新道喜信氏お別れの会

一条真也です。
札幌に来ています。19日の朝、京王プラザホテル札幌の客室で目を覚ましたら、窓の外が一面銀世界で驚きました。気温は-2度でした。この日、11時から同ホテルであいプラングループの代表であった新道喜信氏のお別れの会が開かれ、わたしも参加しました。


札幌は大雪でした


お別れ会に参加しました


お別れの会の祭壇の前で


遺影はとても優しい表情でした

 

あえて故人を新道社長と呼ばせていただきますが、わたしは新道社長の生前大変お世話になりました。わたしは2014年に全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の会長に就任しましたが、わたしの1つ前の会長が新道社長でした。わたしが全互連の会長になるにあたって、新道社長はわざわざ札幌から小倉までお越し下さり、わたしの父である佐久間名誉会長(当時は会長)に挨拶をして下さいました。そのとき、礼儀作法にうるさい父が「新道さんのお辞儀は素晴らしい!」と感動していたことを記憶しています。


メモリアル・コーナーにて


故人の思い出の品々

故人の思い出の品々

故人の思い出の品々

故人の思い出の品々(ドラム・セット)

故人の思い出の品々(愛したLPレコード)


故人の人生を紹介したボード

 

お別れの会会場の隣りは、故人の思い出の品を展示したメモリアル・コーナーになっていました。スーツの他、ゴルフウェアやスキーウェア、サッカーのユニフォームなども展示されていましたが、ひときわ目立ったのがドラムのセットです。なんでも、新道社長は大学時代は軽音楽部の部長を務められていたそうで、こよなくジャズを愛されていました。また、社長になられてからはクラシック文化の支援にも熱心で、札幌交響楽団を応援されていたそうです。さらには、演劇の劇団やサッカーチームの支援もされており、広く文化・スポーツ界へ貢献をされた方でした。


お別れの会の冒頭はビデオ上映


挨拶される神田実行委員長


弔辞を読む全互協渡邊会長


弔辞を読む全互連の山下会長


お礼の挨拶をされる新道いくみ新社長


心して拝聴しました

 

お別れの会は故人の生前の功績を紹介するビデオの上映から始まり、お別れの会の実行委員長である日本セレモニーの神田会長の挨拶に続いて、全互協の渡邊会長、全互連の山下会長らが弔辞を読まれました。いずれも故人への愛惜と感謝の念が込められており、故人の在りし日の姿が甦ってくるようでした。最後は、故人のご長女で新社長に就任された新道いくみ社長がお礼の挨拶をされました。突然の父との別れの悲しみが胸にこみあげてきたのか、涙とともに語らえた真心の挨拶を聴いて、同じ年頃の娘を持つわたしは涙が止まりませんでした。


献花のようす


わたしも献花をしました

 

新道社長は1月18日に旅立って行かれましたが、その前日の17日にわたしは言葉を交わしています。全互協理事会が開催される直前だったと思いますが、わざわざわたしの席に来られて、「このたびの能登半島地震のお見舞いを申し上げます」との御挨拶を下さいました。大先輩からの丁重なお言葉に恐縮するばかりでしたが、本当に「礼」のある方でした。そして、その直後の理事会では業界の今後について積極的に発言をされました。正々堂々と正論を述べられる「勇」のある方でした。業界は、本当に惜しい方を亡くしました。わたしは、本当にお世話になりました。


本当に、お世話になりました!

 

2014年に全互連の熊本総会で会長を交代したとき、わたしは新会長として前会長である新道社長に感謝状を贈呈させていただきました。今また、旅立たれた新道社長に心からの感謝の想いを込めて「人生の感謝状」を贈呈させていただき、「お疲れ様でございました。そして、ありがとうございました!」と言いたいです。最後に、新道喜信様の御冥福を衷心よりお祈りいたします。合掌。


新道社長、ありがとうございました!

 

2024年3月19日  一条真也