ご先祖さまは最強の応援団!  

一条真也です。
3日、「サンデー毎日」2017年10月15日号が発売されました。
表紙の人物は“嵐”の松本潤です。しかしながら、ネットでは誰だかわからないように黒塗りになっています。元“SMAP”の3人が完全にネット解禁したというのに、ジャニーズ事務所は相変わらずですね。
わたしは、同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第99回目のタイトルは、「ご先祖さまは最強の応援団!」です。


サンデー毎日」2017年10月15日号



なぜ、一流の人はご先祖さまを大切にするのか?』(すばる舎)という本を上梓しました。「ご先祖さまこそ、最強の成功応援団です!!」とのサブタイトルがついています。少し前に、某大企業のトップの方から「一流の人は先祖を大切にする」というテーマの本を書いてほしいとのリクエストを直々に頂戴しました。



わたしは、けっして「一流の人」ではありません。しかし、「ご先祖さま」を敬うことの重要性と有効性をきちんと理解しているとは思っています。「ご先祖さま」を意識することは、わたしの経営者としての役割を初期化してくれます。何のために、この仕事をしているのか。何のために、この会社が生まれたのか。わたしは日常的に、必ず神棚に手を合わせ、自問自答します。これこそ、わたしにとっての初期化にほかなりません。



生を与えてくれた両親に対して感謝の念を抱く人は多いでしょう。親に感謝することは、自分という存在を肯定することであり、それは自我の支えとなって、もろもろの不安や不幸を吹き飛ばすことになります。これこそが「幸福になる法則」ではないでしょうか。親への感謝の念を抱けば幸福になるという意外にもシンプルなところに、「幸福になる法則」は隠れていたのです。



人間関係を良くする「法則」の体系であった儒教においては、親の葬礼を「人の道」の第一義としました。親が亡くなったら、必ず葬儀をあげることを重んじたというのも、結局は「親を大切にせよ」ということ。親を大切にするということは、すべての幸福のサイクルを作動させる初動動作なのだということを、孔子孟子は知っていたように思えます。そして、親とは何かというと、自分に最も近い先祖なのです。



「いのち」のつながりを何よりも重んじた儒教では、祖先崇拝を最重要視しました。それは「孝」という大いなる生命の思想から生まれたのです。
なぜ、一流の人はご先祖さまを大切にするのか?』を御一読あれ!



サンデー毎日」2017年10月15日号の表紙



2017年10月3日 一条真也