宮崎新年祝賀式典 

「コンパッションの伝道師」こと一条真也です。(笑)
12日の朝、宮崎県の延岡市内のホテルで目覚めました。ブログ「コンパッション報道」で紹介した件で興奮してなかなか眠れませんでしたが、素晴らしい寝覚めでした。この日の10時半から、わが社の結婚式場である マリエールオークパイン延岡においてサンレー宮崎の新年祝賀式典を万全のコロナ対応スタイルで行いました。

マリエールオークパイン延岡の前で

入場のようす

さあ、これから始まります!

勇壮な「ふれ太鼓」

最初は、もちろん一同礼!

社歌を小声で斉唱♪

S2M宣言」を小声で唱和

 

司会は管理課経理の今津リーダーが務めました。まず、総務課の松本課長による「ふれ太鼓」で幕を明け、「開会の辞」に続いて全員で社歌をマスク越しに小声で斉唱し、それから日向営業所の園田所長によって「経営理念」および「S2M宣言」が読み上げられ、全員でマスク越しに小声で唱和しました。


マスク姿で登壇しました


最初は、みなさんと新年の挨拶を

マスクを外しました

 

そして、いよいよ「社長訓示」です。
わたしは、以下のような話をしました。
あけまして、おめでとうございます。令和5年、2023年の新しい年をみなさんと一緒に迎えることができ、たいへん嬉しく思います。新型コロナウィルスの感染拡大は冠婚葬祭業界にとってはまさに業難でした。この試練の3年を耐え抜き、闘い抜き、わが社は昨年も立派な業績で終えられました。本当に、ありがたいことです。みなさんのおかげです。心より感謝を申し上げます。どうか、この前代未聞の3年間を生き抜いたことに誇りを持って下さい。そして、今年こそは業績をコロナ前に戻しましょう!

松柏園ホテルのコンパッション対応について

 

まずは、昨日、全国でわが社の松柏園ホテルが話題になったことに触れました。8日に北九州市開かれた「二十歳の記念式典」で、振り袖に墨汁のようなものをかけられる事件に関することです。当初は5件の被害ということで報道されていましたが、その後、少なくとも9件であることが判明しました。警察では器物損壊の容疑で捜査を進めているようですが、その中には当社の 松柏園ホテルでお世話させて頂いたお客様も含まれていたのです。当日の全国ニュースに映った衣裳も、じつは当社の衣裳でした。当日の夜、お母様からの連絡で「娘が大変ショックを受けていること」「実家の祖父母へ晴れ姿を見せに行く予定だったこと」を聞いた担当者は、いたわりの言葉に加えて「ぜひとも新しい振袖を着て、ご実家に行きましょう! 当ホテルで無償で準備をさせて下さい」と答えたのです。まさに「コンパッション」対応でした。もちろん、社長のわたしにも即、報告がありました。またお嬢様も、各局からの取材に際し、ホテルスタッフの対応について感謝の言葉とともに語られたようです。それが複数のテレビ局で報道され、ヤフーニュースのTOPにもなったのです。

冠婚葬祭は不滅である!

 

コロナ禍がいつまで続こうとも、わたしたちは、人間の「こころ」を安定させる「かたち」としての儀式、冠婚葬祭を守っていかなければなりません。コロナ禍の中で、わたしは冠婚葬祭業という礼業が社会に必要な仕事であり、時代がどんなに変化しようとも不滅の仕事であることを確信しました。昨年末、わたしは『葬式不滅』(オリーブの木)を発表しました。島田裕巳氏の『葬式消滅』への反論の書です。葬式はけっして消滅していません。ゆえに復活させる必要はありません。しかし、コロナ禍の今、ポストコロナ時代を見据えて、葬式は変わらなければいけません。要・不要論ではなく、どう変化していくかです。わたしはそれを「アップデート」と呼びたいと思います。儀式はアップデートするのです!

北九州市は松柏園で生まれた!

 

さて、佐久間会長は88歳になられて「米寿」を迎えられましたが、わたしは今年で「還暦」を迎えます。今年、北九州市が誕生60周年を迎えます。門司・小倉・戸畑・若松・八幡の旧5市が合併に最終合意し、その調印式会場に選ばれたのがこの松柏園ホテルでした。わたし自身も60年前に松柏園で生まれたことから、「北九州市と自分は同い年の兄弟だ」と思ってきました。北九州市は、全国の政令指定都市の中でもっとも高齢化が進んでいいます。世界一の高齢化率であることを考えると、北九州市は世界一高齢化が進んだ街と言えるでしょう。

さまざまな縁で有縁社会の再生を!

熱心に聴く人びと

 

「隣人都市」「思いやり都市」といった形で街の特性を前向きにとらえれば、日本一高齢者が住みやすく、老いるほど豊かになる「老福都市」の創造にもつながってきます。こうした互いに助け合う共同体のあり方は、わが社の本業である互助会の精神に通じるものがあります。わが社としては、原点に回帰し、互助会の拡充を図り、かねてから支援している隣人祭りの開催や、子ども食堂の運営などに注力しながら、「読縁」「映縁」「湯縁」「碁縁」「句縁」、そして「悲縁」など、多様な形での有縁社会の再生に取り組むコンパッション企業を目指したいです。

すべての人に儀式を提供したい!

 

コンパッションといえば、わが社の社会貢献事業が大きな注目を浴びています。たとえば、晴れ着の無料レンタルは、儀式というわが社の本業というべきものの意味と価値を世に広く問うものです。七五三は不安定な存在である子どもが次第に社会の一員として受け容れられていくための大切な通過儀礼です。成人式はさらに「あなたは社会人になった」というメッセージを伝える場であり、新成人はここまで育ててくれた親や地域社会の人々へ感謝をする場です。長寿祝いも含めて、通過儀礼とは「あなたが生まれたことは正しい」「あなたの存在と成長をこの世界は祝福している」という存在肯定のセレモニーです。万物に光を降り注ぐ太陽のように、サンレーはすべての人に儀式を提供したいという志を抱いています。

わが社は「太陽の会社」である!

