全互協九州ブロック研修会

一条真也です。
23日、 冠婚葬祭互助会大手のメモリードさんが経営するガーデンテラス佐賀ホテル&マリトピアで全互協九州ブロック研修会が開催され、参加しました。

冒頭に挨拶する佐久間康弘ブロック長

 

研修会は、14時から開始されました。
冒頭、九州ブロックの平田義孝研修委員長による「開会の辞」に続いて、弟である九州ブロックの佐久間康弘ブロック長の挨拶があり、続いて、渋沢栄一の玄孫でシブサワ・アンド・カンパニー代表である渋澤健氏による「渋沢栄一の『論語と算盤』で未来を拓く~持続可能な社会と企業経営~」の講演が行われました。


渋澤健氏の講演のようす

 

渋澤氏は最初に「わたしは、渋沢栄一の孫の孫です。彼は『日本資本主義の父』と呼ばれ、500社もの企業を創設したことで知られていますが、子孫には1株も遺してくれませんでした。しかし、言葉を遺してくれました。それが『論語と算盤』です。現在でいえば、サスティナブル(持続性)とインクルージョン(包摂性)に通じると思います。すなわち、SDGsですね。しかし、『論語と算盤』の醍醐味は『と』にあると思います。&の発想で未来を拓いて下さい!」と熱いメッセージを送ってくれました。

北折賢史氏の講演のようす

次は、「ウェディングジャーナル」編集長の北折賢史氏による「コロナ禍でウェディング業界はどう変化したか」の講演でした。北折氏の講演は何度かお聴きしましたが、今回も非常に勉強になりました。ブライダル業界の生々しい話にも興味をそそられましたが、最後に「コロナ禍で業界に関わる誰もが大変な思いをしましたが、一方で改めてこの仕事の社会的価値や意義、崇高さ、人や社会を幸せに、笑顔に、温かい気持ちにさせるという、唯一無二の魅力を改めて結婚式の現場から感じさせてもらった時間でもありました」という言葉にグッときました。そして、メモリードの吉田晶敬社長による「閉会の辞」がありました。


モリードの吉田昌敬社長による「閉会の辞」


懇親会冒頭で挨拶する佐久間康弘ブロック長

 

講演の後は、懇親会が開催されました。冒頭、再び佐久間康弘ブロック長が挨拶に立ち、「今日は、本当に素晴らしい研修会でした。コロナでずっと休んでいましたが、久々に開催できて良かったです。渋澤様の『論語と算盤』はこれまで『ロマンとソロバン』などと言い換えられてきましたが、このたび全互協の佐久間庸和副会長が『論語と冠婚葬祭』という本を出版されました。素晴らしい内容ですので、みなさまもぜひお読み下さい!」と言ったので驚きました。弟が業界の方々の前でわたしの本を堂々と宣伝してくれるのは、2015年に上梓した『儀式論』以来です。弟の思いやりを非常に嬉しく感じました。


わたしが乾杯の音頭を取りました


「と」の思想で頑張りましょう!

全互協の副会長で、前九州ブロック長であるわたしが乾杯の音頭を取りました。わたしは、「渋澤先生の『と』の思想にはハッとしました。もともと、日本は『と』の国です。日本人の心は神道『と』儒教『と』仏教の三本柱から成り立っていますし、冠婚葬祭業はウェディング『と』フューネラルの二刀流事業です。さらには冠婚葬祭『と』互助会を合体させるという物凄い発明をした我が業界は偉大です。わたしも『論語と冠婚葬祭』という本を上梓しましたが、大いなる『と』の思想を生かして頑張りましょう!」と言いました。

娘の結婚式の話をしました

 

また、わたしは「もう1人の講師である『ウェディングジャーナル』の北折さんには御礼を言わなければなりません。以前、同誌でわたしのインタビュー記事を掲載していただいたことがあるのですが、そのとき、今日アメリカのバイデン大統領が来館された八芳園の井上社長の記事も掲載されていました。当時、わたしの長女が八芳園で働いており、井上社長を神様のように思っていました。すると、その井上社長よりも父親であるわたしの方が大きな記事で掲載されたことを知り、それ以来、わたしをリスペクトしてくれている気がします。(笑)その長女も来月5日に花嫁になります。結婚式とは大変なことだと改めて痛感していますが、それ以上に、この仕事の社会的価値や意義、崇高さ、人や社会を幸せに、笑顔に、温かい気持ちにさせるという唯一無二の魅力を感じています」と述べました。


カンパ~イ!


前菜が綺麗でした


ステーキも美味でした


デザートもエレガント!

 

そして、わたしは「先輩方の想いが詰まったこの九州ブロックの研修会は本当に素晴らしいです。これからも、みんなで集って、学び合って、励まし合って、助け合って、支え合いましょう! 九州ブロック加盟各社のますますの御発展とみなさまの御健勝を祈念して乾杯!」と言って、高らかに杯を上げました。宴は始まり、わたしたちは美味しい料理とお酒を堪能しました。


最後は、斎藤前会長が博多一本締めで・・・

銅像と記念撮影しました

 

最後は、全互協の前会長である斎藤斎・ベルコ社長による博多一本締めでお開きとなりました。懇親会の後は、二次会も用意され、わたしたちは佐賀の夜の社交場のようなお店で飲みました。わたしは懇親会と同様に斎藤前会長の隣に座って、業界の未来について大いに語り合いました。ラックの松井秀二社長による仲締めの挨拶でお開きとなり、わたしたちは外に出ました。すると、立派な銅像を発見したので、思わず写真を撮ってしまいました。(笑)


二次会の後で食べた辛麺

 

その後、有志とともに佐賀の商店街に繰り出し、名物の辛麺を食べました。麺といってもラーメンやウドンではなく、コンニャクなのでヘルシーです。夜食に食べても胃にもたれません。本当は渋澤先生の講演でも取り上げられた佐賀名物のカレーうどんを食べる案もありましたが、昼食が肉ごぼう天うどんだったのでスルーしました。辛麺は3辛で、辛さも程よく、とても美味しかったです!

ヘルシーで美味しかったです!

 

2022年5月24日 一条真也