サンレー創立57周年記念式典 

一条真也です。
11月17日、小倉の気温は11度で寒かったです。でも、わたしの心は燃えていました。この日、松柏園ホテルサンレー創立57周年記念式典が開かれたからです。

神事の最初は一同拝礼!

神事のようす


神事はノーマスクで参加


玉串奉奠で拝礼


東専務に合わせて拝礼

神事の最後は一同拝礼!

 

この日の朝から松柏園ホテルの神殿で神事が行われました。ここ数年はコロナ後のニューノーマル仕様で、コロナ以前よりも人数を減らしてソーシャルディスタンスに配慮した神事を行ってきました。今年はようやくコロナが落ち着きましたので、インフルエンザが流行しているものの、マスクを外しました。わが社の守護神である皇産霊大神を奉祀する皇産霊神社の瀬津神職が神事を執り行って下さいました。わたしは玉串奉奠を行い、会社の発展と社員のみなさんとそのご家族の健康を祈念しました。

入場のようす


さあ、これから本番です!

勇壮なふれ太鼓

最初は、もちろん一同礼!

第一社歌「愛の輪」斉唱のようす

S2M宣言」唱和のようす

 

コロナ前は500名を超える社員が参加しましたが、3年前の創立54周年記念式典からは人数を制限して、「創立記念式典」が開催しました。また、新館ヴィラルーチェに第二会場も用意しました。今年は会場は1つのみでしたが、人数は400名以内としました。最初に、社長のわたしが会場に入場しました。今年初めて、佐久間進会長が参加せず1人だけの入場となりました。まず、小倉紫雲閣の緒方支配人による「ふれ太鼓」で幕を明け、総務部長の石田取締役による「開会の辞」に続いて全員でマスクを着けたまま社歌を斉唱し、それから福岡営業所の武富所長によって「経営理念」「S2M宣言」が読み上げられ、これも全員で唱和しました。

マスク姿で登壇しました


今年も西陣織のマスクです

続いて、わたしの「社長訓示」の時間です。創立記念式典ということで、西陣織のシルクの祝賀用マスクをつけたまま登壇したわたしは、以下のような内容の話をしました。無事に57周年を迎えることができて、大変嬉しく思います。これも日々、各部署で頑張って下さっているみなさんのおかげです。本当に、ありがとうございます。コロナもようやく落ち着いてきましたが、今後どのようなパンデミックが訪れようとも、わたしたちは、人間の「こころ」を安定させる「かたち」としての儀式、冠婚葬祭を守っていかなければなりません。コロナ禍の中で、わたしは冠婚葬祭業という礼業が社会に必要な仕事であり、時代がどんなに変化しようとも不滅の仕事であることを確信しました。

西陣織マスクを外しました

サンレーの時代」が来た!

 

創立57年周年を迎えたわが社ですが、このまま行けば、過去最高の業績で終えることができそうです。コロナ禍でさんざん苦しんできた冠婚葬祭業ですが、今年に入ってから大爆発。新年からいきなりロケットスタートを切ることに成功しました。互助会業界全体が好調のようですが、その中でも注目されているのが、わがサンレーです。いま、「サンレーの時代」であると痛感します。8月22日、ホテルベルクラシック東京で、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の創立50周年記念行事が行われました。理事会の後、「互助会業界将来ビジョン報告会」を開催。互助会業界の若手経営者たちが苦心して作成した将来ビジョンは多くの示唆に富んでいました。


互助会の将来ビジョンについて

 

将来ビジョンの最後は、「即ち、『将来に向けて業界が目指すべき姿』は『生まれてから亡くなるまでの一人ひとりの暮らしがよりウェルビーイングなものになるように〔健康〕〔交流〕〔助け合い〕を軸として、個々の会員としての関係を深め、会員同士のつながりを広げることで〔心ゆたかな社会=ハートフル・ソサエティ〕を実現していくことにある』といえる。まさに将来ビジョンとして、業界が掲げるべきは『冠婚葬祭産業からウェルビーイング推進産業への昇華』であり、その事業活動を通じて、『感動』や『感謝』、『思いやり』に溢れる社会『ハートフル・ソサエティ』の実現に貢献していくことが求められていると考えている。」として、【一人ひとりにウェルビーイングな暮らしを届ける】とまとめられていました。

