貴乃花親方の引退

一条真也です。
25日はサンレーグループの役員会が開かれました。懇親会を終えて帰宅すると、この日の夕方に大相撲の貴乃花親方が日本相撲協会に退職届を提出し、その後都内で引退記者会見を開いたことを知り、驚きました。

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引退を発表する貴乃花親方  

 

昨年から貴乃花親方は日本相撲協会との闘いを繰り広げてきましたが、こんな終わり方をするとは信じられません。まさに、狐に包まれたような思いです。ブログ「貴乃花と白鵬」ブログ「私、貴乃花の味方です」ブログ「貴乃花親方の本心」などで述べてきたように、わたしは一貫して貴乃花親方の主張を支持してきましたが、それは今後も変わりません。貴乃花親方ほど、相撲を愛している人はいません。

 

記者会見の質疑応答の中で、貴乃花親方には「先代である父の貴ノ花から引き継いだ部屋をなくしてしまうという結果を、父にどう報告するか」という質問が飛びました。貴乃花親方は「毎日、仏前がある。手を合わせて『見守ってください』と言ってきましたが・・・・・・今日、終わりますと報告します」と口にし、まばたきを繰り返しました。その姿を見て、わたしは涙が止まりませんでした。

 

どうして、正しいことを言っている人が退場させられるのでしょうか。どうして、真に相撲を愛している元大横綱が退場させられるのでしょうか。まったく納得がいきません。みんな、日本レスリング協会日本ボクシング連盟日本体操協会がおかしいとか言いますが、一番おかしいのは日本相撲協会ではないですか!
これがハラスメントでなくして、何がハラスメントですか?!

 

「平成の大横綱」は平成とともに去りぬ・・・・・・わたしは絶対に認めません。こんな無法を許しては、日本全体がモラル・ハザードで溶解していきます。できることなら、貴乃花親方に対談を申込み、「相撲道とは」「礼とは」について語り合いたいと思います。貴乃花親方、いろいろと落ち着いたら、ご一考下さいませ。
ぜひ、日本人の「こころの未来」のために一緒に闘いましょう!
今夜は丸谷才一の『たった一人の反乱』を読みたい気分です。

 

たった一人の反乱 (講談社文芸文庫)

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 2018年9月25日 一条真也