一条真也です。
2日の11時から、「ふくおか経済」の取材をサンレー本社で受けました。同誌11月号に掲載される毎年恒例の「The FACE」というページの取材でした。今年を振り返り、来年を展望する内容のインタビュー記事です。同誌の金子記者による取材を受けました。
写真撮影のようす
父の遺影パネルの前で撮影しました
最初は、小倉紫雲閣の大ホールでの写真撮影でした。
ちょうど1週間前、この会場で父・ 佐久間進の通夜式を行ったばかりです。あれからもう1週間が経過したなんて信じられません。父の「感謝」と書かれた父の大きな遺影パネルの前で撮影しました。
インタビュー取材のようす
インタビュー取材の最初は、当社の名誉会長であった父の思い出話をしました。父は1935年に千葉県富津市で生まれ、國學院大學文学部を卒業後、1962年に松柏園ホテルに入社し、1966年に冠婚葬祭互助会事業をスタートさせました。その後、株式会社 サンレーとしての歩みを始め、58年間、多くの皆様とのご縁を頂きながら、多忙でありながらも充実した日々を過ごしてきました。
父の人生を振り返りました
昭和48年(1973年)、父は38歳の若さで社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会(現在は一般社団法人)の初代会長に就任し、業界の発展に尽力しました。サンレーグループの経営のみならず、日本観光旅館連盟会長、日本儀礼文化協会会長、実践礼道小笠原流宗家、宗教法人世界平和パゴダの代表役員をはじめ、多くの公益事業にも積極的に取り組んできました。父は時代の先の先を行く人でした。「ホスピタリティ」は55年前、「ウェルビーイング」は40年前から、その重要性を訴えていました。
互助共生社会の実現に努めます!
父は、つねに新しいことに挑戦し、亡くなる直前まで、会社の利益を超えた世の中を良くするためのアイデアを語っていました。「隣人祭り」や「ともいき倶楽部」や「笑いの会」、「世界平和パゴダ」の支援・・・・・・最後まで、人と人とが助け合い、支え合う相互扶助に基づいた『互助共生社会』の実現を想っていました。それは、スケールが大きく、かつ具体的なものでした。その構想は、わたしが受け継ぐことを約束しました。父の志を受け継いで、このたび、わたしは一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団の理事長に就任しました。
冠婚葬祭文化の振興に命をかけます!
一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団は、人の一生に関わる儀礼である冠婚葬祭に代表される様々な人生儀礼の文化を振興し、次世代に引き継いで行くための事業を行い、我が国伝統文化の向上、発展に寄与することを目的として、平成28年に設立されました。日本には茶の湯・生け花・能・歌舞伎・相撲・武道など、さまざまな伝統文化がございます。しかしながら、わたしは冠婚葬祭こそ文化の中の文化、『文化の核』であると思っております。冠婚葬祭文化の振興という仕事を天命ととらえ、全身全霊、命をかけて取り組む所存です。この日のインタビュー取材は、以上のような内容でした。
「ふくおか経済」2023年11月号
2024年10月2日 一条真也拝