台風迫る九州から北陸へ! 

一条真也です。
5日、九州に台風4号(アイレー)が接近しましたが、温帯低気圧になったようです。その日、ブログ「営業推進部総合朝礼」で紹介した会社行事を終えた後、わたしは車で福岡空港へ。そこから飛行機で北陸に向かいます。

福岡空港の前で

福岡空港にて


さて、昼飯はどうするかな?


吉野家の牛丼を食べました

 

今回の北陸出張は、サンレー北陸の総合朝礼および本部会議に参加するためです。福岡空港は、あまり人がいませんでしたね。昼時をずいぶん過ぎていたので何か食べようと思ったら、背後に「はなまるうどん」と「吉野家」がありました。昨日のランチがうどんだったので、今日は牛丼をチョイス。吉野家の牛丼(頭の大盛り)、味噌汁、お新香のハッピーセットを注文しました。久々に食べたヨシギューですが、元常務の「生娘のシャブ漬け戦略」発言を思い出し、「もしかしたらシャブが入っているのでは?」などと考えてしまって、一度考え出したら気になってしまって、あまり美味しいとは感じませんでした。

ANAラウンジにて

飛行機と青汁と『葬式消滅』

 

ANAのラウンジで青汁を飲みながら、宗教学者島田裕巳氏の最新刊『葬式消滅』を読み始めました。かつて、わたしは島田氏の『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)というベストセラーに対し、『葬式は必要!』(双葉新書)を書きました。それから5年後、再び島田氏の著書『0葬』(集英社インターナショナル)に対抗して『永遠葬』(現代書林)を執筆しました。さらに、その1年後、島田氏と対談し、その内容をまとめた『葬式に迷う日本人』(三五館)を出版しました。わたしは、「やれやれ、島田さんは、また、こんな本を出したのか」と思いながら暗澹たる気分で同書のページを開きました。

搭乗口からはバスで飛行機へ

小さな飛行機に乗りました

 

ふと窓の外を見ると、目の前にANA・JAL・スターフライヤースカイマーク・ピーチなどの機体が綺麗に整列していました。福岡便の種類も多いですね。ラウンジを出ると、搭乗口からバスで小さな飛行機が停まった場所まで行き、そこからANA4648便に乗り込みました。台風の影響か、この日の飛行機はガラガラで快適でした。


飛行機から見た福岡の街
機内のようす

機内でも、読書しました

 

機内は、思ったよりも多くの乗客がいましたね。わたしは、再び『葬式消滅』を読みました。アマゾンの内容紹介には、「自然葬、海洋葬を実際に行ない、葬送の自由を進めてきた著者が、現在、そしてこれからの葬儀のカタチを紹介。直葬などの登場でお葬式はますます簡素で小さくなってきました。見送る遺族はお骨を持ち帰らないという葬儀もいよいよ出現。高額な戒名も不要、お墓も不要となってきた新しい時代のお見送りの作法や供養の方法などこれからの時代を見据えた情報を宗教学者が教えます。『0葬』、『葬式は、要らない』と葬送に変化を与えたヒット本に続く葬送の在り方を考える第三弾が本書です」と書かれています。本当は『葬式は、要らない』と『0葬』の順番は逆です。その2冊には、わたしは反論本を書きましたが、今回の『葬式消滅』の冒頭を少しだけ読んで、わたしは「もう反論を書く必要はないな」と感じました。わが最新刊である『論語と冠婚葬祭』(現代書林)がわたしの島田さんへの最終回答と思っていただければ幸いです。


わたしとわが社が登場してビックリ!

 

『葬式消滅』を読み進んでいると、非常に驚きました。
なんと、同書の62ページにこう書かれていたのです。
「私は、福岡県で葬祭業を営む一条真也さんと葬式のことをめぐって往復書簡を交わし、対談をしたことがあります。それは、『葬式に迷う日本人 最期の儀式を考えるヒント』(三五館シンシャ)という本にまとめられています。その対談のおり、日本で最初にセレモニーホールを作ったのは、一条さんが社長をつとめるサンレーという会社だということを知りました。総合葬祭会館などと呼ばれる大型の施設は、1978年にオープンしたサンレー小倉紫雲閣が最初だというのです。現在では、他の業者もセレモニーホールを建てるようになり、全国に広まりました。今では、8千を超えていると言われます」


今回の本は共感する部分が多いです

 

これには、驚きました。あの島田さんが小倉紫雲閣を「日本最初のセレモニーホール」と認めているのです。大変嬉しいことですが、わたし自身は小倉紫雲閣はセレモニーホールの原点でありながら、コミュニティーホール化などの革新性を併せ持っていると考えます。わが社は、これからも冠婚葬祭互助会の「初期設定」を大切にしつつ、「アップデート」を図っていく所存です。それにしても、島田さんの発言を読むと、『葬式に迷う日本人』の対談で、わたしとの間に何らかのシンパシーが生まれたのではないかと思えてきました。そういえば、『葬式消滅』には日本の葬儀には儒教の影響が強く、けっして仏教の影響だけだはないことが強調されていますが、これも『論語と冠婚葬祭』の主張と同じです。やはり、本一冊分の対談を行うことができる相手というのは基本的な部分で考えを認め合っているのだなと思いました。その後も、『葬式消滅』を読み進むと、「こころのケア」としての葬儀にも言及しており、共感するところが多かったです。こうなったら、わたしも『葬式復活』という本でも書こうかな?

飛行機から見た雲海


飛行機から見た雲海

 

そのうち機内サービスのコーヒーが来ましたが、見るとカップが「鬼滅の刃」でした。『葬式消滅』を読み終えたわたしは、窓の外を見ました。いつものように通路側の席でしたが、この日は窓側に人がいなかったので、外がよく見えたのです。久々に雲海を見ることができました。雲を見ていると天国みたいで、安らかな気持ちになります。


飛行機から見た小松の街


飛行機から見た小松の街

小松空港に到着しました


トップガンではありません!


これが小さな飛行機だ!

小松空港の到着口で


小松空港の前で

 

北陸の空に入ると急に太陽光線(SUNRAY)が射してきて眩しくなり、わたしはサングラスをかけました。15時50分、わたしの乗った小さな飛行機は無事に小松空港に到着。小さな飛行機から降りると、小松空港にサンレー北陸の岸事業部長と総務課の伊藤課長が車で迎えに来てくれました。車に乗ったわたしは、金沢駅前の定宿に向かい、チェックインしました。

ホテルから見た金沢駅前のようす

 

2022年7月5日 一条真也