オンライン会議

一条真也です。
11日の14時からオンライン会議に参加しました。
一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の儀式継創委員会のZoomオンライン会議に担当副会長として参加したのですが、生まれて初めての経験なので、ちょっと戸惑いました。7日にリハーサルは済ませていましたけれども。

f:id:shins2m:20200511173104j:plainこれからオンライン会議です

 

14時になるとモバイルPCの画面に委員のみなさんの顔が続々と写り始めましたが、肝心の浅井委員長がなかなか現れません。ログインするのに手間取られたようですが、それまでの時間、大の大人(それも、社長さんばかり)の顔が画面にずらりと並び、気まずい空気が流れました。そこで、近くにあった一条人形をカメラの方に向けて、場の空気を和ませました。さらには、狐の面、ジェイソン・マスクをかぶって大ボケをかましたところ、そこそこ受けました(微笑)。
こんな時期だからこそ、ユーモアが大切ですね!

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肝心の浅井委員長が現れず・・・・・・

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どうも気まずいなあ・・・・・・

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狐の面をかぶってみました

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ジェイソンに変身してみました

 

そして、ついに浅井委員長が画面に参加してきました。最初は、オートキャンプ場のような場所が背景に写ったのでギョツとしましたが、それはフェイクでした。次に浅井委員長の書斎が写り、会議がスタートしました。冒頭、わたしは副会長として挨拶しました。まず、「新型コロナウイルスの感染拡大で、あらゆる予定が奪われています。私事ですが、昨日はわたしの誕生日でしたが、当然ながら誕生会などは一切開かれず、誰からも祝ってもらえませんでした。1年前の誕生日には、当委員会のみなさまに祝っていただきましたね。あれから、1年。まるで夢のようです」と言いました。すると、みなさんから拍手とともに「おめでとうございます!」の声が相次ぎ、とても感激いたしました。

f:id:shins2m:20200511173056j:plainみなさんから誕生日を祝われました

 

次に、わたしは以下のように述べました。
新型コロナウイルスは、あらゆる儀式を葬っています。卒業式、入学式、入社式もそうですが、その影響は冠婚葬祭にも及んでいます。ほとんどの結婚式は中止あるいは延期され、葬儀においても、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった方の葬儀が行うことができない状況が続いています。代表的なものでは3月29日、日本を代表するコメディアンであった志村けんさんが70歳で亡くなられましたが、ご遺族がご遺体に一切会えないまま荼毘に付されました」

f:id:shins2m:20200511173117j:plain冒頭に副会長として挨拶しました

 

そして、わたしは「新型コロナウイルスに感染した患者さんは最期に家族にも会えず、亡くなった後も葬儀を開いてもらえないのです。ご遺族は、二重の悲しみを味わうことになります。さらに、肺炎で亡くなった方の中には新型コロナウイルスかと疑われる方もあるので、参列を断ったり、儀式を簡素化するケースも増えてきています。これから、日本人の儀式文化はどうなっていくのでしょうか。わたしは今、このようなケースに合った葬送の「かたち」、そして、グリーフケアの具体的方法を模索しています。ぜひ、今日の会議を実りあるものにしたいと思います」と述べたのでした。

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オンライン会議のようす

 

その後、浅井委員長の「オンライン会議だからこそ、みなさん全員の顔が見えて、意見も聞けるような気がします」との挨拶があり、会議がスタートしました。途中、冠婚葬祭総合研究所の兼松氏、國學院大學の石井副学長も参加され、活発な議論が交わされました。Zoomを使ったのですが、フリーのやつだったので、40分おきにログインし直さねばならず、大変でした。次回は有料のやつでやりたいです。

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便利な時代になりました!


会議は16時15分の制限時間ギリギリまで行われました。次回は6月12日(金)の14時からに決定しましたが、わたしは金沢に出張中です。金沢からでも参加できるので、オンライン会議は便利といえば便利ですね。でも、やはり実物に会うのが一番。新型コロナウイルスの感染拡大が終息して、リアルなみなさんに早くお会いしたいです!


2020年5月11日 一条真也