宮崎総合朝礼

一条真也です。
21日の朝、宮崎県の延岡市内のホテルで目覚めました。
朝食を取った後はチェックアウトして、迎えの車に乗り込みました。この日の10時から、 マリエールオークパイン延岡においてサンレー宮崎の総合朝礼を行いました。

マリエールオークパイン延岡の前で

入場のようす

さあ、これから始まります!

最初は、もちろん一同礼!

社歌を小声で斉唱♪

S2M宣言」を小声で唱和

 

司会は管理課経理の今津リーダーが務めました。国旗・社旗拝礼の後、全員で社会をマスク越しに斉唱。それから日向営業所の園田所長によって「経営理念」および「S2M宣言」が読み上げられ、全員でマスク越しに唱和。

マスク姿で登壇しました

 

次は、「社長訓示」です。わたしは、こう言いました。
宮崎の総合朝礼に参加するのは珍しいですが、どうしても言いたいことがあってきました。第一四半期が終了しましたが、このサンレー宮崎の業績が素晴らしく、全国の互助会でもトップクラスです。みなさん、本当に良く頑張って下さいました。今日は、その御礼を言いにきました。本当に、ありがとうございます!

マスクを外しました


日本人の「供養」について

 

次に、わたしは日本人の供養の問題について話しました。高齢化が進み地縁や血縁が薄れる中、引き取る人がいない死者が増えている問題で、総務省が初めて自治体への実態調査をし、3月28日に発表したそうです。2021年10月に全国の市区町村で管理・保管していた「無縁遺骨」は約3万柱あったことが確認。報告書によると、身元がわからない遺骨は約6千柱で、残りは身元が判明。


無縁遺骨について話しました

無縁遺骨は市区町村の執務室のキャビネットや倉庫、納骨堂、遺品整理業者の倉庫などに保管されているそうです。また、身寄りがなく経済的に困窮して亡くなった人の葬祭費を行政が負担するケースが増えているそうです。厚生労働省によると、2021年度は全国で4万8622件(速報値)と過去最多となり、この10年で約1万件増加。

葬儀の平均価格が低下している

熱心に聴く人びと

 

このように地域や血縁のつながりが薄れる中で、高齢化で年間140万人が亡くなる「多死社会」が到来しており、引き取り手のない「無縁遺骨」が増えているのです。取り扱いに苦慮しているようですね。さらに、2022年の調査における葬儀の平均価格は110万7000円と過去最少となりました。2020年と比較して、じつに73万6000円も下落しています。

「墓じまい」の流れも加速する!

 

これまで主流だった一般葬を行う方が減少し、家族葬や一日葬、直葬・火葬が増加したことが挙げられます。それに加え、コロナ禍を経て少なからず価値観の変化が生じ、葬儀は大々的に行うよりも身内や親しい人たちでひっそりと行う、といった流れが強まっていることも想定されます。そして、「墓じまい」の流れは加速する一方です。

日本人の「こころ」に地殻変動が・・・

 

このように、日本人の葬儀やお墓をめぐる「供養」の問題は混迷をきわめています。単価が下落したのは消費者にとっては喜ぶべきことなのでしょうか? 価格という表面的なものよりも、故人を弔い追善し感謝するという「こころ」の深いところに大きな地殻変動が起こっているように思えます。多くの日本人が「供養には意味がない」と考えているのかもしれません。このような混迷の時代に、わたしは『供養には意味がある』(産経新聞出版)を上梓いたします。日本初の終活専門誌である『終活読本ソナエ』(産経新聞出版)に連載した原稿を収録した本です。わたしは、供養とはあの世とこの世に橋をかける、死者と生者のコミュニケーションであると考えています。

供養の本質とは何か?