ウェルビーイング」が時代のキーワードに


熱心に聴く人びと

 

これを知り、わたしは非常に感動しました。互助会業界全体のビジョンに「心ゆたかな社会」「ハートフル・ソサエティ」「ウェルビーイング」が入ったからです。これはサンレー思想そのものなのです。「ウェルビーイング」が時代のキーワードになっていますが、その定義は「健康とは、たんに病気や虚弱でないというだけでなく、身体的にも精神的にも社会的にも良好な状態」というものです。わが社の佐久間進会長はまだ誰も注目していない40年前に、わが社の経営理念として、また社会理念として「ウェルビーイング」を掲げていました。創立20周年のバッジにも、社内報にも「ウェルビーイング!」の文字が踊っています。本当に驚くべきことです。現在、「ウェルビーイング」は、「SDGs」の次に来る人間の本質的な幸福を目指すコンセプトとしてクローズアップされています。


「コンパッション」が不可欠!

 

そして、その次に注目されるであろうキーワードが「コンパッション」です。直訳すれば「思いやり」ということになりますが、キリスト教の「隣人愛」、儒教の「仁」、仏教の「慈悲」など、人類がこれまで心の支えにしてきた思想にも通じます。これは サンレーが提供するケアやサービスに必要不可欠なものです。真の思いやりをもったケアやサービスは、必ずお客様を笑顔にしていきます。そして、笑顔となったお客様は当然、幸せな気持ちになります。同時にお客様を笑顔にすることができた社員自身も幸せを享受することができると思います。幸せの場である婚礼のシーンではもちろんのこと、ご葬儀においても「大切なあの人をきちんとお見送りすることができた」と、笑顔になり、スタッフへ感謝の言葉をかけてくださるご遺族が多くいらっしゃいます。


「コンパッション」から「ウェルビーイング」へ

 

婚礼においても、ご葬儀においても、セレモニーが終わればすべて終わり。というわけではありません。婚礼においては、夫婦としての幸せな結婚生活が続いていきます。時には、ケンカしたり上手くいかないこともあるでしょう。こうした時に、思い出されるのは、結婚式や披露宴のシーンではないでしょうか。神様の前で愛を誓い、親族をはじめ、たくさんのお友だちや会社の方々に祝福された“あの時”を思い出し、「自分が悪かった。仲直りしよう」とか「あの時の気持ちを思い出して2人でこれからも歩んでいこう」など、お互いに思いやりを持って歩み寄ることができます。そうすれば、きっと仲直りをすることができ、2人の間には持続的幸福が続いていくことでしょう。

グリーフケアのリーディング・カンパニーに!

熱心に聴く人びと

 

一方、ご葬儀においては、「故人を故人らしく、しっかりとお見送りできた」このこと自体が持続的な幸福につながってきます。なぜならば、ご葬儀をすること自体がグリーフケアの側面をもっているからです。加えて、サンレーでは、グリーフケア士によるご遺族の悲嘆ケアにも注力しています。グリーフケアでは、業界最多のグリーフケア士、上級グリーフケア士を有しています。また、ご遺族の会である「月あかりの会」や、同じ悲嘆をもつ自助グループ「うさぎの会」など様々な角度から、持続的な心の安定(幸福)をサポートさせていただいています。それらの活動は、12月1日公開のドキュメンタリー映画グリーフケアの時代に」で紹介されています。同作にはわたしも出演しています。さらに、拙著愛する人を亡くした人へ(現代書林)を原案とする映画君の忘れ方が製作され、2025年正月映画として公開されます。主演は坂東龍汰さん、ヒロインは西野七瀬さんです!

「CSHW」の実践を!

