サンレーグループ入社式

一条真也です。
4月1日、ブログ「新元号発表の朝に」で紹介したサンレー本社での4月度総合朝礼の後、10時から松柏園ホテルサンレーグループ入社式が行われました。司会は人事課の佐野さんが務めました。今年も多くのフレッシュマン&ウーマンが入社してきました。

f:id:shins2m:20190401095918j:plain新入社員入場のようす

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最初は、もちろん一同礼!

 

入場してから席に着くまで、一糸乱れぬリズミカルな歩行でした。また、挨拶といいお辞儀といい、気合が入っていて礼儀正しいです。さすがは、「社員教育の達人」である人事課の甲木課長が指導しただけのことはあります。素晴らしい「礼」を示した新入社員に対して、入社式に参列した役員・幹部一同は心より歓迎の意を表しました。

f:id:shins2m:20190401100106j:plain社歌斉唱のようす

f:id:shins2m:20190401100742j:plain辞令交付のようす

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1人ずつ名前を読み上げました

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心を込めて交付しました

 

入社式では「開式の辞」でスタートし、「社歌斉唱」の後で「入社発令」をしました。社長であるわたしは、すべての新入社員に辞令を交付しました。わたしは1人ずつ名前を読み上げ、心を込めて交付しました。

f:id:shins2m:20190401101917j:plain社長訓示を述べました

 

その後、社長訓示を述べました。
わたしは、以下のようなメッセージを伝えました。
入社、おめでとうございます。みなさんを心より歓迎いたします。いつもこの時期になると、社長として、新入社員のみなさんの人生に関わることに対して大きな責任を感じてしまいます。そして、世の中の数多くある会社の中から、わがサンレーを選んで下さって感謝の気持ちでいっぱいです。お会いできて嬉しいです。

f:id:shins2m:20190401102006j:plain心からの歓迎の意を伝えました

 

みなさんは「サンレーは何の会社ですか」と聞かれたら、どのように答えますか。多くの人は「冠婚葬祭の会社です」と答えることでしょう。でも、サンレーは結婚式や葬儀のお手伝いだけでなく、婚活支援サービスやグリーフケア・サポートも行っています。ホテルや高齢者介護施設も経営していますし、隣人祭りも多数開催しています。それらの事業はすべて「人間尊重」をコンセプトとしています。そして「人間尊重」をひとことで言うと「礼」ということになるでしょう。そうです、サンレーとは「礼」の実践を生業(なりわい)とする「礼業」なのです。世の中には農業、林業、漁業、工業、商業といった産業がありますが、わが社の関わっている領域は「礼業」です。「礼業」とは「人間尊重業」であり、「ホスピタリティ・インダストリー」ということになります。

f:id:shins2m:20190401102040j:plainサンレーは礼業です!

 

このような会社に入った新入社員をはじめとした若い社員のみなさんに一番伝えたいことは、儀式の大切さです。平成が終わって新元号となったとき、さまざまな慣習や「しきたり」は一気に変化します。中には消えるものもあるでしょう。しかし、世の中には変えてもいいものと変えてはならないものがあります。結婚式や葬儀、七五三や成人式などは変えてはならないものです。それらは不安定な「こころ」を安定させる「かたち」だからです。

f:id:shins2m:20190401102247j:plain「かたち」があるから「こころ」が収まる

 

「かたち」があるから、そこに「こころ」が収まるのです。人間の「こころ」が不安に揺れ動く時とはいつかを考えてみると、子供が生まれたとき、子どもが成長するとき、子どもが大人になるとき、結婚するとき、老いてゆくとき、そして死ぬとき、愛する人を亡くすときなどがあります。その不安を安定させるために、初宮祝、七五三、成人式、長寿祝い、葬儀といった一連の人生儀礼があるのです。

f:id:shins2m:20190401102938j:plain互助会の社会的使命は大きくなる

 

無縁社会」が叫ばれ、生涯非婚に孤独死や無縁死などが問題となる中、冠婚葬祭互助会の持つ社会的使命はますます大きくなります。いまや全国で2000万人を超える互助会員のほとんどは高齢者であり、やはり孤独死をなくすことが互助会の大きなテーマとなっているのです。わが社が行っている「隣人祭り」をはじめとした隣人交流イベント、グリーフケア・サポート、さらには見回りや買い物支援、そして婚活サポートなども互助会に求められてきます。 

f:id:shins2m:20190401102436j:plainみなさん自身が未来を創造して下さい!

