新入社員辞令交付式

一条真也です。4月になりました。
中国からの黄砂に見舞われながらも、小倉は春爛漫です。素晴らしい晴天となった1日、ブログ「4月度総合朝礼」で紹介した社内行事の終了後、10時から 松柏園ホテルで株式会社サンレーの辞令交付式が行われました。

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最初の新入社員が入場してきました

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次々に入場してきました

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全員が揃いました

f:id:shins2m:20210401100443j:plain辞令交付式のようす

f:id:shins2m:20210401100457j:plain最初は、もちろん一同礼!

 

ブログ「サンレーグループ入社式」でも紹介したように、例年は各地のグループ企業すべての新入社員を一同に集めて合同入社式を行うのですが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、昨年は大幅に規模を縮小して本社新入社員のみを対象とした「辞令交付式」としました。残念ならが、今年もコロナ禍が続いているため、合同入社式はやめて、各地で辞令交付式を行うことになりました。

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社歌斉唱のようす

f:id:shins2m:20210401100744j:plainS2M宣言の唱和のようす

f:id:shins2m:20210401100942j:plain心を込めて辞令を読み上げました

f:id:shins2m:20210401101443j:plain心を込めて辞令を交付しました

 

司会は、サンレー人事課の佐野さんが務めました。「開式の辞」の後、昨年は行われなかった社歌斉唱と経営理念およびS2M宣言の唱和がありました。マスク越しでも、新入社員からは気合の入った声が聞こえてきました。それから、辞令交付式がスタートし、社長であるわたしは新入社員に辞令を交付しました。わたしはマスク姿で1人ずつ名前を読み上げ、心を込めて交付しました。

f:id:shins2m:20210401101936j:plain社長訓示を行いました

f:id:shins2m:20210401101700j:plain入社、おめでとうございます!

 

その後、わたしはマスクを外して社長訓示を述べました。以下のようなメッセージを伝えました。入社、おめでとうございます。みなさんを心より歓迎いたします。いつもこの時期になると、社長として、新入社員のみなさんの人生に関わることに対して大きな責任を感じてしまいます。そして、世の中の数多くある会社の中から、わがサンレーを選んで下さって感謝の気持ちでいっぱいです。みなさんと縁をいただき、お会いできて嬉しいです。

f:id:shins2m:20210401101733j:plainコロナと人類について

 

いま、世界では新型コロナウイルスが猛威をふるい、人類社会が大混乱しています。みなさんは過酷な就活戦線を乗り切ってこられたことと思います。コロナ禍によって多くの企業が苦境に陥っています。当然ながら、新卒の採用というのは厳しくなります。みなさんの中には、「もしかしたら、どこの会社にも入れないかもしれない」と不安に思った方もいることと思います。その謙虚な気持ちをどうか忘れないで下さい。そして、サンレーと縁があったことを喜んで下さい。わたしは、みなさんに大いに期待しています。なぜなら、今年の新入社員ほど、会社に入ることの喜びと社会人になることの責任感を胸に抱いている者はいないからです。さらに、みなさんはサンレー創立55周年という記念すべき年に入社するラッキー・ルーキーズです。

f:id:shins2m:20210401101911j:plainサンレー は礼業である!

 

ところで、みなさんは「サンレーは何の会社ですか」と聞かれたら、どのように答えますか。多くの人は「冠婚葬祭の会社です」と答えることでしょう。でも、サンレーは結婚式や葬儀のお手伝いだけでなく、婚活支援サービスやグリーフケア・サポートも行っています。ホテルや高齢者介護施設も経営していますし、隣人祭りも多数開催しています。それらの事業はすべて「人間尊重」をコンセプトとしています。そして「人間尊重」をひとことで言うと「礼」ということになるでしょう。そうです、サンレーとは「礼」の実践を生業(なりわい)とする「礼業」なのです。世の中には農業、林業、漁業、工業、商業といった産業がありますが、わが社の関わっている領域は「礼業」です。「礼業」とは「人間尊重業」であり、「ホスピタリティ・インダストリー」ということになります。

f:id:shins2m:20210401102303j:plain儀式なくして人生なし!

 

このような会社に入った新入社員のみなさんに一番伝えたいことは、儀式の大切さです。平成が終わって令和の時代となりました。時代の変化の中で、さまざまな慣習や「しきたり」の中には消えるものもあるでしょう。しかし、世の中には変えてもいいものと変えてはならないものがあります。結婚式や葬儀、七五三や成人式などは変えてはならないもの。それらは不安定な「こころ」を安定させる「かたち」だからです。儀式は人間が人間であるためにあるものです。儀式なくして人生はありません!

f:id:shins2m:20210401130457j:plain「かたち」があるから「こころ」が収まる!

 

人間の「こころ」が不安に揺れ動く時とはいつかでしょうか。それを考えてみると、子供が生まれたとき、子どもが成長するとき、子どもが大人になるとき、結婚するとき、老いてゆくとき、そして死ぬとき、愛する人を亡くすときなどがあります。その不安な「こころ」を安定させるために、初宮祝、七五三、成人式、長寿祝い、葬儀、法事・法要といった一連の人生儀礼があります。そうです、 「かたち」があるからこそ、そこに「こころ」が収まるのです。

f:id:shins2m:20210401102314j:plain人類はなぜ滅亡しなかったか?

 

ですから、感染拡大の不安の中で、あえて今日の辞令交付式を行ったのです。儀式とは、人間を幸せにするためにあります。大古から、人類は葬儀と結婚式を世界各地で行ってきました。それによって、自死の連鎖を防ぎ、家族の形態を維持し、社会を発展させてきました。いわば、人類が冠婚葬祭を発明しなかったら、とうの昔に滅亡していたと言えるでしょう。また、お互いに助け合う「相互扶助」というものがなくても、人類は確実に滅亡していました。

f:id:shins2m:20210401130241j:plain冠婚葬祭互助会は不滅である!