熱心に聴く人びと

 

そう、わが社の「サンレー」という社名には「太陽の光」という意味があります。「死は最大の平等である」というのはわたしの口癖ですが、死と同じように太陽も平等です。太陽は人間どころか、全生物、無機物さえも含めた全存在に対して平等なのです。「太陽は美人も犬の糞も照らす」と言ったのは異色の哲学者・中村天風ですが、太陽は万物に等しく光を降り注ぎます。富める人にも貧しき人にも等しく冠婚葬祭を提供させていただきたいという願いが社名には込められています。太陽は、あらゆる生きとし生けるものに生存のためのエネルギーを与えています。太陽ほど偉大なものはありません! それは他者を幸せにするというコンパッション、すなわち「思いやり」の精神そのものです。そして、わが社の互助会商品名も「おもいやり」です。わが社は、もともと「おもいやり」を提供するコンパッション企業だったのです!

最後に道歌を披露しました

 

今こそ、「天下布礼」「人間尊重」という互助会の本義を掲げるサンレーの出番です。太陽が太陽光線という「思いやり」を天空から世界中に降り注ぐように、地上では、わたしたちサンレーが老若男女も貧富も超えて、あらゆる方々に「思いやり」をお届けしようではありませんか! わたしは、「太陽はまた昇る。2023年、令和5年はサンレーの復活元年です! 心を1つに、全社一丸となって、太陽の道を突き進んで行きましょう!」と言ってから、以下の道歌を披露いたしました。

 

おもひやり  すべての人に与へんと    
       天に太陽 地にはサンレー(庸軒)

 


年間優績者表彰のようす

表彰者との記念撮影

 

その後、「令和4年度年間表彰」として、年間優秀募集賞の第1位の牧野イツ子さん(延岡テレホン営業所)、第2位の黒木マツ子さん(延岡南営業所)、第3位の甲斐里美さん(日向営業所)、年間優秀情報賞の第1位の畝原克代さん(日向営業所)、第2甲佐美香さん(日向営業所)、第3位の下田祥子さん(日向営業所)を表彰させていただきました。


資格合格者表彰のようす

表彰者との記念撮影

 

それから、葬祭ディレクター技能審査合格者の水永敬介さん(延岡紫雲閣)、グリーフケア士合格者の8名を代表して、杉本喜昭さん(延岡紫雲閣)、「サンレーおもてなし賞」として、山本真由さん( マリエールオークパイン延岡)に金一封を添えて表彰状をお渡ししました。冠婚葬祭業は人が宝ですが、この賞を受賞される方は、本当にわが社の宝です!


挨拶する鳥丸室長


挨拶する五十川副支配人

 

それから、随行者紹介の時間です。北九州本部秘書室の鳥丸耕一室長、北九州紫雲閣の五十川副支配人が登壇し、堂々たる挨拶を行いました。次の北九州市議会選に出馬すれば、2人とも当選するかも?

決意表明のようす

尾崎事業部長の熱い決意!

想いをしっかり受け止めました

武士に二言なし!


その後、各責任者が部門別決意表明行いました。営業推進部の本田課長、紫雲閣事業部の谷上取締役、冠婚事業部の谷口支配人、管理課の松本課長の順番で決意が読み上げられ、最後は宮崎事業部の尾崎取締役事業部長の決意表明を受け取りました。尾崎事業部長から決意表明を受け取ったわたしは、「ただ今、みなさんから熱い想いを受け取りました。いま決意を述べたみなさんの顔が凛々しく、まるで武士のようでした。武士は食わねど高楊枝・・・・・・そして、武士に二言はありません。どうか、いま言ったことは必ず実行して下さい。わたしは、みなさんを信じています」と述べました。

和のこえwithコロナ」のようす

ガンバロー!✖️3


今年もやるぞ!!

みんなで、ガンバロー!✖️3

最後は、もちろん一同礼!

退場のようす

サンレー宮崎に幸あれ!

 

最後は、「和のこえ withコロナ」を行いました。音頭を取ったのは、昔は秀吉に似ていて、今はゴルゴ13に似ている営業推進部の本田課長です。それから、国旗・社旗拝礼、閉式の辞、社長退場・・・・・・コロナ禍の中の祝賀式典はめでたく終了。全員の心が1つになりました。


みなさんから還暦のお祝いを頂きました


心あるみなさんと

 

式典の終了後、尾崎事業部長から「社長、今年は還暦を迎えられるということで、誠におめでとうございます!」と丁重な挨拶がありました。そして、宮崎事業部会議メンバー一同からとして本田課長が御祝儀を渡してくれました。沖縄・大分に次ぐサプライズに、わたしは大いに驚きつつも感動しました。心からの御礼の言葉を述べました。


いただきます!


本日の昼食


大好物のビール揚げも出ました!


美味しいお弁当でした

それから昼食会が開かれ、美味しい弁当を頂きました。わたしの大好物であるアスパラのビール揚げも出てきて嬉しかったです。食事を終えると、JR延岡駅へ。駅構内のスタバで時間調整してから、延岡13時39分発の「にちりん10号」で大分に向かい、大分15時44分発の「ソニック42号」で小倉へ。小倉駅には17時03分に到着します。18時50分からは松柏園ホテルで開かれる小倉ロータリークラブの新年初例会に参加します。

 

2023年1月11日 一条真也