 

わが社は、「CSHW」の実践を目指しています。これは、Compassion(思いやり)⇒Smile(笑顔)⇒Happy(幸せ)⇒Well-being(持続的幸福)と進んでいくサイクルです。そして、Well-being(持続的幸福)を感じている人は、Compassion(思いやり)をまわりの人に提供・拡大していくことができます。これが「CSHW」のハートフル・サイクルです。すなわち、ハートフル・サイクルはそこで回り続けるのではなく、周囲を巻き込みながら拡大し「思いやり」を社会に拡散をしていくサイクルなのです。

最後に道歌を披露しました

おもいやり笑顔と幸の出づる輪を回し始めん心ゆたかに

 

このハートフル・サイクルが社会に浸透した状態が「ハートフル・ソサエティ」であり、「心ゆたかな社会」であり、「互助共生社会」です。最後に、わたしは「サンレーは、ハートフル・サイクルの起点となるべく「CSHW」ハートフル・サイクルを回しましょう。そして、58周年、60周年、さらにその先へと進んで行きましょう!」と訴えてから、「おもいやり 笑顔と幸の出づる輪を 回し始めん 心ゆたかに」という道歌を披露しました。

表彰式のようす


記念品を添えて・・・


会員募集の表彰者のみなさんと


情報営業の表彰者のみなさんと

 

「社長訓示」の後は、各種表彰が行われました。
まずは、「会員募集」上位者の3名の方々に金一封を添えて、また、「情報売上」上位者表彰(営業の部・内勤の部)の6名の方々に記念品を添えて、社長であるわたしが表彰状をお渡ししました。

「1級ブライダルコーディネート技能士」表彰


悲しみを乗り越えて、喜びの井口部長と

グリーフケア士」表彰のようす

グリーフケア士」表彰者のみなさんと

 

それから、「1級ブライダルコーディネート技能士」表彰です。松柏園ホテルの井口部長を表彰しました。井口部長はお父さんを亡くされたばかりで悲しみの中にありますが、このときは胸を張って表彰状を受け取っていました。続いて、「グリーフケア士」資格取得者表彰です。6名の合格者に表彰状と金一封を渡しました。わが社のグリーフケア士の人数は業界ナンバーワンとなっています。グリーフケアのリーディング・カンパニーを目指します!

サンレーおもてなし賞」の表彰のようす

サンレーおもてなし賞」表彰者のみなさんと

 

続いて、「サンレーおもてなし賞」の表彰式です。4名の方々が同賞を受賞されましたが、わたしが金一封を添えて表彰状を渡しました。その後、わたしは「コンパッションは、思いやり。思いやりは『こころ』ですが、それを『かたち』にするには2つの方法があります。1つは、互助会部門が『おもいやり』という商品を提供すること、もう1つは施行部門が『おもてなし』を提供することです。わが社は、もともとコンパッション企業だったのです。表彰されたみなさん、おめでとうございます。みなさんこそが、わが社の宝です!

役員がステージに登壇

これが「和のこえwithコロナ」だ!!

ガンバロー!✖3回


みんなでガンバロー!✖3回

最後はもちろん一同礼!


退場のようす

さあ、今年もラストスパートだ!!

 

ラストは営業推進部の岸執行役員による「和のこえ」です。コロナ禍の中で発明された、各自が拳を突き上げて「がんばろー!」と3回唱える「和のこえwithコロナ」です。大いに盛り上がって、記念式典は終了。

記念撮影のようす

昼食会場のようす

昼食会の冒頭、挨拶をしました


改めて祝福の言葉を述べました

東専務の音頭でカンパイ!

この日の昼食

昼食会のようす

最後は「末広がりの五本締め」で!

 

その後、松柏園ホテルの写場へと移動し、役員と表彰者が揃って記念撮影しました。 それから、2階の大広間で昼食会です。メンバーは、社長・役員・表彰者のみなさんでした。冒頭、社長のわたしが「表彰者のみなさん、本当におめでとうございます。みなさんは、わが社の宝です!」と挨拶をしました。その後、東孝則専務が乾杯の音頭を取って、昼食会がスタートしました。美味しい松柏園の料理を黙食でいただいた後は、山下格取締役による「末広がりの五本締め」でお開きとなりました。コンパッショナリー・カンパニーを目指すサンレーは、57周年を迎え、さらに一致団結して新しい時代を拓きます! 



2023年11月17日 一条真也