一条真也です。
8日、ブログ「山形のお別れの会」で紹介した業界の大先輩の人生の卒業式に参列させていただいた後、バスで山形駅に向かいました。
山形駅の前で
山形駅にて
これが山形ラーメンだ!
シンプルな味で美味しかったです!
山形駅に到着すると、隣接した商業施設にラーメン店があるのを発見しました。山形県といえばラーメンの消費量が日本一で知られています。また、「山形ラーメンは博多ラーメンよりうまい!」という話を何人かの方から聞いたことがあるのですが、わたしは未体験でした。東京行きの新幹線の出発時間まで30分ちょっとあるのを確認したわたしは迷わず、ラーメン店へ入りました。そして、お店の方のおススメの醤油味の山形ラーメンを注文。肉厚の地鶏が2枚入っていましたが、味そのものはシンプルで美味しかったです。北陸の「8番ラーメン」をもっと旨くしたような感じですね。会席料理をいただいた直後なのに、ちょっと食べ過ぎだとは思いましたが、今度いつ山形に来れるかわからないのと、東京駅に到着するのが19時過ぎなので、東京での食事に困ると思って山形ラーメンをいただきました。
新幹線つばさ146号を背に
セレモニーの志賀社長と
山形駅から16時07分発の新幹線つばさ146号に乗りました。同じ「お別れの会」で御一緒だった業界の仲間たちで車両を占領していました。先日、プロデュースされた映画「ハチとパルマの物語」の完成記者会見を開かれたセレモニーの志賀社長も一緒でした。映画界の大物でもある志賀社長には、来年、拙著を原作としたグリーフケア映画を製作していただく予定です。
車内のようす
車内では読書をしました
わたしは、満員の車内で、駅のホームで買ったアイスコーヒーを飲みながら、『三島由紀夫 悲劇への欲動』佐藤秀明著(岩波新書)という本を読みました。没後50年で、出版界はちょっとした三島本ブームですが、最も注目されている本です。「悲劇的なもの」への憧憬と渇仰は三島由紀夫にとって存在の深部から湧出する抑えがたい欲動であったという内容です。自己を衝き動かす「前意味論的欲動」は、彼の文学を研ぎ澄ませ昇華させると同時に、彼自身を血と死へ接近させてゆきました。衝撃的な自決から半世紀を迎え、身を挺して生涯を完結させた作家の精神と作品の深奥に分け入る評伝です。
車窓より
車窓より
福島駅を通過しました
上野駅も通過しました
東京駅に到着しました
夜の東京駅の前で
読書に疲れると、車窓から外の風景を眺めました。福島駅を通過し、上野駅を通過して、19時16分に東京駅に到着しました。駅の飲食店はすべて閉まっていますし、駅弁も売り切れでした。出発前に山形でラーメンを食べておいて良かったです。やはり、緊急事態宣言中の東京は不便ですね。明日は、再び東京駅を訪れて、北陸新幹線はくたか24号で金沢に向かいます。
2021年3月8日 一条真也拝