はじめての「論語」 

一条真也です。
25日、東京に向かいます。26日に開かれる互助会保証株式会社の取締役会に出席し、その後は上智大学で連続講義を行う立つ予定です。
サンデー毎日」2017年8月6日号が発売されました。
表紙の人物は女優の武井咲さんですが、やはり美しいですね。
わたしは、同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第90回目のタイトルは、「はじめての『論語』」です。


サンデー毎日」2017年8月6日号



前回、『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』の感想を書きました。中国で生まれ、朝鮮半島を経て日本に伝わった儒教ですが、その精神は日本において最も根付いたようです。儒教の開祖である孔子は「人が幸せに生きるためには、どうすればいいか」ということを考えた人で、孔子とその弟子たちの言葉や行動をまとめた本が『論語』です。



孔子ブッダソクラテス、イエスの4人は「4大聖人」と呼ばれ、明治時代以降の日本で尊敬されました。中でも、孔子ブッダはそれ以前の時代からよく知られ、わたしたち日本人に大きな影響を与えてきました。



論語』は、千数百年にわたって、わたしたちの祖先に読みつがれてきました。これほど日本人の「こころ」に大きな影響を与えてきた本はないのではないでしょうか。特に江戸時代には、あらゆる日本人が『論語』を読んだ。武士だけでなく、町人たちも『論語』を読みました。そして、子どもたちも、寺子屋において『論語』を素読して学んだのです。



儒教とか『論語』というと、「かた苦しいなあ」と思う人もいるかもしれませんが、孔子は大いに人生を楽しんだ人でした。きれいな色の着物を好み、音楽を愛した。『論語』には「楽しからずや」「悦ばしからずや」などの前向きな言葉が非常に多いことで知られます。



同じ聖人でも、ブッダやイエスの言葉には人間の苦しみや悲しみについては出てきても、楽しみや喜びなどはまず見当たりません。
この点、『論語』に前向きな言葉が多いのは、本当に素晴らしいこと。孔子は、とにかく「どうすれば幸せに生きることができるか」を考え抜いた人であり、『論語』とは究極の幸福論なのです。



このたび、わたしは、小中学生向けに『はじめての「論語」』(三冬社)を上梓しました。「しあわせに生きる知恵」というサブタイトルで、わたしが『論語』の中から現代の日本の子どもたちに読んでほしい教えを選んで、わかりやすく解説しました。お子さんやお孫さんに1冊どうぞ!


はじめての「論語」 しあわせに生きる知恵

はじめての「論語」 しあわせに生きる知恵


サンデー毎日」2017年8月6日号の表紙



2017年7月25日 一条真也