第4回「孔子文化賞」授賞式

一条真也です。
東京に来ています。21日、わたしは新橋の全互協本部を訪れ、一般社団法人・全日本冠婚葬祭互助協会の理事会に出席しました。その後、赤坂見附サンレー企画部の石田恭一部長と合流し、銀座へと向かいました。


わたしが贈った花の前で

行徳哲男先生と握手

原一雄先生と

「開会の辞」を述べました



18時から銀座の「コートヤード・マリオット銀座東武ホテル」の2F「桜の間」で第4回「孔子文化賞」祝賀会が盛大に開催され、わたしたちも参加したのです。この日は多くの国会議員の先生方をはじめとしたVIPが参集しておられましたが、冒頭の「開会の辞」は不肖わたしが述べさせていただきました。歴代の「孔子文化賞」受賞者を代表して指名を受けたのです。


歴代「孔子文化賞」受賞者を代表して挨拶しました



壇上に立ったわたしは、まず以下のように述べました。
「本日は、2015年第4回『孔子文化賞』祝賀会の開催、おめでとうございます。また、『孔子文化賞』をはじめとした各賞受賞者の皆様におかれましては、受賞まことにおめでとうございます。多くの諸先輩方がご列席されている中で、わたしのような若輩者がご指名をいただき大変僭越ではございますが、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます」


まずはお祝いの言葉を述べました



それから、わたしは以下のように述べました。
「わたしは、2012年に第2回『孔子文化賞』をいただきました。この壇上に立ちますと、孔健会長から授与いただいたあの時の大きな感動が昨日のことのように思い出されます。というのも、わたしは人類史上で孔子を最も尊敬しているからです。わたしは、孔子ほど『社会の中で人間がどう幸せに生きるか』を考え抜いた人はいないと思っています。
世に多くの賞あれど、自分が心の底から尊敬している人の名前が入った賞を授与された喜びは本当にひとしおでした」


孔子への想いを述べました



続いて、わたしは以下のように述べました。
「わたしは、各地で冠婚葬祭業を営み、現在は業界団体の会長も務めております。日々多くの結婚式や葬儀のお手伝いをさせていただいていますが、冠婚葬祭の基本となる思想は『礼』です。この『礼』こそは、私が孔子から学んだ最大の教えです。『礼』とは、わが社の事業である冠婚葬祭の根本となるものです。それは『人間尊重』の心であり、その心を世に広めることをわたしは『天下布礼』と呼び、社員とともに実践しています」


冠婚葬祭業について語りました



それから、以下のようにも述べました。
孔子が開いた儒教は、何よりも『親の葬礼』を人の道の第一に位置づけました。人生で最も大切なことは、親のお葬式をきちんとあげることなのです。逆に言えば、親のお葬式をあげられなければ、人の道から外れてしまいます。わたしどもの仕事は、多くの方々に堂々と人の道を歩んでいただくお手伝いをしている『礼業』であると思っています」


天下布礼」を訴えました



さらに、わたしは以下のようにも言いました。
「わが社は来年で創立50周年を迎えます。『五十にして天命を知る』ということで、孔子の「礼」の精神をさらに世の中に広めていきたいと思っています。わが社にとって、孔子の「礼」の精神をさらに広めるとは、どういうことか。それは、1つに、葬儀をはじめとした儀式が人にとって絶対に必要なものであるということ(葬式は必要!)。2つには、超高齢社会において、いかに前向きな人生をおくるかということ(人は老いるほど豊かになる)。そして三つめは、いわゆる無縁社会克服のためには、隣人との人間関係を良くしていくことが大切であるということ(隣人の時代)。以上のようなメッセージをさらに広めていくことではないかと思っています」


最後に一礼しました



そして最後に、わたしは以下のように言いました。
現代日本社会は、孔子の思想を必要としています。同じ考えをもつ本日ご列席の皆様とともに、これからも孔子の思想を広めていきたいと思っています。また、日本だけでなく、中国・韓国・北朝鮮といった東アジアを貫く孔子の思想が平和の架け橋となることを願ってやみません。そして、この『孔子文化賞』がさらに価値あるものとなることを祈念しまして、わたしの挨拶とさせていただきます。本日は、誠におめでとうございます!」
わたしが「開会の辞」を終えると、会場が割れんばかりの大きな拍手が起こって感激しました。身の引き締まる思いがしました。


井脇ノブ子先生の挨拶

姫井由美子氏の挨拶



それから、「主催者の辞」として公益財団法人東洋学林の平原一雄理事長、「来賓の辞」として元衆議院議員井脇ノブ子先生、現衆議院議員足立康史先生、「主催者辞」としてチャイニーズドラゴン新聞社の宮尾俊輔会長、「主催者の挨拶」として一般社団法人世界孔子協会の孔健会長が次々に登壇され、挨拶を述べられました。


孔健会長の挨拶



そして、メインイベントである第4回「孔子文化賞」の授賞式です。
今回の受賞者は、以下の方々です。
1.平原一雄(公益財団法人東洋学林理事長)
2.柳井正ファーストリテイリング代表取締役
3.行徳哲男(日本BE研究所所長)
4.中村嘉男(高尾学館校長)


行徳哲男先生の謝辞のようす

授賞式後の中国舞踊のパフォーマンス



みなさん、「謝辞」として受賞の喜びを述べられ、会場は華やかな祝賀ムードに包まれました。わたしも「礼」の精神をともにする同志の方々と大いに語り合い、大いに親睦を深めた一夜となりました。これからも、「孔子文化賞」の受賞者として恥じることのないよう、大いに「天下布礼」を進めていきたいと思います。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年10月22日 一条真也