出演映画の試写会

一条真也です。
26日の17時から小倉の大手町にあるムーブで開かれた日本映画「レッド・シューズ」北九州特別関係者試写会に参加しました。 ブログ「二度目の映画出演」で紹介した雑賀俊朗監督の最新作の試写会です。タイトルにちなんで、わたしはレッドのコーディネートで出掛けました。

f:id:shins2m:20220126165004j:plainムーブの前で(猪木さんではありません!)

f:id:shins2m:20220126165009j:plain
映画に合わせてボクシング・ポーズ!

 

マスクだけでなく、マフラーもネクタイも赤で、なんだかアントニオ猪木さんみたいですが、ノー・プロブレム! 猪木さんといえば、彼と「格闘技世界一決定戦」を闘ったモハメド・アリみたいに蝶が舞うようなステップを踏み、蜂が刺すようなストレート・パンチを繰り出しました。そう、「レッド・シューズ」はボクシング映画なのです!

f:id:shins2m:20220126212624j:plain
試写会場のようす

 

雑賀監督は1960年、北九州市生まれ。福岡県立東筑高等学校および早稲田大学社会科学部卒。(株)泉放送制作を経て、現在(株)サーフ・エンターテイメント社長。映画監督、TV番組プロデューサー、ディレクター、企画立案・脚本も多く手がけておられます。 雑賀監督の「カノン」は中国のアカデミー賞とされる金鶏百花映画祭 国際映画部門において、 最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀女優賞の三冠を達成しました。

f:id:shins2m:20220126165545j:plain
レッド・マスクで鑑賞しました

f:id:shins2m:20220126212718j:plain上映前の監督挨拶のようす

 

雑賀監督の最新作「レッド・シューズ」は素晴らしい感動作でした。ブログ「コーダ  あいのうた」で紹介したアカデミー賞最有力映画と同じくらい泣きました。しかも、主演の朝比奈彩をはじめ、佐々木希観月ありさ鶴田真由松下由樹市原隼人と俳優陣も豪華です。じつは不肖わたしも出演しているのですが、「えっ、オレ、佐々木希観月ありさと共演したの!」と驚きました。しかも、この映画、なんとカンヌ映画祭に出品するそうです。俺の演技をカンヌの観客が観るのか!(汗)



「レッド・シューズ」のストーリーは以下の通りです。
「ボクサーの真名美は、妊娠・出産のためボクシングから離れていた。しかし、夫と死別。経済的に苦しい今のままでは子供の養育権を義母に取られてしまう。シングル・マザーとして子供を取り戻すためにリングに上がる決意をする。真っ直ぐな性格から不器用な生き方しかできない真名美。母親の価値を、娘への愛を試される闘いへ挑んでいく・・・ゴングが鳴り響く」(公式HPより)



主演の朝比奈彩さんが素晴らしい演技でした。撮影中の結婚発表もあり驚きましたが、スタイルも運動神経も抜群な彼女のボクサー姿はよく似合いました。ボクシングやランニングの動きが完全にアスリートのそれでしたね。あと、シングルマザーが抱えている問題には考えさせられました。コロナ禍で多くのシングルマザーが苦しんでいると思います。この映画撮影された北九州市は、ひとり親を支援するため様々な取組みを実施しシングル・マザーを熱くサポートしているそうです。人を幸せにしたいという大志を抱くわが社も、ぜひサポートさせていただきたいと思いました。近々、具体的なプランを考えます!



「レッド・シューズ」は、「女性版ロッキー」をめざした女子ボクシングの映画です。雑賀監督は若い頃にシルベスター・スタローン主演の「ロッキー」を観て大変感動したといいます。その感動から映画監督になったようなもので、ぜひ「ロッキー」へのオマージュとなる映画を作りたいのだとか。わたしもボクシングなどの格闘技は大好きなので、「ロッキー」シリーズはすべて観ました。血沸き肉躍るエキサイティングな展開がたまりません。最近は女子ボクシングも人気競技になっているので、「レッド・シューズ」のボクシング・シーンも注目されると思います。



女子ボクシングの映画といえば、クリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」が思い浮かびます。アカデミー賞で、主演女優、助演男優、監督、作品賞の主要4部門を制覇した名作ですが、主演女優のヒラリー・スワンクはこの作品で2度目のオスカーに輝きました。ブログ「クライ・マッチョ」で紹介したデビュー50周年記念作品をはじめ、わたしはイーストウッドの監督映画はほとんど観ています。彼は社会問題に関心が深いことで知られていますが、雑賀監督もブログ「カノン」で紹介した映画ではアルコール依存症モラルハラスメントの問題を描き、そして今回はシングルマザー問題に光を当てた人です。雑賀監督には、日本のクリント・イーストウッドになっていただきたい!

f:id:shins2m:20210618174054j:plain
撮影現場で説明する雑賀監督

f:id:shins2m:20210618175129j:plain
雑賀監督と打ち合わせ

f:id:shins2m:20210618182458j:plain
雑賀監督と演技の最終確認

 

さて、わたしは、この「レッド・シューズ」に出演しました。といっても、チョイ役です。葬儀場でのシーンに、主人公・真名美の親戚である西山という男の役で出演しました。交通事故で亡くなった真名美の両親の葬儀のシーンですが、わが社の小倉紫雲閣で撮影されました。わたしには、ほんの短いセリフが与えられました。わたしのセリフの直後が映画のタイトルバックという流れで、責任重大です。しかも、本番直前にセリフが増えました。驚きましたが、それでも何とかこなしました。

f:id:shins2m:20210618183109j:plain
本番撮影のようす

f:id:shins2m:20210618185418j:plain
本番撮影のようす

f:id:shins2m:20210618185458j:plain
無事に終わりました!

 

ブログ「映画出演」で紹介した2018年7月18日に撮影された映画「君は一人ぼっちじゃない」に続いて、今回で二度目の映画出演となりました。そのときは松柏園ホテルでの撮影でしたが、わが社の二大冠婚葬祭施設で実現した映画ロケの撮影に参加できて、感無量です。終了後、雑賀監督から「名演技でしたよ!」と言われました。もちろんリップサービスでしょうが、こうなったら、カンヌ映画祭とは言わないまでも「日本アカデミー賞」の優秀助演男優賞を狙いたいです!(笑)映画の街・北九州市を盛り上げるために、わが社も「レッド・シューズ」を応援したいと思います。この映画には、北九州空港をはじめ、門司港レトロ、めかり公園、勝山公園旦過市場、西日本工業倶楽部、北九州総合体育館といった地元の名所もたくさん出てきます。北九州のみなさんも、ぜひ応援して下さい!


2022年1月26日 一条真也