流柔術をもとに創始された柔道。それは、自由に技を掛け合う乱取を採用した画期的な武道だった。しかし、昭和39年の東京オリンピックで競技に採用されて以来、まずルールありきのスポーツへと変質の一途を辿る。二度目の東京オリンピックを控えた今、様々な問題点を明らかにし、新しい柔道の方向性を示す!」と書かれています。

 

本書の「目次」は、以下の構成になっています。

第1章 「柔道が面白くない」という現象

第2章   「初めにルールありき」ではない宿命

第3章    採点競技の呪縛

第4章    着衣格闘技の記号論

第5章    記号論の衰退と技術の不明瞭化

第6章    タックル禁止論争の是非

第7章    現代柔道の病巣〝組み手争い〟

第8章    左組み選手の増加による柔道の変質

第9章    魔法のような「調子技」の妙味

第10章    柔道の奥深き技の数々

第11章    柔道家が求めるのは、勝者か強者か?

第12章    柔道はどうしたら面白くなるのか?

(特別寄稿)柔道とユーラシア大陸格闘文化・交流史
富川力道(モンゴル相撲)×田中康弘(サンボ)×磯部晃人(日本柔道)



第3章「採点競技の呪縛」では、「‟時間”という制約」として、著者は以下のように述べています。
「歴史的に言えば、本来審判など存在しないルール無用の殺傷術だった武道の勝敗には『相手を打ち負かす』という決着方法しかなかったわけです。それを競技スポーツ化する際に、まず最初に『時間と空間』の設定という必要性が出てきました。時間とは試合時間、空間とは試合場です。現代の観客のいる公開競技で試合場を取り決めるのは不可避ですが、問題は『時間』です」
「禁じ手なしの真剣勝負ならば、所要時間は比較的短くなるのかもしれませんが、危険な技を排除した競技スポーツの柔道では、両者にさほど実力差のない対戦では、短い時間で相手を打ち負かすのはかなり困難になります」


ここで、著者は主要な五輪格闘技の試合時間を比較してみましょう。各競技とも紆余曲折はあるとしながらも、1964年の東京五輪のボクシングは3分3ラウンド(合計9分)、レスリングは前後半各5分(合計10分)の試合時間、そして柔道は決勝15分、他の試合は10分でした。それから半世紀が経過しましたが、ボクシングは変更なし、レスリングは3分2ピリオドと緩やかに変更されています。ところが柔道は1988年のソウル五輪以降、男子5分、女子4分となりました。現在では男女とも4分+延長戦となっていますが、著者は「これでは柔道が採点競技化するのは当然です。この短すぎる競技時間の設定に、柔道の面白さを損なう諸悪の根源があったと私は考えます」と述べています。



「戦術の二極化と劣位戦の工夫」として、著者は、短い時間で勝敗を決するとなると、そのルールの中で戦術が二極化すると言います。1つは「一本勝ち」を想定する戦術であり、もう1つは「優勢勝ち」を想定する戦術であると指摘し、さらに以下のように述べています。
「皆さんは戦闘機の『優位戦、劣位戦』という戦術をご存知でしょうか。空戦で戦闘機同士が遭遇した時、自分の高度が敵より高ければ『優位』、低ければ『劣位』となり、それぞれに戦法が異なります。評論家の日下公人さんは転じて、国際社会の外交やスポーツなど世の万般に『優位戦、劣位戦』が存在することを指摘しています。(「正論」2010年9月号)。柔道もそうで、練習環境や指導体制の劣る柔道途上国の選手は、勝つためにはルールの範囲内であらゆる手段を講じる必要があります。『劣位戦』の工夫をしなければ、柔道強国の選手を相手にして勝ち目はないのです」



第4章「着衣格闘技の記号論」では、「共通言語としての柔道技」として、講道館柔道の創設者である嘉納治五郎は「科学的根拠」という言葉を日常絶えず口にして、生涯を通じて柔道の中に言葉で説明できる新しい理論を構築しようとしていたことが紹介されます。著者は、「柔道において、例えば『背負い投げ』という技は、決して1つの記号ではありません。同じ背負い投げという名称であっても、技への入り方は豊富にあって技術的展開は無数です。柔道は『基本』としての単純明快な記号論的な技術と、『応用』としての精巧緻密な記号論的でない技術の複合体なのです。そこに『守破離』と進む技術習得過程の奥深さがあるように思います」と述べています。



