金沢から東京へ

一条真也です。
3月27日の朝、金沢に定宿で目覚めました。今朝の金沢は気温3度で、とても寒かったです。早めの朝食を取って、2時間ほど書き物をした後、わたしは、JR金沢駅へと向かいました。昨日までは雨でしたが、今日は素晴らしい晴天で陽射しが眩しいため、サングラスをかけました。

JR金沢駅の前で

JR金沢駅の改札口で


JR金沢駅のホームで

北陸新幹線かがやき508号で東京へ

金沢駅からは10時05分発の北陸新幹線かがやき508号に乗って、東京に向かいます。この日、東京へ行くのは、副理事長を務める一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団の会議に出席するためです。会議後は、「出版寅さん」こと内海準二さんに会って、次回作『ロマンティック・デス』『リメンバー・フェス』のR&Rブックス(オリーブの木)の打ち合わせ、映画君の忘れ方の原案である拙著愛する人を亡くした人へ(現代書林)の文庫化の打ち合わせなどをする予定です。現在、東京のホテル宿題が信じられないほど高騰しているのですが、この日は銀座の小さなホテルに泊まることにしました。

北陸新幹線かがやき508号車内で


車内ではマスクを着けました

グランクラスの軽食(洋食)が出されました


軽食(洋食)の中身

 

かがやき508号のグランクラスに乗車しましたが、北陸応援割の効果もあってか、車内は賑わっており、ほぼ満席でした。それで、マスクを着用しました。また車内では、グランクラス用の軽食が提供されました。ランチには時間が早いし、朝はホテルでしっかり朝食を取っていたのであまりお腹は空いていませんでしたが、せっかくなので頂戴しました。乗り物で食べる食事は美味しいですね。

車内では読書をしました

 

機内では、いつものように読書しました。この日は『編集者の読書論』駒井稔著(光文社新書)を読みました。週刊誌、翻訳書の編集に従事し、その後「光文社古典新訳文庫」を創刊した駒井稔がエッセイ風に綴る、読者と同じ立ち位置でもある編集者ならではの、気取らぬ読書論です。話題は日本だけでなく、海外の書店や出版社、編集者、作家、歴史的人物、古典、短編作品、自伝、児童書などへと縦横無尽に広がります。魅力的な本にどのように出会うのか。挫折した長編作家の作品にはどのようにアプローチしたらよいか。執筆や出版の舞台裏が描かれた、知る人ぞ知る一作は? なぜか紹介されるどの本も全て読みたくなる不思議な語り口。気楽に読んで楽しめ、古今東西の未読の本の存在にわくわくさせられる、「8歳から80歳までの本好きの方々に贈る、とっておきのブックガイド」です。大変楽しく読みました。

車窓より


車窓より


車窓より

車窓より

 

はくたか568号ですが、途中の長野駅から多くの人が乗ってきて、グランクラスも満席になりました。すべて欧米の乗客でしたね。金沢のホテルでは、イタリア人やスペイン人が多かったです。ときどき車窓から景色を眺めましたが、空をくねくねと生き物のように泳いでいるような雲を発見しました。ブログ「龍を見ました!」で紹介したように、わたしは昨年10月24日の早朝に別府湾で見事な龍のような雲を見ましたが、自然界には多くの龍が存在しているのかもしれませんね。

JR東京駅に到着しました

JR東京駅のホームで

 

12時36分に東京駅に着きました。東京の気温は15度でした。いきなり半袖の外人とかいましたね。東京駅はものすごい人の数です。わたしは、八重洲中央口のタクシー乗り場に向かいましたが、50人ぐらい人が並んでいました。ほとんどが白人でした。「早く、円安終われ!」と心の中でつぶやきながら並びました。


JR東京駅の八重洲中央口の前で


タクシーはすごい行列でした!

 

約15分後、ようやくタクシーに乗り込みましたが、運転手さんが「すみません、まだ2週間しか経験なくて、道を知りませんので、よろしく!」と言うではありませんか。ギョッとしましたが、カーナビに住所を入れて、無事に銀座のホテルへ行き着きました。そこからは新橋に向かって財団の会議に参加します。その後、「天下布礼」の同志である内海さんに久々に会えるのが楽しみです!

 

2024年3月27日 一条真也