未来医師イナバ

一条真也です。
7日、ブログ「世界同時『隣人祭り』」で紹介したイベントが北九州市八幡西区折尾のサンレーグランドホテルで開催されました。終了後、わたしは小倉の松柏園ホテルへと向かいました。ブログ「矢作直樹先生との再会」で紹介した稲葉俊郎先生とお会いするためです。


東大病院の稲葉俊郎先生



稲葉先生は、東大病院の循環器系内科医師です。
熊本出身の肥後モッコスで、「勇気の人」こと矢作直樹先生の若き友人です。今回は、小倉記念病院主催の心臓カテーテルLIVE治療のコメンテーターをするために小倉に来られたとか。小倉記念病院といえば、カテーテル治療のメッカとして世界的にも有名な病院です。そこのお医者さんたちの前でコメンテーターをされるというのは凄い!



稲葉先生は、いわゆる精神世界にも非常に造詣が深い方です。
作家の田口ランディさんと親しく、ブログ『人は死なない』で紹介した矢作先生の処女作の出版に際してサポートもされています。同書の「あとがき」にも名前が登場しますが、東大病院きっての読書家であり、東京大学医学部山岳部監督にして東京大学医学部涸沢診療所所長でもあります。


魔法医師ニコラ (小学館文庫)

魔法医師ニコラ (小学館文庫)

稲葉先生は、もうすぐ初の著書を某出版社から上梓される予定です。そのテーマは「未来医療」とのこと。現在、東大を中心に精神世界やスピリチュアルやあらゆるヒーリング・代替医療の分野をも取り込んだ「未来医療」を研究されているそうで、これは非常に楽しみですね。わたしもいつかその研究会で「グリーフケア」について話したいと思っていますが、わたしは稲葉先生は「未来医師」であると思いました。昔、子どもの頃に『魔法医師ニコラ』という本を読みましたが、稲葉先生は「未来医師イナバ」です!



「未来医師」というだけあって、稲葉先生は若い! 
わたしは最初、矢作先生と同年代かと思っていましたが、なんと20も年下でした。ということは、稲葉先生は現在35歳ということになります。
東大医学部在学中に矢作教授の講義を受けておられ、精神世界を中心とした読書の影響も受けられたとか。なお、稲葉先生は、わたしの両ブログを必ず毎日読まれ、特に書評ブログを楽しみにしておられるそうです。


自宅の応接間で



稲葉先生自身も「」というブログを書かれていますが、そこで豊かな読書体験を披露されています。相当な本好きと見えて、ブログで取り上げる本の渋いこと! じつは以前から、わたしの自宅の書斎と実家の書庫を見たいと言われていたのですが、ようやく今回お連れできました。


自宅の書斎にて

じっくり本を眺める

じっくり本を眺める



まずは、ブログ「わが書斎」で紹介した自宅の書斎に案内しました。稲葉先生は「おおっ!」と言われて、左右の本棚を興味深そうに眺めていました。そして、「意外と精神世界系の本が多いのですね」と嬉しそうに言われました。それから、「これほど整理されているとは思いませんでした」とも。わたしは、「この人は、本当に本が好きな人なんだなあ」と思いましたね。


気楽亭でのツーショット

気楽亭を散策されました



それから、ブログ「実家の書庫」で紹介した「気楽亭」を訪れました。ここには、稲葉先生の大好物である八幡書店の全刊行物をはじめ、数万冊の本が収められています。稲葉先生は、ここでも丹念に書棚の一段一段を丁寧に眺められ、時折、書棚から本を取り出して見ていました。そして、「いくら時間があっても足りません」と言われました。


松柏園ホテルで読書談義しました



実家を後にしたわたしたちは松柏園ホテルへ戻り、夕食をともにしました。稲葉先生はあまりお酒を飲まれないそうですが、今夜はわたしに付き合ってくれました。本の話や、精神世界の話、そして健康の話など、会話の花が咲いて有意義かつ楽しい時間が過ごせました。特に、STAP細胞や放射能についてのオフレコの話は興味深かったです。稲葉先生、これからもよろしくお願いします。今度は、東京で矢作先生と3人で食事しましょう!


熊本出身の稲葉先生の名刺は“くまモン



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年6月8日 一条真也