第5章「記号論の衰退と技術の不明瞭化」では、「認識されない新技開発」として、著者は、岡野功師範の「名前のない技は残らない」という言葉を紹介し、「これは記号論的には非常に重要な示唆です」と述べています。名称を付与されない技は、技より1段階レベルの低いバリエーションとして扱われ、世間的には「無いもの」と思われるというのです。明治大学教授の齋藤孝氏は、著書『代表的日本人』の中に、「『これは釣込腰と呼ぼうじゃないか』という感じで名前を付けていき、釣込腰の訓練がカリキュラム化されていくのです。あいまいなものに名前が付けられて分節化していく。これが文化の発展の基本です」、「文化として認めてもらうには、技術体系を整理しなければなりません」と書いています。名前のない技は「あいまいなもの」のままであり、技術体系を整理して名称化しないと、文化として定着しにくいわけです。

 

第6章「タックル禁止論争の是非」では、「二点二方向性の柔道と一点一方向性の空手」として、著者は述べています。
嘉納治五郎師範は柔道の技術の特性を『二点二方向性』にあるとしています。つまり相手の道衣を『掴む』、技を『掛ける』という『二点』接触と、『押す』『引く』という向きが反対の『二方向』の一対の力(偶力)からなるものと定義しています。一方、空手などの打撃系格闘技の技術は、『突く』『蹴る』の『一点』接触であり、『押す』方向のみの『一方向』からなるものであり、『一点一方向性』が特性であるとされます」



この柔道の「二点二方向性」と空手の「一点一方向性」の攻撃のスピードの違いを根拠にして、大山倍達、南郷継正、堀辺正史といった人々は「柔道は空手に勝てない論」を唱えました。極真空手の創設者である大山倍達は、著書『わが空手修行』において、「柔道においては、相手を倒そうと思ったら、その前に、相手を必ず摑まなければならない。(略)これに対して、空手は一撃必殺、相手の体に触れたときには、すでに勝負がついているのである。この差が空手と柔道の決定的な相違である」と述べました。これが「空手最強論」の根本的な論理なのです。著者は、「そもそも嘉納師範は二点二方向性を柔道の『長所』として説明したのですが、一部の空手関係者たちはこの構造を柔道の『短所』と捉えて空手の一点一方向性の実戦的優位性を示すプロパガンダに利用しました」と述べています。



「空手最強論」について、著者はこう述べます。
「この空手最強神話はグレイシー柔術の登場まで続きますが、現在ではさすがに『一点一方向性』の技術が有利とする主張は姿を消したようです。現在、優勢な意見となっているのは、武術家で編集者の山田英司さんが言うように、競技の場においては、柔道・柔術のように『面』で攻めるほうが、空手・拳法のように『点』で攻めるより有利という説です。『密着度の高い技(つまり組み技)を得意とする者が、徐々にエネルギー投射率が相手より高くなるため、時間が経過すればするほど有利になる』という考え方です。初期の総合格闘技グラップラーのほうがストライカーよりはるかに勝率が高かったのはその反映といえるでしょう」

 

また、競技としての柔道において重要であるタックル問題について、著者は「タックルの『ヤリ得』」として、以下のように述べています。
「柔道の試合が武道的価値観の下で武道の論理で徹頭徹尾串刺しにされているのなら、タックルを繰り出すことには何の問題もないでしょう。タックルを失敗してフロントチョークやがぶりからの膝蹴りを食うリスクも含めて何でもありならば、という意味です。ところが、現代競技柔道の試合開始から終了に至るまでの審判から見た優劣の判断は終始一貫スポーツの論理に基づくルールが支配しています。その中に武道的な観点から正しいとされる技をパッチワークのようにはめ込んでも、うまくいかないのです。タックラーは完全に『ヤリ得』となります。何のリスクも負わない離れた間合いから先に技を繰り出せ、攻勢点をアピールできるばかりか、失敗しても亀になってひたすら寝技を防げば、審判が『待て』で救ってくれます」