熱心に聴く人びと

 

供養においては、まず死者に、現状を理解させることが必要だ。僧侶などの宗教者が「あなたは亡くなりましたよ」と死者に伝え、遺族をはじめとした生者が「わたしは元気ですから、心配しないで下さい。あなたのことは忘れませんよ」と死者に伝えることが供養の本質だと思います。

日本人にとっての「供養」とは?

 

古代から、日本人は、人は死ぬとその霊は肉体から離れてあの世にいくと考えていました。そして、亡くなった人の冥福を祈る追善や供養を営々と続けてきました。盆には仏壇に精進料理を供え、お寺の迎え鐘を突いて精霊を迎え、精霊流しをして帰すといった先祖供養を行ってきました。日本人は、古来、先祖の霊によって守られることによって初めて幸福な生活を送ることができると考えていました。盆行事などの供養は、仏教の僧侶が執り行います。

最後に道歌を披露しました


盛大な拍手が起こりました

 

「葬式仏教」と呼ばれる日本仏教への批判の論調が盛り上がったこともあります。しかしながら、これまでずっと日本仏教は日本人、それも一般庶民の宗教的欲求を満たしてきたことを忘れてはなりません。そして、その宗教的欲求とは、自身の「死後の安心」であり、先祖をはじめとした「死者の供養」に尽きるでしょう。「葬式仏教」は、一種のグリーフケアの文化装置だったのです。最後に、「わたしたちは、日本人の供養のお手伝いをし、日本人の心をゆたかにしていきましょう!」と述べてから、わたしは以下の道歌を披露しました。

 

散る桜 次はわれとぞ思ひつつ

   亡き人しのぶ心うるはし  庸軒

 

それから、部門長挨拶が行われました。最初に宮崎事業部長である尾崎取締役、続いて葬祭部門の責任者である谷上取締役、営業部門の責任者である本田課長、そして冠婚部門の責任者である谷口支配人が、それぞれ力強い挨拶を行いました。


挨拶する尾崎事業部長


尾崎事業部長の挨拶を聴く


谷上取締役の話を聴く


本田課長の挨拶を聴く


谷口支配人の話を聴く


山下取締役の挨拶を聴く


挨拶する山下取締役

 

社長訓示の後は、各責任者の挨拶がありました。最初に、尾崎事業部長、続いて葬祭責任者の谷上取締役、営業責任者の本田課長、冠婚責任者の谷口支配人、最後は北九州からわたしに同行した山下取締役が挨拶しました。みんな、そのへんの統一地方選の候補よりもスピーチがうまいので驚きました。

令和5年度第一四半期優秀募集賞の表彰式のようす

心をこめて表彰状をお渡ししました

その後、「令和5年度第一四半期表彰」として、第一四半期優秀募集賞の表彰式を行いました。第1位の甲佐美香さん(日向営業所)、第2位の牧野イツ子さん(延岡テレホン営業所)、第3位の畑田栄美さん(延岡テレホン営業所の3人をさせていただきました。

第一四半期優秀情報賞の表彰式のようす


表彰者との記念撮影のようす

 

続いて、第一四半期優秀情報賞の表彰式を行いました。第1位の田島麻理子さん(延岡営業所)、第2位の畝原克代さん(日向営業所)、第3位の甲斐牧美さん(日向営業所)の3人を表彰させていただきました。

これが、「和のこえ withコロナ」だ!!

ガンバロー!✖️3


頑張って行こう!!

最後は、もちろん一同礼!

退場のようす

サンレー宮崎に幸あれ!

 

最後は、「和のこえ withコロナ」を行いました。音頭を取ったのは、昔は秀吉に似ていて、今はゴルゴ13に似ている営業推進部の本田課長です。それから、国旗・社旗拝礼、閉式の辞、社長退場・・・・・・こうして宮崎総合朝礼はめでたく終了。全員の心が1つになりました。その後、事業部会議を行ってから、昼食。夕方からは、佐久間会長の代理で開かれる マリエールオークパイン延岡の祝賀会に参加いたします。

 

2023年4月21日 一条真也