一条真也です。
17日、福岡市出身の歌手のKANさんが死去したことがわかりました。61歳でした。葬儀はすでに親族とごく近しい人たちで済ませているそうです。死因は明らかにされていませんが、今年3月に日本では数十例ほどしか症例がない「メッケル憩室がん」を公表し、闘病していました。ご冥福を心よりお祈りいたします。
ヤフーニュースより
87年にデビューしたKANさんは、90年7月に発売したアルバム「野球選手が夢だった」に収録された楽曲「愛は勝つ」が、大阪のラジオ局FM802で集中的にオンエアされて注目を集め、9月1日に通算6枚目のシングルとして発売。当初の生産枚数はわずか1万枚でしたが、フジテレビの人気番組「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」の挿入歌として放送されたことがきっかけで大ヒット。
「愛は勝つ」は、オリコン週間ランキングで、8週連続で1位を獲得。200万枚超えのダブルミリオンとなりました。91年の大みそかには、日本レコード大賞「ポップス・ロック部門」の大賞を受賞。NHK紅白歌合戦に初出場し、モーツァルト生誕200年記念で、モーツァルト風衣装で「愛は勝つ」を熱唱しました。この年、ハートピア計画というイベント企画会社を経営していたわたしは、六本木のディスコで超能力研究家の秋山眞人氏を招いて「恋の呪文はチョコデバビデブー」というバレンタイン・イベントを開催。そのときのテーマ曲が「愛は勝つ」でした。
その後も、わたしはこの歌が大好きで、よくカラオケで歌いました♪ 高音で難しい曲ですが、エアピアノのパフォーマンスで歌いました♪ 2011年の東日本大震災後には、所属する事務所「アップフロント」グループが復興支援プロジェクトを立ち上げました。「愛は勝つ」をタレント131人で歌ったチャリティー曲を制作し、収益全額が寄付されました。KANさんは、その中心人物でした。コロナ禍でも再び、KANさんほか同事務所のタレントで「愛は勝つ」をリモート歌唱しました。「心配ないからね♪」で始まり、「信じることさ、必ず最後に愛は勝つ♪」の前向きな歌詞は、日本中に勇気を与え続けてきたのです。
17日、サンレー創立57周年年記念式典が松柏園ホテルで開催されました。社長訓示の中で、わたしは「コロナもようやく落ち着いてきましたが、今年になって結婚式も葬儀も完全復活を遂げました。今後どのような想定外の状況が訪れようとも、わたしたちは、人間の『こころ』を安定させる『かたち』としての儀式、冠婚葬祭を必要とすることがよくわかりました」と述べました。結婚式も葬儀も、七五三も成人式も、すべての冠婚葬祭は「愛」のセレモニーです。同じ福岡県出身で、わたしより1学年上のKANさんが遺してくれた「愛は勝つ」というメッセージを胸に、わたしは、その「愛」を見える化した冠婚葬祭という文化を守っていく・・・・・改めて、そう決意しました。ちなみに、わが社の第一社歌は「愛の輪」というのですが、今日は社員全員で歌いました♪
よく、カラオケで歌いました♪
信じることさ、必ず最後に愛は勝つ♪
2023年11月17日 一条真也拝