本書には総合格闘技で活躍した柔道経験者の菊田早苗選手の言葉が紹介されています。菊田選手は、自身のブログである「菊田早苗日記」2012年8月4日の記事に「柔道のルールというのは、例えばかけ逃げ気味になった、結果寝技になった、場外に出た、すべての局面でブレイク、すなわち『待て』がかかります。つまり、自分の取った行動に責任を取らず、また初めからの体勢に戻れてしまう。ここがポイントでMMAにはこれが出来ません」と書いています。なるほど、経験者だけに説得力がありますね。



「タックル」と並んで、競技としての柔道の大きな問題となっているのが「組み手争い」です。第7章「現代柔道の病巣‟組み手争い”」では、「『組み手争い』無意味説」として、かつて総合格闘家として活躍した平直行が自身のブログである「平直行ブログ柔術武術操体」2012年2月7日の記事に「そもそも、組み手争いに、武術としての意味はあまり無い。武術には打撃も在るから、組み手争いの前にやるべき事が在る。組み手争いをするのなら、殴ったり蹴ったりも入れた方が良い。実戦を言うのなら、組み手争いは、無いと考えた方が良い」と書いています。これも、経験者だけに説得力がありますね。



第11章「柔道家が求めるのは、勝者か強者か?」では、「勝者は強者たり得るか?」として、著者は「格闘技は本来単純なものです。相手を打ち負かして『勝つか負けるか』だけです。かつて、八田一朗日本レスリング協会会長は、不当判定で敗れた選手やコーチが審判や判定に不満を述べると、それに激怒してこう言ったそうです。『強いレスラーはいつも相手の上に乗っかっている』と・・・・・・。20世紀初頭の伝説の黒人ボクサー、カナダ出身のサム・ラングフォードは差別的な判定を受けることが多かったようですが、『オレの右手がレフェリーだ』と対戦相手を倒しまくり生涯178勝中129ものKO勝ちの記録を残しています」と述べています。



さらに、「打撃格闘技の宿命!?『勝負証明不可能性』」として、打撃格闘技には常に決着の不透明性が付きまとうことが指摘されています。KOルール・KO決着の場合は勝敗のコントラストは明白ですが、ポイントルール・判定決着の場合は「勝者=強者」なのかということが時として判然としません。打撃系格闘技の勝利は本来は勝者の「創発的な現象」であるばきですが、審判の主観やルールの曖昧さによる齟齬をきたしやすいという永遠の課題があるというのです。著者は、打撃系格闘技は勝敗の客観妥当性を保ちにくく、「勝負証明不透明性」という宿命を逃れられないものだと感じるとして、「ボクシングやキックボクシングなどのKOを前提とする競技は別として、全般的にポイントルールの打撃系格闘技を競技として成立させることは難しいと思います。それに対して、組み技系格闘技は『勝者と強者のイメージが一致しやすい』という点に限って言えば打撃系格闘技よりも具現化しやすく、一見『競技スポーツ』としてのアドバンテージが高いように思えます」と述べるのでした。

さて、「柔道最強説」という本書のタイトルは、かつて極真空手が唱えた「空手最強説」をかなり意識していると思いました。ブログ「柔道vs空手」にも書きましたが、柔道と空手は宿命のライバルです。ライオンとトラ、カブトムシとクワガタがライバルであるのと同じくらいの宿敵です。平家と源氏、東京と大阪、巨人と阪神、早稲田と慶應、ソバとウドン・・・、何でもいいですが、ある人がそのどちらを好むかで当人の「こころ」がわかるような本質的な二項対立を、柔道と空手には感じますね。オリンピックの正式種目であり警察武道としても採用されている柔道には、保守的なイメージがあります。そもそも「徒手空拳」を意味する空手には、アナーキーで革新的なイメージがある。柔道は体制派、空手は反体制派といったところでしょうか。一方、「柔道ストラテジー」で示されるように、柔道は相撲のアンチテーゼでもあります。相撲も柔道も空手も、単なる格闘技や武道のジャンルを超えた一種の思想なのです。いつか、『相撲、柔道、空手』といったタイトルの日本人論を書いてみたいです。



