宮崎祝賀式典  

一条真也です。
昨日、大分から宮崎に入りました。
本日、サンレー宮崎の新年進発式をマリエールオークパイン延岡で行いました。さまざまな部署から、総勢100名以上が参集しました。

f:id:shins2m:20200110102914j:plain入場のようす

f:id:shins2m:20200110102952j:plain勇壮なふれ太鼓

f:id:shins2m:20200110103017j:plain最初は、もちろん一同礼!

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社歌斉唱のようす

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S2M宣言」を全員で唱和

 

司会は、管理課総務の松本さんでした。
まず、管理課経理の今津リーダーによる勇壮な「ふれ太鼓」で幕を明け、「開会の辞」に続いて全員で社歌を斉唱しました。それから、日向営業所の飯田所長によって「経営理念」および「S2M宣言」が読み上げられ、全員で唱和しました。

f:id:shins2m:20200110103747j:plainみなさんと新年の挨拶をしました

f:id:shins2m:20200110103822j:plain社長訓示を行いました

 

そして、いよいよ「社長訓示」です。
わたしは、以下のような話をしました。
あけましておめでとうございます!
輝ける令和2年をみなさんととともに迎えることができて嬉しく思います。今年は、いよいよ東京オリンピックパラリンピックの年です。

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改元の年は儀式の年でした

 

昨年は「平成」から「令和」への改元の年でした。
天皇陛下の御即位にあたり、日本文化の核ともいえる儀式群が斎行されました。10月22日、「即位の礼」の中心的な御儀たる「即位礼正殿の儀」が平安絵巻さながらに執り行われました。11月14日の夕方から15日の夜明けまでは、「大嘗祭」の中心儀式である「大嘗宮の儀」が皇居・東御苑で古式ゆかしく行われました。これは天皇陛下皇位継承に伴い、一世に一度だけ行う皇室伝統の大がかりな神事です。即位の礼大嘗祭と一連の儀式を合わせ、「御大礼」とも称されます。

f:id:shins2m:20200110104458j:plain「令和」の時代は「礼輪」の時代!

 

儀式産業そして儀式文化に携わる者として、いま、この時代に立ち会えた幸運に感謝するばかりです。新しい御代が誰にとっても平穏で、そして儀式の華ひらく時代となることを心より願う次第です。大嘗祭の終わった15日は、全国各地で七五三が行われました。「日本は儀式の国である」と痛感しました。儀式は「礼」を形にしたものです。「令和」の時代は「礼輪」の時代となるように思います。至るところで冠婚葬祭が大切にされ、「おめでとう」と「ありがとう」の声が行き交う社会が実現するのです。

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昨年のわが社を振り返りました

 

さて、わがサンレーですが、昨年は 紫雲閣および三礼庵が全国で80館を超える中、中核施設である 小倉紫雲閣北九州紫雲閣が災害時に予定避難所として使用できるよう北九州市と協定を結ばれるなど新しい動きもありました。各種の新聞、雑誌、NHKニュースでも大きく取り上げられ、サンレーがどれだけ地域にとって欠かせない存在であるかが示されました。「人間尊重」という当社の経営理念のもと、地域貢献にもつながりますし、なにより相互扶助の精神をもとにした互助会の真骨頂でもあります。将来は、他の自治体ともぜひ連携したいです。

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今後のビジョンを示しました

 

今年も引き続き紫雲閣の新規出店は続きます。2020年中に90館超、21年で100館になる予定です。わが社は現在、紫雲閣およに三礼庵をセレモニーホールから「コミュニティセンター」へ発展させているところです。「葬儀をする施設」ではなく「葬儀もできる施設」です。現在、「寺院消滅」が叫ばれていますが、従来の「寺院」が担っていたような地域のランドマークであり、人が集う場所を目指したいと思います。

f:id:shins2m:20200110105559j:plain コミュニティセンター化の推進を!

