『慈経 自由訳』PV

一条真也です。
最新刊『慈経 自由訳』(三五館)が好評です。多くの方々からわたしのもとに感想のメールや手紙が届いています。
そのプロモーション・ヴィデオ(PV)が完成しました。ドビュッシー「月の光」の調べに乗せて、世界的写真家リサ・ヴォートさんの美しい写真とともに「慈経」の自由訳文が流れていきます。



PVの冒頭には「世界平和パゴダ」の外観が映し出され、それからパゴダ内で「慈経」がミャンマー僧によって実際に朗唱されている場面が登場します。
続いて、以下のようなテロップが流れます。



親から子へ、

そして孫へと伝えたい
「こころの世界遺産」

「慈経」(メッタ・スッタ)とは―
仏教の開祖であるブッダの本心が、
シンプルかつダイレクトに語られた教え。
ブッダは、
人間が浄らかな高い心を得るために、
すべての生命の安楽を念じる
「慈しみ」の心を最重視した。
八月の満月の夜、
月の光の下、
「慈経」を弟子たちに説いた。


数多くある仏教の諸聖典のうちでも、
「慈経」は最古にして最重要なお経である。
上座部仏教の根本経典であり、

大乗仏教の「般若心経」に比肩するものである。
ブッダが本当に伝えたかったこと」が、
ここに示されている。


CWSコモンズにようこそ」より



さて、ブログ「2・26の富士山」で「サロンの達人」こと佐藤修さんがご自身のブログの「メッタ・スッタ」という記事で同書を紹介して下さっています。
その佐藤さんが、今度はご自身のHPでも同書を紹介して下さいました。
佐藤さんは、まず次のように書いて下さっています。
「『慈経』は、ブッダが実践した生き方の拠り所を、10項目に凝縮したものです。
そこに流れているのは、『慈しみの心』です。10項目は、実にわかりやすく、心に響き、誰でもその気になれば、実践できるものです。ただ、そうはいっても、それはそう簡単ではありません。そこにこそ、生きることの難しさや面白さ、悲しさや喜びがあるように思います。むしろこれこそが、大乗仏教の経典にふさわしいようにも思いますが、それは私の勝手な思いです」



また、佐藤さんは以下のようにも書かれています。
「一条さんは、北九州市にある、日本で唯一の上座部仏教寺院『世界平和パゴダ』を支援する過程で、このメッタ・スッタに出会ったようですが、それが本書が生まれる契機になったそうです。一条さんが、思いを込めて推敲したであろう、美しい文章に、リサ・ヴオートさんの美しい写真が添えられています。
短いお経ですが、そこに3回ほど、繰り返される章句があります。
すべての生きとし生けるものが
幸せであれ
平穏であれ
安らかであれ
この祈りが、自らを安らかにしてくれることは間違いありません。
一条さんの思いが、世界に広がることを、私も祈りたいと思います」
わたしは佐藤さんの書評を嬉しく、また、感謝とともに読ませていただきました。
本当に、「慈経」のメッセージが世界中に広がることを心から祈っています。
すべての生きとし生けるものが 幸せであれ 平穏であれ 安らかであれ。


慈経 自由訳

慈経 自由訳

*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年3月4日 一条真也