 

すなわち、冠婚葬祭および相互扶助は人類の本能ともいえるものであり、その二大本能に基づく冠婚葬祭互助会は不滅の産業なのです。「何事も陽にとらえる」というのは佐久間会長が唱えたわが社の信条ですが、今回の新型コロナウイルスによるパンデミックを陽にとらえれば、人類史上初めて「世界は1つ」という一体感を得たことでしょう。東京オリンピックも延期されましたが、五輪を「平和の祭典」と呼ぶならば、結婚式だって「平和の儀式」です。

f:id:shins2m:20210401130255j:plain冠婚葬祭は「世界平和」と「人類平等」に通ず! 

 

そう、「結婚は最高の平和」であり、「死は最大の平等」です。冠婚葬祭という営みは、「世界平和」と「人類平等」というこの上なく崇高な理念につながっているのです。冠婚葬祭ほど、みなさんが人生を賭けるに値する素晴らしい仕事はありません。本当は、サンレーグループの新入社員全員にこのことを伝えたかったのですが、現在の状況から仕方ありません。ぜひ、みなさんが生きる未来を、みなさん自身が創造して下さい。そして、最後は「本日は、本当におめでとうございました!」と述べてから降壇しました。

f:id:shins2m:20210401103129j:plain役員紹介のようす

f:id:shins2m:20210401103213j:plain新入社員紹介のようす

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決意表明のようす

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決意をしっかりと受け取りました

f:id:shins2m:20210401103645j:plain最後は、もちろん一同礼!

f:id:shins2m:20210401103719j:plain新入社員退場のようす

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新入社員退場のようす

f:id:shins2m:20210401131229j:plain記念写真を撮影しました

  

そして、無言ながら役員紹介と新入社員紹介がありました。続いて、昨年は行われなかった決意表明も行われました。わたしは、身の引き締まる思いで決意書を受け取りました。最後は、「閉会の辞」で辞令交付式は終了しました。いつもながらの入社式ではありませんでしたが、新入社員が社会人としてのスタートを切るその日に、辞令だけは渡すことができて良かったです。また、社長としてのメッセージを伝えることもできて良かったです。辞令交付式終了後、新入社員のみなさんと記念撮影をしました。

f:id:shins2m:20210401104658j:plain新入社員歓迎昼食会のようす

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冒頭、佐久間会長の挨拶がありました

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わが社は、女性が大活躍できる会社です!

 

その後は新入社員歓迎昼食会が開かれました。昨年は感染防止のために昼食会を中止しましたが、今年は万全の感染対策のもと開催しました。冒頭、佐久間会長が歓迎の挨拶をしました。会長は、「わが社に入社していただき、ありがとうございます。だいぶん散ってきましたが、まだ桜が咲いています。桜は日本人の心です。そして、日本には儀礼文化があります。わたしたちは、それを守る仕事です。まだまだ日本社会には、男尊女卑の風潮が残っているようですが、わが社は女性が大活躍できる会社です。みなさんに期待しています!」

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いただきます!

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美味しいお弁当をいただきました

f:id:shins2m:20210401105530j:plainマスクを外して楽しい会食

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食後は、マスクを着けて歓談タイム

 

それから、全員がマスクを外して無言で松柏園の美味しい松花堂弁当をいただきました。やはり、極度の緊張を伴う儀式の後には、「直会(なおらい)」としての会食が必要です。ストレスの後には、リラックスが必要です。ということで、とても静かな食事会でしたが、今年は新入社員歓迎の「こころ」を「かたち」にできて本当に良かった!

f:id:shins2m:20190401114143j:plain一昨年の歓迎昼食会のようす

f:id:shins2m:20210401124215j:plain一昨年の歓迎昼食会のようす

 

一昨年は、会場内にモニターを設置し、新元号発表のNHK中継を流しました。新元号の発表を一同息をひそめて待っていましたが、「令和」とわかった瞬間、各自が持っていたクラッカーが鳴らされ、大きな拍手が起こりました。わたしはマイクの前に立って、「ただ今、新元号が『令和』と決まりました。『万葉集』に由来する言葉のようですが、きっと美しい日本の文化を大切にしようというような意味だと推察します。美しい日本の文化とは冠婚葬祭のことです。この素晴らしい仕事を選ばれ、本日から社会人となられたみなさん、本当に、おめでとうございます!」と述べました。あれから2年、まさかこんな事態になるとは夢にも思いませんでしたが、愚痴を言っても仕方がない。何事も陽にとらえて前を向いて進みましょう!

f:id:shins2m:20210401094329j:plain松柏園ホテルの庭園にサンレーが射す!

 

その後は、松柏園ホテルの桜の前で写真を撮影しました。かなりの花が散った葉桜でしたが、撮影の瞬間、雲と黄砂の間から太陽光線が射し込みました。その神秘的な光景を見て、わたしは「おお、サンレーだ!」と思いました。太陽が新入社員たちを祝福していると思いました。わたしはかつて、人の一生を桜に例えて、結婚式は満開の儀式、葬儀は散る儀式として、以下のような歌を詠みました。

 

花は咲きやがて散りぬる人もまた  

    婚と葬にて咲いて散りぬる

 

冠婚葬祭業とは「魂のお世話業」ではないでしょうか?
これから冠婚葬祭という「結魂」と「送魂」のお世話をする新入社員たちの前で以下の歌を詠んだことがあります。この二首の歌を今年の新入社員のみなさんにも贈ります。

 

日の本の善き人々の魂を 

      結んで送れ若き桜よ

 

f:id:shins2m:20210331164652j:plain桜は日本人の心です!

 

2021年4月1日 一条真也