議員会館で映画「グリーフケアの時代に」上映

一条真也です。
東京に来ています。15日は全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の理事会、冠婚葬祭文化振興財団の理事会、グリーフケア委員会と業界の会議ラッシュでした。そして、この日から衆議院第一議員会館ブログ「グリーフケアの時代に」で紹介したドキュメンタリー映画が上映されました。

生命のメッセージ展in国会」チラシ(表)

生命のメッセージ展in国会」チラシ(裏)


グリーフケアの時代に」上映前のようす


生命のメッセージ展in国会」を鑑賞する岸田総理


上映会場に向かう岸田総理(案内役は逢沢一郎議員)


これは、「グリーフケア」を啓蒙しようという議員さんらの提案で、5月15日から開催の生命のメッセージ展in国会にて「グリーフケアの時代に」を無料上映をすることになったのです。主に国会議員の方々への啓蒙活動が中心です。本日は、岸田文雄総理もご来場、ご鑑賞されました。ブログ「『グリーフケアの時代に』公開!」で紹介しましたが、昨年12月1日の初回上映では秋篠宮皇嗣妃殿下の臨席を賜りました。そして今回、国会議員の皆様にも鑑賞していただく運びとなり、グリーフケアの普及にとって非常に大きいインパクトとなりました。


「読売新聞」2024年1月7日朝刊


映画タイトルにある「グリーフ」とは、深い悲しみ、悲嘆を意味する言葉で、大切な人を失ったときに起こる身体上、精神上の変化や苦悩を指します。そうした家族やパートナーを失い、旅立ちを見送らなくてはならない人が、心の痛みを手放し、再生へと向かう一助となるような映画です。この映画には日本を代表するグリーフケアの達人たちが一堂に集結。僭越ながらわたしも出演しています。


わたしも出演しています

悲縁という言葉を世に放ちました

 

グリーフケアの書である愛する人を亡くした人へ(現代書林)をわたしが17年前に書いたときは、ほとんどの人が「グリーフケア」という言葉を知らなかったことが思い出されます。このような素晴らしい映画が作られたこと、そして、その映画を秋篠宮皇嗣妃殿下に鑑賞いただけたこと、岸田総理をはじめとする国会議員の皆様にも観ていただけたこと。非常に感慨深いものがあります。

愛する人を亡くした人へ』(現代書林)

 

愛する人を亡くした人へ』を原案とする映画「君の忘れ方」が来年1月に公開されることや、同書がPHP文庫化することも決定しています。文庫の解説は、本屋大賞作家の町田そのこ氏に書いていただきます。さまざまな仕掛けによって、グリーフケアという考え方が、世の中に広まり、愛する人を亡くした人の悲嘆が少しでも軽くなることを願っています。本日のグリーフケア委員会の会議では、グリーフケア士の数が1000名を優に超えたことが報告されました。感無量です。これからも発信を続けて、日本にグリーフケアが完全に根付く日まで頑張ります!

 

2024年5月15日  一条真也