供養本の書評が届きました

一条真也です。お彼岸ですね。
産経新聞出版の赤堀正卓社長からメールが届きました。赤堀社長自ら編集して下さった拙著供養には意味がある産経新聞出版)の書評が2つ添付されていました。

「サクラス」2023年9月号

 

1つ目は、産経新聞の購読者に新聞販売店を通じて毎月配布している「サクラス」の9月号です。「お彼岸に、法事に、読んでおきたい一冊です」として、「コロナ禍を経て、日本の供養は簡素、簡略、小規模化が急速に進んでいます。しかし、忘れてはいけない大切なものがあるという著者。日本初の終活季刊誌『終活読本ソナエ』の連載などを再構成した本書では、亡き家族や先祖とのつながりを再確認する『供養』と、これまでの人生をいったん修め、残りの年月を豊かに過ごすための『修生活動(修活)』の2つが、人間『幸福』と深く関わっていることを伝えています」と書かれています。

日本農業新聞」2023年9月17日号

 

2つ目は、日本農業新聞2023年9月17日号です。書評記事には、「副題は『日本人が失いつつある大切なもの』。現在は休刊している終活専門誌に連載されたコラムと、いくつかの媒体に掲載されたエッセーを収録している。本書は『新型コロナウイルスに代表されるパンデミック(世界的大流行)、気候変動、格差拡大、侵略と戦争といった混迷と分断の時代に生きる日本人の、不安な「こころ」が少しでも安定することを願って』まとめたという。供養は『あの世とこの世に橋をかける死者と生者のコミュニケーションである』と規定。この関係性が今、急速に失われているのだ。日本人が本来持ち続けてきた『大切なもの』が失われていいのか。本書を通じて、この際じっくりと考えてみるべきだろう」と書かれています。

 

先祖の話

 

赤堀社長が先方に電話をされたところ、同紙の書評担当者の中に供養・終活系に興味を持っている記者がおられ、その方が書かれたことがわかりました。同紙の読者には、地方の過疎地に住む方も多く、終活が深刻な問題になっており、読者の関心も高いそうです。まさに日本民俗学の祖である柳田國男が名著『先祖の話』で書いたテーマであると思います。そして、『先祖の話』の読者は農村の読書家が多かったそうです。わたしは、これからも日本人の先祖供養について考え続け、かつアップデートを図っていきたいです。「サクラス」「日本農業新聞」の関係者のみなさまと赤堀社長に心より感謝いたします。

 

 

2023年9月22日 一条真也