紅葉の京都へ

一条真也です。
28日、JR小倉駅から10時31分発の新幹線のぞみ20号に乗って、京都へ向かいました。

JR小倉駅の前で

JR小倉駅のホームで


陽射しが強いのでサングラスを


のぞみ20号で京都へ!

ブログ「稲盛和夫氏、逝く!」で紹介したように、わたしが尊敬してやまない哲人経営者の稲盛和夫氏が今年8月24日に逝去されましたが、その「お別れの会」が京都で開かれるので、それに参列するためです。夜は、「バク転神道ソングライター」こと京都大学名誉教授の鎌田東二先生とお会いする予定です。いま全国的に新型コロナウイルスの「第8波」の到来が懸念され、また、京都は紅葉シーズンとあって大量の観光客が訪れていると思われます。でも、多くの学びを頂いた稲盛先生の「お別れの会」に行かないわけにはいきません!

のぞみ20号の車内(光と影の世界で


車内では読書しました

 

車内では、いつものように読書をしました。この日は、『そこのみにて光輝く佐藤泰志著(河出文庫)を読みました。著者の佐藤泰志は、1949年、北海道・函館生まれ。高校時代より小説を書き始めました。81年、「きみの鳥はうたえる」で芥川賞候補になり、以降3回、同賞候補になるも落選。89年、『そこのみにて光輝く』で三島賞候補になるも落選。90年、自死ムーンサルトレター第212信に鎌田東二先生が詳しく書かれていますが、佐藤泰志と鎌田先生は國學院大學の同級生で、さまざまな縁があったとのこと。綾野剛主演で映画化もされた『そこのみにて光輝く』は、北の夏、海辺の街で男はバラックにすむ女に出会う物語です。二人がひきうけなければならない試練とは何か。苦さと痛みの彼方に生の輝きを見つめ続けながら生き急いだ作家・佐藤泰志が遺した唯一の長篇小説にして代表作であり、青春の夢と残酷を結晶させた伝説的名作です。非常に考えさせられる小説でした。


JR京都駅に到着しました


JR京都駅は人がたくさん!


JR京都駅の八条口


陽射しが強いのでサングラスを・・・

 

新幹線の中でランチタイムを迎えましたが、この日はお腹が空いていなかったので、昼食は取りませんでした。JR京都駅には、12時59分に到着。想像していたとおり、人がものすごく多いです。コロナの第8波の到来が迫っていることなど、まったく関係ないようです。わたしは、感染しないように注意深く歩きながら、京都駅八条口の近くにあるホテルへと向かったのでした。チェックインを済ませてから、「お別れの会」に向かいます。

 

2022年11月28日 一条真也