豪雨迫る北陸へ

一条真也です。
11日、九州北部は前日とはうってかわって晴天に。この日から北陸出張ですが、今度は北陸で大雨が降ると予測されています。前回が6月12日からの出張だったので、ちょうど1ヵ月ぶりとなりますね。その日の朝、迎えに来てくれた社用車で自宅から福岡空港へ向かいました。そこから飛行機で北陸の小松空港に飛びます。

福岡空港の前で

福岡空港にて


福岡空港には「世界水泳FUKUOKA2023」の大きな垂れ幕がありました。観光客の姿は少なかったです。今回の北陸出張ですが、今日はサンレー北陸の本部会議、明日は総合朝礼に出席します。また、富山を訪れて作家の青木新門さん(故人)のお墓参りもしたいと考えています。時間があれば、わが社のシネアドのチェックを兼ねて、金沢の映画館にも行きたいです。

ラウンジで青汁を飲みました


小さな飛行機に乗りました

 

搭乗までに少しだけ時間があったので、ANAラウンジに入って青汁を飲みました。北陸に行く前にラウンジで青汁を飲むことはもう儀式のような感じで、これをやらないと落ち着きません。「20世紀最高の知性」と呼ばれた哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの「人間は儀式的動物である」という言葉が身に染みますね。


機内のようす


上着を脱いでマスクを着けました


機内から見た福岡の街


機内では読書しました

 

わたしは、11時40分福岡発のANA1234便に搭乗しました。機内では、いつものように読書しました。この日は、老害の人』内館牧子著(講談社)を読みました。現在執筆中の『年長者のマナー』(主婦と生活社)の資料として編集者から薦められた本です。「迷惑なの!」と言われても。昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢。そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー・・・・・・双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話をくり返します。彼の仲間も老害の人ばかり。素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に、「死にたい死にたい」と言い続ける春子など、老害五重奏(クインテット)は絶好調。福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて「もうやめてよッ」と腹の中をぶちまけます。定年、終活、人生のあとしまつ・・・・・・。自分のこと、親のこと、いずれは誰もが直面する「老後」。「最近の若い人は……」というぼやきが今や「これだから『老害』は」となってしまった時代。内館節でさらなる深部に切り込んだ小説で、面白いことこの上なし。小さな飛行機の上で夢中になって読みました。


機内からの眺め

雲海がよく見えました

小松の街が見えました

読書の合間に、窓の外から景色を眺めました。この小さな飛行機はジェット機より飛ぶ高度が低いので、地上の景色や雲海の様子などがよく見えるのです。この日も、福岡の街、鳥取砂丘、小松の街などを眺めました。

小さな飛行機を降りました


小松空港に到着しました

 

小松空港には定刻の13時05分に到着しました。空港にはサンレー北陸の東専務と新しく赴任した郡事業部長が迎えに来てくれました。前回来たときは荷物受け取りレーンのところに地元出身力士のパネルが並んでいたのですが、今回は撤去されていました。せっかくパネルと一緒に写真を撮るのを楽しみにしていたのに、残念です!

昼食は味噌ラーメン


いただきます!

 

わたしたちは、昼食を取るべく小松のラーメン店へ。毎度おなじみ、東専務が行きつけの店です。名物の味噌ラーメンを注文しました。いつもながらに、鬼うまかったです!(笑)昼食後は、JR金沢駅近くの金沢紫雲閣へ向かい、サンレー北陸の本部会議に参加します。

 

2023年7月11日 一条真也