水天宮

一条真也です。
東京に来ています。わたしは最近、東京出張の際に水天宮のホテルに宿泊することが多いのですが、なぜ「水天宮」という地名かというと同じ名前の「水天宮」という神社があるからです。東京都中央区日本橋蛎殻町にある神社で、福岡県久留米市にある久留米水天宮の分社です。遅まきながら、11日に初めてここを参拝しました。


水天宮を訪れました


水天宮の入口で


ビルに囲まれた境内のようす


水天宮の境内で


内海さんも一緒でした


手水場に龍が!

この日、「出版寅さん」こと内海準二さんとホテルで今年最初の朝食ミーティングをしました。その後、水天宮を参拝しようということになり、2人で向かいました。この神社は地下鉄「水天宮前駅」と直結しています。安産祈願で有名なので若い夫婦の参拝が多いそうですが、1階は全天候型駐車場で「大きなコンクリートの箱」のような趣で神社らしい雰囲気はあまりありません。

拝殿に向かいました


拝殿前に義援金箱が置かれていました


被災地の復興などを祈願しました

白木造りの社殿はこのコンクリートの土台の上に構築されているため、かなりの高さがあります。社殿の正面に厳かなデザインをした6階建てのビルがあり、中央の階段を上がると2階の境内に入ることができます。階段の両脇には提灯が供えられています。著名な神社にしては敷地が狭いですが、建物全体を免震構造にするなど現代的な設備をもった都市型の神社だそうです。



「子宝いぬ」が人気でした


早く孫ができますように!

 

水天宮は文政元年(1818年)、久留米藩主の有馬頼徳が、三田赤羽の藩邸内に久留米水天宮を勧請したのが始まりです。明治5年(1872年)に、現在の日本橋蠣殻町に移転。ご祭神は、総本山の久留米水天宮と同じく、天御中主神安徳天皇高倉平中宮建礼門院平徳子)・二位の尼平時子)。この水天宮は、江戸時代より安産・子授けの神「おすいてんぐさま」として人々から厚い信仰を集めてきました。妊婦や子供を授かりたい夫婦あるいは無事出産できた夫婦などが、安産や子授かりの願掛けやお礼参りなどで人並みが途絶えることがないそうです。


人形町の「からくり時計」


江戸情緒あふれる人形町にて

 

水天宮は、江戸鎮座200年記念事業として社殿の建て替えを行いました。記念事業の一環として、境内を一新した御造替(建替工事)事業は、2016年度グッドデザイン賞、2020年に日本建設業連合会主催の第61回BCS賞の1つに選ばれています。すぐ近くに人形町があり、江戸情緒も満点です。寿司、天ぷら、すき焼き、親子丼、洋食などの名店も多いそうで、今度、食事に訪れたい!



2024年1月12日 一条真也