 

「コミュニティセンター」となった紫雲閣三礼庵では葬儀以外に、グリーフケアも積極的に実践していきます。悲嘆にくれるばかりではなく、遺族に寄り沿いつつ、悲しみを乗り越えるために読書会や映画鑑賞会、カラオケ大会といった新しいグリーフケアの形を提唱していきます。現在、わたしが副会長を務める一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会と、客員教授を務める上智大学グリーフケア研究所 とがコラボし、グリーフケアの専門資格認定制度を立ち上げ準備中です。わたしがプロジェクトチームの座長を務めまして来年秋には資格認定制度が動き出します。大きなミッションです。

f:id:shins2m:20200110105622j:plainラグビー日本代表との縁について

 

さて、2019年に最も活躍した「令和元年の顔」といえば、なんといっても、ラグビー日本代表の面々です。ワールドカップで初のベスト8入りした奮闘ぶりは、日本中に感動を与えました。じつは、彼らが心の支えにしていたのが、わたしが詠んだ歌であることを最近知って驚きました。「朝日新聞」の元旦の朝刊に出たのですが、わたしが15年前に詠んだ歌が、ラグビー日本代表強化委員長の藤井雄一郎さんの心に響いそうです。「おそれずに 死を受け容れて 美に生きる そこに開けりサムライの道」という歌なのですが、日本代表は、サムライの美しさを意識したチーム作りをしました。その中心にいた藤井さんは、インターネットで検索し、この歌にたどり着いたそうです。かつての武士が身につけていた潔さや謙虚さを教わる気持ちになったといいます。

f:id:shins2m:20200110105930j:plainワンチームで行こう!

 

わたしがサンレーの社員向けに詠んだ歌がラグビー日本代表の教化委員長の目にとまり、選手のみなさんを指導する一助になっていたことを知り、わたしは非常に驚きました。そして、大きな感動をおぼえました。やはり、この世は「有縁社会」であることを痛感しました。ラグビーという競技は「ワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン」という思想に支えられています。「一人は全員のために、全員は一人のために」と訳されることが多いですが、これは互助会の根本理念である「相互扶助」そのものです。ラグビー日本代表は「ワンチーム」を合言葉に、サムライの精神で頑張りました。わたしたちもサンレーグループというワンチームで頑張りましょう。働く土地は違えど、「こころ」は1つです!

f:id:shins2m:20200110110153j:plain日の本に礼の光を放たんと こころ一つにさらに進まん

 

元旦、門司にある皇産霊神社で初詣をしました。歳旦祭の前には見事な初日の出を拝みました。わたしは、「やはり太陽ほど偉大なものはない!」と思いました。日本とは日の本、太陽の国です。サンレーとは日の光、太陽の会社です。日はまた昇る。今年こそ、大輪の花、大きな「礼の輪」を咲かせましょう。相互扶助の心と人生を肯定する冠婚葬祭に基づく互助会は永久に不滅です。新しい時代を高い志で切り拓いてゆきましょう!」と述べてから、わたしは「日の本に 礼の光を 放たんと こころ一つに さらに進まん」という道歌を披露し、盛大な拍手の中を降壇しました。

f:id:shins2m:20200110110514j:plain営業優績者を表彰

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サンレーおもてなし賞」を渡しました

 

また、各種表彰状を対象者のみなさんにお渡ししました。まず、年間優秀募集賞を受賞した3人の方々と年間優秀情報賞を受賞した3人の方々。次に、葬祭ディレクター技能審査1級合格者1名、そして、「サンレーおもてなし賞」を受賞した2名のみなさんに金一封を添えて表彰状をお渡ししました。

f:id:shins2m:20200110111345j:plain決意表明のようす

f:id:shins2m:20200110111828j:plain想いをしっかり受け止めました

 

続いて、「部門別決意表明」です。営業推進部の本田課長、紫雲閣事業部の谷上部長、冠婚事業部の谷口支配人、管理課の今津リーダーがそれぞれの決意を読み上げました。そして、宮崎事業部の尾崎事業部長が代表して決意書を渡してくれました。尾崎事業部長から決意表明を受け取ったわたしは、「みなさんはサムライですか?サムライとは武士のことです。武士は食わねど高楊枝・・・・・・そして、武士に二言はありません。どうか、いま言ったことは必ず実行して下さい。わたしは、みなさんを信じています」と述べました。

f:id:shins2m:20200110112017j:plain最後は「和のこえ」で締めました

f:id:shins2m:20200110112104j:plain最後は、もちろん一同礼!

f:id:shins2m:20200110112119j:plain退場のようす

 

最後は、営業推進部の本田課長が、全員で手をつないでの「和のこえ」の音頭を取り、祝賀式典は終了。全員の心が1つになりました。

 

2020年1月10日 一条真也