特に柔道と空手はともに同じ白い道衣を着る武道であり、永遠のライバルですね。
柔道小説の金字塔である冨田常雄の『姿三四郎』や梶原一騎原作の『柔道一直線』では、空手家は完全に悪役として描かれ、正義の柔道家に投げ飛ばされてしまいます。
反対に、同じく梶原一騎原作の『空手バカ一代』では、柔道家は空手家に一方的にやられる負け役でした。あと重要なのは、不世出の柔道家とされた木村政彦力道山が破ったことです。「昭和の巌流島」と呼ばれたその一戦はリアルファイトではなくプロレスでしたが、力道山が柔道王・木村を倒した技が空手チョップだったことが大きかった。
力道山は空手出身ではなく、相撲出身でしたが、空手チョップという必殺沢の名に「空手」がついていたことによって、大衆は幻想を抱いてしまったのです。そう、空手が柔道よりも強いと思ってしまったんですよぉぉぉぉぉ!(ターザン山本風に)

 

それから時が過ぎて、夢のような「柔道vs空手」のドリームマッチが実現しました。2000年10月31日の「PRIDE.11」での小川直也vs佐竹雅昭です。平成の「柔道王」と「空手王」の直接対決が実現したのです。いやあ、もうこの試合には、むちゃくちゃコーフンしましたね。当時の小川は「破壊王橋本真也をセメントで破った「暴走王」。また、佐竹は日本人最強のK−1戦士であり、マンガにもなった「となりの格闘王」。なんとなく「大言壮語」を売り物にする2人のキャラが似ていたこともあり、大いに盛り上がりました。



後に吉田秀彦と佐竹の試合も実現しましたが、そのファンタジー性からいって小川vs佐竹のほうがスリリングでしたね。試合前に、なんと、われらが桑田佳佑がリングに登場して、2人にオリジナル応援歌である「PRIDEの唄」を歌ったこともなつかしい思い出です。素晴らしい名曲でした。本書を読んで、そんなことを思い出しました。それにしても、柔道が空手よりも強いことを論証してくれて、スッキリしました。わたしの「一条真也」というペンネームは『柔道一直線』の主人公・一条直也から取ったものであり、わたしはいつでも柔道の味方です。来る東京五輪では、日本柔道の金メダル・ラッシュに期待しています!

f:id:shins2m:20200109083651j:plain史上最強の柔道家山下泰裕氏と

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わたし、柔道の味方です!

 

蘇れ!柔道最強説: スポーツと武道の本質、他武道・格闘技との構造比較でよくわかる

蘇れ!柔道最強説: スポーツと武道の本質、他武道・格闘技との構造比較でよくわかる

  • 作者:磯部 晃人
  • 出版社/メーカー: BABジャパン
  • 発売日: 2019/04/23
  • メディア: 単行本
 

 

2020年1月9日 一条真也

北九州商工会議所 新年賀詞交歓会

一条真也です。
7日の夕方、沖縄から北九州へ戻りました。8日、令和2年度の北九州商工会議所の新年賀詞交歓会に参加しました。会場はリーガロイヤルホテル小倉でした。

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賀詞交歓会の会場前で

 

賀詞交歓会は12時からの開始でしたが、今年も多くの参加者で溢れかえりました。主催者によれば、1200~1300名の来場者だったそうです。それだけ多くの人が来場していましたが、知り合いにたくさん会いました。2~3メートル進むたびに知人に会ったり、誰かに声をかけられたりしました。

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会場のようす

 

著書や各種の連載コラムを読んで下さっているという方も多かったです。わずかな時間で、少なくとも100人以上とお話したでしょうか。わたしのような者の顔を憶えておいて下さる方がこれほど多いとは、本当に光栄なことです。今日はかなりの枚数の名刺を交換させていただきました。

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北九州の北橋市長(左)、タカギの高城会長(右)と

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北九州経済界の重鎮の方々と

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経済誌の取材を受けました

 

経済誌の取材なども受けました。
北九州市の北橋市長、タカギの高城会長、岡野バルブの岡野会長、タカミヤの高宮会長、ワールドインテックの伊井田会長、不動産中央情報センターの濱村社長らとは一緒の写真を撮影していただきました。6日の夜には西日本工業倶楽部の賀詞交歓会が開かれましたが、今年は沖縄出張のため参加が叶いませんでした。それで、この日に今年初めてお会いした方も多く、賀詞を交わすことができて良かったです。

 

2020年1月8日 一条真也