 

平成が終わって新元号となり、あらゆるものが変化しようとも、「相互扶助」をコンセプトとした冠婚葬祭互助会は不滅の産業です。
それにしても、新元号が発表されたその日に社会人になるという貴重な経験をされたみなさんの今後の活躍に大いに期待しています。みなさんが生きる未来を、みなさん自身が創造して下さい。本日は、本当におめでとうございました!

f:id:shins2m:20190401103056j:plain役員紹介のようす

f:id:shins2m:20190401103152j:plain役員紹介のようす

f:id:shins2m:20190401103744j:plain新入社員紹介のようす

f:id:shins2m:20190401103800j:plain新入社員紹介のようす

 

社長訓示の後は、左右に分かれた役員たちが自己紹介を行いました。役員のみなさんも、自分の新人時代の思い出に触れたりしながら、新入社員たちにエールを送っていました。そして、心から歓迎の意を述べていました。
それから、「新入社員紹介」が行われました。
みんな、元気いっぱいに自己紹介してくれました。
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決意表明のようす

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決意表明を受け取りました

f:id:shins2m:20190401104449j:plain全員で「S2M宣言」を唱和しました

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最後は、もちろん一同礼!

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新入社員退場のようす


それから、「新入社員紹介」「新入社員決意表明」と続きます。
わたしは、若さいっぱいの新入社員決意表明を受け取りました。
そして、全員で「経営理念」「S2M宣言」を唱和しました。大きな声で、非常に気合が入りました。

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記念撮影のようす

f:id:shins2m:20190401110045j:plain歓迎昼食会のようす

 

入社式の閉会後は、写場に移動して「記念集合写真」を撮影しました。それから、新入社員のための「歓迎昼食会」が開かれました。最初に佐久間進会長が挨拶し、「ちょうど桜が満開の小倉で、新元号が発表された日に入社されたみなさんは、ぜひ新しい時代をつくっていっていただきたい!」と述べました。

f:id:shins2m:20190401105952j:plain佐久間会長が挨拶しました

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いただきます!

 

また佐久間会長は、「みなさんには大きな可能性があります。何事も陽にとらえることが大切です。ポジティブ思考で立派な社会人になって下さい」と話しました。さらには、「礼」と「縁」という言葉も何度も使って、サンレーの経営理念を丁寧に説明しました。その後、全員で「いただきます」の挨拶をし、役員・幹部一同と新入社員一同で松柏園ホテルの美味しい松花堂弁当をいただきました。

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会場内のTV中継モニターを見守る

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元号は「令和」と発表!

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大きな拍手が起こりました

 

この日は、会場内にモニターを設置し、新元号発表のNHK中継を流しました。新元号の発表を一同息をひそめて待っていましたが、「令和」とわかった瞬間、各自が持っていたクラッカーが鳴らされ、大きな拍手が起こりました。わたしはマイクの前に立って、「ただ今、新元号が『令和』と決まりました。『万葉集』に由来する言葉のようですが、きっと美しい日本の文化を大切にしようというような意味だと推察します。美しい日本の文化とは冠婚葬祭のことです。この素晴らしい仕事を選ばれ、本日から社会人となられたみなさん、本当に、おめでとうございます!」と述べました。

f:id:shins2m:20190401173820j:plain最後に、わたしが挨拶しました

f:id:shins2m:20190401114319j:plain本当に、おめでとうございます!

いつもながら、新入社員のみなさんは未来への希望を感じさせてくれます。緊張感とやる気でいっぱいの新入社員を前にすると、こちらまで身が引き締まるような思いです。そして、人生の一部をわが社に託してくれたことに対して、限りない感謝と親愛の念を抱きます。彼らが幸せな人生を歩めるように、社長も頑張らないと! 新入社員のみなさん、令和の時代をともに生きていきましょう! ということで、今夜の歓迎会では「まつり」を歌わなければ!

 

2019年4月1日 一条真也