一条真也です。
東京に来ています。２１日は、朝一番でヒューマントラストシネマ渋谷を訪れ、デヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作であるＳＦ映画「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」を観ました。その後、ホテルに帰って原稿の校正などをしてから、１３時には六本木のＡＮＡインターコンチネンタルホテル東京に向かいました。
ＡＮＡインターコンチネンタルホテル東京にて
創立５０周年記念式典のようす
挨拶する全互協の渡邊会長
式典会場で
この日、同ホテルで一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会（全互協）の創立５０周年記念行事が行われるのです。ちなみに、わが社の 佐久間進会長は全互協の初代会長であり、わたしも昨年まで副会長を務めました。１３時半から創立記念式典が開始され、来賓紹介、全互協の渡邊会長の挨拶、来賓祝辞、経済産業大臣表彰などが行われました。
「ウエディング・ムービー・アワード」発表のようす
「フューネラル・アワード」発表のようす
１４時半からは記念行事ということで、団体献血感謝状授与式、「ウエディング・ムービー・アワード」結果発表、「フューネラル・アワード」発表会、記念講演会などが行われました。記念公園の演題は「日本経済の中長期展望」で、講師は双日総合研究所チーフエコノミストの吉崎達彦氏でした。とても興味深いお話でした。
記念祝賀会の会場にて
冒頭、全互協の渡邊会長が挨拶しました
ズラリと勢揃いした国会議員の先生方
最初に、菅元首相が挨拶されました
１７時半からは、創立記念祝賀会です。渡邊会長のユーモアたっぷりの挨拶の後は、国会議員紹介。自民党をはじめ、各党を代表する議員の先生方が多数ご参集下さいました。互助会政治連盟の最高顧問である菅義偉元首相、甘利明先生、林芳正外務大臣などから御挨拶を頂戴しました。
挨拶する林外務大臣
林外務大臣からは「冠婚葬祭互助会と外務省が何の関係があるかとお思いかもしれませんが、父の時代からサンレーさんにお世話になっている関係で来ました」と言っていただき、感激しました。わが社の佐久間会長は、林外務大臣の父上である林義郎元大蔵大臣をずっと応援させていただき、わたしの弟の佐久間康弘は義郎先生が仲人です。
林大臣のお言葉に感動しました
また、林大臣は「冠婚葬祭は大切な人類共通の文化です。結婚したら結婚式を挙げる。亡くなったら葬儀を行って弔う。これは、世界中の民族や宗教を超えた人類に普遍的な文化です。このような重要なお仕事をされておられるみなさまに深く敬意を表すとともに、協会が５０年を迎えられたことを心よりお祝い申し上げたいと思います。本日は、おめでとうございます！」と言われました。林大臣の心ゆたかな言葉には感動しました。ありがとうございます！
鏡割りからカンパイ！
その後は来賓紹介で、経済産業省の方々が紹介されました。そして、いよいよ鏡割りがです。壇上に青い法被を着た議員の先生方が並び、互助会政治連盟の齋藤会長の音頭で乾杯が行われました。齋藤会長は「わが業界も成長したのだなと思いました」としみじみと述べておられましたが、わたしも静かな感動を覚えました。「ああ、全互協も半世紀を迎えたのだなあ」と改めて痛感しました。
「互助会通信」特別号より
じつは、佐久間会長は全互協の初代会長だけでなく、政治連盟の初代会長も務めています。今さらながらに父の偉大さを感じました。ブログ「全互協創立４０周年記念式典」で紹介したように創立４０周年記念祝賀会には父が参加して挨拶しましたが、今回は高齢もあって参加できませんでした。その代り、「互助会通信」全互協創立５０周年記念特別号には父が初代会長として祝辞を寄せています。
鎌倉新書の小林ＣＥＯと
祝賀会では、ブログ「『月刊終活』インタビュー取材」、ブログ「『月刊終活』トップインタビュー」で紹介した鎌倉新書の小林史生ＣＥＯと再会しました。プロレス好きの小林ＣＥＯは、「『供養には意味がある』はグレート・
ムタ（一条真也）で、『ウェルビーイング？』と『コンパッション！』は本名の武藤敬司（ 佐久間庸和）で書かれて、いずれもよく売れているって凄いですね！」と独特の表現で言って下さいました。当ブログを愛読されている小林ＣＥＯは、わたしが白のボルサリーノを被って東京に来たこと、昨日は新宿でブログ「アウシュヴィッツの生還者」で紹介した映画を観たこともご存知でした。
志賀社長、益田プロデューサーと
それから、映画プロデューサーの益田裕美子さんにもお会いしました。益田さんはグリーフケアに理解が深い方で、１２月１日公開予定のドキュメンタリー映画「『グリーフケア』の時代に」、９月１日からクランクインのドラマ映画「君の忘れ方」のプロデューサーでもあります。ちなみに、良作のゼネラル・プロデューサーが（株）セレモニーの志賀司社長です。この日、わたしたち３人はいろいろと映画関係の作戦会議をしました。
島薗進先生と
この日は多くの来賓の方々がお越しでしたが、上智大学グリーフケア研究所の山岡三治所長、全所長の島薗進先生も来て下さいました。島薗先生とお会いしたのは久々でしたので、わたしは鎌田先生の病気の進行状況について情報交換するとともに、志賀社長や益田さんをご紹介しました。しばらく、わたしを含めた５人でグリーフケア映画について盛り上がりました。また、島薗先生とは推薦文を御寄稿いただいた『コンパッション！』が好評で大増刷されたこと、わたしたちの対談本の企画が弘文堂から出ていることなどについても語り合いました。立食パーティーはじつに４年ぶりぐらいでしたが、じつに有意義かつ楽しい一夜となりました。明日は、大塚で全互協の総会が開かれます。
２０２３年８月２１日 一条真也拝
